コラム
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古き鍛冶職人の粋
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- 広瀬 義博川口店
2018.01.31
~手斧に刻まれたキズ跡の秘密~
日本は古くから、自然の精霊や神々を祀り
祈りを捧げる事で、われわれ人間は
自然界で活かされているという
敬意と尊厳のなかに信仰心がありました。
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それは、山や海で狩りをする
狩人・仕事人にとっては猶更のこと・・・・・
それに使う道具にもまた同じこと
それは道具に表れており、
古い鍛冶職人は 道具(手斧)に
魂と縁起かつぎも 込めて製作しておりました。
斧の腹面に溝キズの様な
樋(ひ)の彫込みが成されております。
●三本の樋は「ミキ」と呼び
(御神酒)を表しています。
●四本の樋は「ヨキ」
(地・水・火・風)を意味します。
山仕事を生業にする者として、
一人前になるまでは、
山に捧げる供物を表す「ヨキ」
四本の樋を斧に刻むだけとなる。
それとは別に
三本樋は 鍛冶屋・三代続いた者のみ許された
証の、伝統的な掟が表現されています。
~そういう事です~
どうです~?
渋くないですか~!
粋だね~!!
日本人としてのカッコよさが
滲みでていると感じます!
われわれ現代人も、もう一度、
自然界に敬意を払う時に
きているのではないのでしょうか・・・・・
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アクト歴10数年、バイトからの叩き上げ。造形職人として鳴らした腕は伊達じゃない!
妖怪・UMA~巨大ゴジラまで、リアルな造形物は見たものを本気で震え上がらせますよ!
ぶっ飛んだ、クレイジーな発想と、センスに満ち溢れた小話には定評のある胡散臭く器量の良い男でございます。
※草加店も兼任しています。草加店でも宜しくお願いします。