コラム
COLUMN

砥ぐ心

工具に関する豆知識
戸田店スタッフ  Kinoshita.M
Kinoshita.M所沢店

皆さん如何お過ごしでしょうか?季節の変わり目で風邪で鼻ずるずるのアルパカです。今回は2回目の投稿となります。

皆さん刃物砥いだことありますか?

昭和の時代では各家庭に必ずあった砥ぎ石、用途としては包丁を研いでいました。時代がすすみ平成、令和となり今や包丁は電動シャープナーや砥ぐよりそもそも新しいの買った方が安上がりだったりします。ではなんで今さら砥ぐに注視したか?

それは砥ぐ事が仕事で必要だからです。恐らく「砥ぎ」について私より知っている(拘っている)方はアクト内でも沢山いらっしゃると思います。私はそんなに詳しくないのですし砥ぎ方も我流です。でも砥ぐの好きなんで砥ぎが必要なものがあれば自ら進んで砥ぎます。

こう言っては何ですが、砥ぐのって大変です。砥いだから値段を上げられる訳でもなく、時間を掛けている割には生産性は低いので出来れば「やりたくない」と思う人も多いと思います。

この間、私が砥いだ鉋と同銘柄の砥いでいない鉋、両方お買上げのお客様を見かけました。両方とも値段が一緒だったのです。複雑な思いでした。「砥がなくても売れるのか?」と思ってしまいました。だけどこれは拘りの世界かな?と考え直す事としました。私なんかが砥いだ鉋を使ってくれる。それだけで光栄なことだと。。。。

さて、砥ぐには砥石が必要ですよね?

砥石には番手があります。

とりあえず一本買うなら1000番、少し切れ味が落ちてきたと思ったらまめに研いで下さい。
切れ味がかなり落ちるまで頑張って使う人は320番で研いでから1000番で研ぐといいでしょう。1000番以上の砥石が必要かどうかは用途によって変わると思いますが、1000番で満足できない場合には1500番、2000番、5000番、8000番、12000番、30000番まであります。番手が上がれば目が細かくなります。

これとは別に天然砥石があります。天然砥石はそれこそピンキリで二度と産出されない数十万するものからお手頃な二万円くらいのものまで沢山あります。少しでも興味がある方は調べてみると楽しい?です。この辺は私より詳しい方の方が多いと思うので、この程度のご案内とさせて下さい。

本題に戻りますが、

何故砥ぐんでしょうか?

それは切れ味が悪くなったりするからって当たり前の事だと思うんですが、特殊なお仕事の宮大工さんや職人さんは生活が掛かっているから、自分の道具を手入れする為に砥ぐのではないでしょうか?その方が切れ味が保てて効率が良くなるからですね。つまり好きでやっているとは限らないと言うことです。前記の通り、砥ぎは大変です。面倒くさいです。でも拘りを持つことで道具は活かされます。砥いだ道具を使いこなすことで最大の能力を発揮します。そんな職人達の無垢の思いが私は好きです。「誰かに役に立ってもらう」意気込みで今後も砥いで行きたいと思います。

最後に砥ぎは深いです。このコラムに少しでも興味をもって頂けた方、「俺も拘ってるよ」と言う方いらっしゃいましたら、是非続いて投稿して頂けたらと思います。

ではまたノシ

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勤続5年半程 2019年4月に所沢店に移動。2019年8月に戸田店へ移動
周りからは「きのぴー」とか「アルパカ」って愛称で言われています。休日は主に娘のお世話で一日が終わります(汗。趣味はオークションでの古物集めです。
今一番欲しいものは自分用のパソコンです(これも娘が占拠してます)。

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