COLUMN
電気カンナ、替刃式?研磨式?
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- アクトツール サルトくん戸田店
2019.05.24
目次
■ご挨拶
こんばんは!
アクトツールのTwitter担当1号です。
令和元年ですね!おめでとうございます。
私事ですが、実は令和に年号が変わった日に誕生日を迎えました。
もともとめでたい空気とあいまって、人生で一番多くの人に祝って頂いたような気がします。
なお、とある同僚からは2年連続でお酒をもらいました笑
■本題にはいりまして
さて、工具コラムらしいことをひとつ。
今日お話ししたいのは「電気カンナ」について!
ひとつ前が「研ぐ」お話ですが、そのつながりということで。
アクトに入る前はネジをどちらに回せば締まるのか、どちらで緩むのか……なんてことすら知らなかった私が、
誰かに教えられずに自力で真実(?)にたどり着いたエピソードです。
■電気カンナって…
替刃式と研磨式がありますよね。
あれってどこで見分けるんだろ?
本体に書いてあるときもあるけれど、そうでないときもあるし、
同じ型番でも替刃式と研磨式両方ある……なんてことを考えてたのです。
悲しいことにお客様がぜんっぜん来ないのんびりしたとある日に、
売り場にあった電気カンナを観察してみよう!と思い立ちました。
刃の形状で違うのだから、絶対刃のところに何かあるんだろうな、と思って
もうひたすら。ひたっすらに見比べました。
今思えば替刃式と研磨式が両方あってよかったです。
このコラムを書く際には、店頭に替え刃式しかなかったので、
掲載した写真はもちろん「替え刃式」のものです。
■「替刃式」と「研磨式」
読んで字のごとく、消耗品であり鈍ってしまう刃を
「替えながら(交換しながら)」使っていくのが→替刃式
「磨きながら」使っていくのが→研磨式、です。
この2つは、そもそも刃を取り付ける部分の形状が全く違うので、互換性はありません。
購入の際にどっちのが使いやすいか、きちんと決めることをお勧めします。
コスパでいえば、どっちも大して変わらないだろうし、
研磨式の刃を均一に研ぐ労力と技術と時間……って考えちゃうと、
私だったら迷わず替刃式にしちゃうかも、と思ってしまいます。
あくまで私は!ですが。あくまで。
替刃式の刃って売ってるの?という場合はご相談ください。
ネットショッピングなら結構売っていますし、
お時間は頂きますが、メーカーによっては取り寄せ可能です。
(ただし!仕入れなのでアクト価格……とまではいかないです、ごめんなさい)
■写真で見てみよう。
この赤く丸をつた部分が「刃」です。
消耗したり欠けたりしたらこれだけ交換すればいいんです。
観察したときも
『これ、絶対交換できるやつだ!』
『こっちは消耗品交換という気配がしない』
といったように、パートさん(川崎店のPOP職人さんです)と一緒に発見しました。
こんな風に替刃式(左)と研磨式(右)、刃の形状も全く違いますよね。
ホームセンターさんなどで刃を探すときにも、見分けは付きやすいかと思います。
■電気カンナを選ぶ時のポイント ~刃の形状以外で~
大事なのはもちろん!刃の幅です。切削幅、ともいいまして
そのカンナでどれだけの幅を削ることが出来るのか、ということを示します。
アクトツールで働いていると、主流なのは「82mm巾かな?」という気がします。
よく入ってくるのも、買われていくのもこの幅が多いです。
この幅で十分角材なども加工できますし、あんまり大きいと同時に重くなっちゃいますからね。
パッと見、切削幅がわからない、という場合は型番を見てみてください。
例えばマキタならKP0800A→82mm幅、1911B→110mm幅、といったように
型番になんとな~くその幅がわかるようになっています。
ただし!充電式はまた別の型番です。
たとえばKP140DZ、あるいはKP180DZ。
40mm幅?……いえいえ、違います。
前者は14.4Vバッテリー用、後者は18Vバッテリー用です。
最近は82mm幅でなら充電式も出てきましたので、
取り扱いのしやすさや作業環境によって選んでみてください!
■鉋の経験談
電気ではなく、古くからある手で取り扱う鉋。
これは刃の調整も水平になるよう自分で調整しなきゃいけないし、
なにより刃が水平になっていたところで、まっすぐひけるかどうかは別の話!
職人さんでもまともにひけるようになるまで数年かかるとか……。
以前柏店に1日お邪魔した際に、少うしだけ体験させてもらいましたが、
もう全然ダメでした…。まっすぐひけない。削り滓が途中でちぎれるわ、逆に厚すぎるわ、
入社時から『ほんっと不器用だな…』と言われていた不器用さを遺憾なく発揮させてしまいました。
■〆のご挨拶
ここまで、はじめてのコラムを読んでいただきありがとうございました。
よし、カンナを使ってみよう!という方は遠慮なく、電話や店頭でご相談くださいませ!
あるいは、『この工具、倉庫に転がってた!』なんて方も、
アクトツールでは買取も行っています。
……なんて、最後に宣伝を混ぜ込んでしまいすみません。
アクトツール戸田店にて、お待ちしています!
■次回予告
次回は、高校時代に体験した部活の話から!
きちんと工具に関連させますのでご心配なく!
それではまた、新緑薫る五月、暑くなってきましたが元気にお過ごしくださいませ!
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