「西洋鉋(カンナ)」業界のロールス・ロイス!リー・ニールセンとは?

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鉋(カンナ)と呼ばれる工具をご存知でしょうか?

カンタンに言えば、材木を削ってなめらかにする大工工具です

カンナにはたくさんの種類があり、西洋式の鉋というものもあります。

今回は「西洋鉋」のロールス・ロイスと言われる「リー・ニールセン」について解説し、あわせて西洋鉋の特徴も紹介します。

この記事でわかること
・西洋鉋の概要
・リー・ニールセンの概要
・西洋鉋の特徴

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鉋には日本式と西洋式がある

西洋鉋 PROMOTE

(引用:モノタロウ


鉋は日本だけのものではなく、西洋式の「鉋」もあります

大きな違いは下記のとおりです。

特徴
日本式 鉋を手前に引いて作業をする
西洋式 鉋を奥に押して作業をする

つまり日本式と西洋式では、作業スタイルが異なるのです

実は日本の「引いて」作業をする鉋は、世界的にはない形状。
世界的には鉋を「押して」作業をする種類しかありません

その中日本は独自の発展を遂げ「引いて」作業をする鉋が一般的になったのです。

元々日本の最古の鉋は「柳の穂」の形をしている槍鉋で、交易品として「押す」鉋が入ってきました。

「押す」タイプの鉋が輸入されても、日本では流行ることなく「引くタイプ」の鉋が普及する結果となっています

リー・ニールセン(Lie-Nielsen)とは?

(引用:TOOLS.GR

今回紹介したい西洋鉋は「リー・ニールセン」と呼ばれるものです。

一部の方からは高級車ロールス・ロイスになぞらえて「鉋界のロールス・ロイス」とも呼ばれています。

洗練されたデザインと重量感のある高級感が特徴で、「高級鉋」の一つです。

たとえばAmazonを見ると、日本製の鉋は「2,000円」〜「5,000円」程度です。

一方リー・ニールセンの鉋は「3万円」〜「6万円」で販売しており、海外の有名木工職人やアーティストはリー・ニールセンを愛用しているイメージ。

西洋式もアリかも?

押して使う鉋なので、最初は台座の調整など時間はかかると思いますが…

使い勝手はとても良く、刃研ぎは日本の鉋に比べても大きな差はありません

メンテナンス自体もしやすいので、西洋式を選ぶのもアリだと思います。

また、初めて鉋を使うなら「使いにくい…」とは思わないはずなので、最初から西洋式の鉋を使うのも選択肢の一つかもしれませんね。

用途に合わせてたくさんの鉋がある

西洋式の鉋にも作業に合わせてさまざまな種類があります。

ブロックプレーン

比較的軽い鉋の一つで、小回りがききやすい種類です。

ちなみに「スモールブロックプレーン」と呼ばれる鉋も存在します。

ベンチプレーン

持ち手がついた西洋鉋のことを総称して「ベンチプレーン」と言います。

その中でも種類が分かれており「スムーズプレーン」と呼ばれる鉋があります。

名前のとおり、滑らかに仕上げるための仕上げ鉋です

他にも「何でも屋鉋」と言われるジャックプレーンという種類があり、擦り取るように使用します。

一般的に西洋鉋は「逆目」「堅木」に強いですが、極端に硬い木には弱いです

そのような木の作業をするときによく使われます。

他にも「洗い素材のカップやねじれをなくす」スクラブプレーンや、コーナーを削る「ショルダープレーン」と呼ばれる鉋も。

作業用途にとって使い分けもできるので、西洋式の鉋を選択肢に入れてもいいかもしれませんね。

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西洋鉋の特徴

押して削る

日本の鉋と大きく違う特徴として、西洋鉋は「押して」削ります
西洋鉋自体かなり重いため、作業をする際に力があまり必要ではありません。

ただ、その重さが原因で日本の鉋のようにスピーディーな削り方は苦手です。

台の調整が不要

西洋鉋は「台の調整が不要」という特徴もあります。
そもそも鉋は「台」と「刃」で構成されている工具で、台を調整して平面にすることで削る材料も平面になります。

つまり台が曲がっていれば、削る材料も曲がって削れてしまうのです。

日本の鉋は使用している材質上、作業をしている中で台に凹みが出てきてしまい、その度に修正が必要となります。
一方西洋鉋の台は「鋳鉄」で作られているため、台が歪んだりすることもないため、台の調整が不要です。

ここまで聞くと「台の調整もいらないなら、西洋鉋の方がよくない?」と思うかもしれませんが、実はそうではありません。

西洋鉋は購入する商品によって品質が異なり、そもそも購入した最初から「台」が歪んでいるケースもあります。
その場合は鋳鉄を自分で削ったりしながら調整をすることになるため、日本の鉋よりも難しい作業になることもあります。

まとめ

 

実は「鉋」というのは日本独自の工具かと思いきや、海外でも使われる工具です。

建設現場では日本式の鉋をよく見ますが、物を作るアーティストは西洋式の鉋を使っているイメージが強いですね。

もしこれから鉋を使う方は、西洋式を検討するのも面白いかもしれませんね!

ぜひ、検討してみてください(^^)

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