【プロ解説】ボルトとは?種類・用途まとめ【3分でわかる】

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ボルト種類
       

建築現場ではもちろん、DIYなどでも一般的に使用されるアイテムであるボルト
さまざま種類や形状があるボルトですが、頭部の形や使用用途など一つひとつ異なっており、それぞれに特徴があります。
うまくボルトを使い分けることによって、最終的な仕上がりもよくなります。

今回の記事では、そんなボルトの解説と種類の紹介をしていきます。
ボルトについて詳しく知りたいという方は、ぜひ参考にしてみてください!

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ボルトとは?用途は?

ボルトは、ナットなどの対象物を挟みながら、回して締めつけて使用するネジの仲間です。
大きくて太いのがボルト、小さいものが小ねじと呼ばれます。
ねじはそのまま使用するのに対し、ボルトはナットやワッシャーなどの対象物を間に挟んで使います。
ボルトはさまざまな機械や建築物などにも使用されますし、最近ではDIYなどでもよく利用されるポピュラーな道具です。

ボルトの側面には、締め付けやすいように細かい溝があります。
その溝のおかげで一度締めたら抜けづらくなっており、縦方向の力に対して強い性質をもちます。
頭の部分の形はさまざまで、ドライバーが差し込みやすいよう十字の溝があったり、六角レンチなどで締めやすいよう六角形にくぼんでいるものも多いです。
上記の写真のように、頭の部分は平になっている六角ボルトもよく利用されます。

ボルトの種類は?

どれもよく似ているように見えるボルトですが、実はさまざまな種類があります。
それぞれには用途と特徴があり、うまく使いこなすことが大切です。
ここでは、よく使用されるボルトをひとつずつご紹介します。

六角ボルト

(引用:モノタロウ

六角ボルトは、頭の部分が六角形の形をしているボルトです。
一般的に「ボルト」というと、このタイプを指していることが多いです。
六角形の部分をスパナなどで挟み、締めたり緩めたりして使用します。

六角穴付ボルト

(引用:モノタロウ

六角穴付ボルトは、筒形をした頭部に六角形の穴が開いているボルトです。
締め付ける際には、スパナではなく六角レンチを使用します。
小型の六角レンチで締め付けが可能なので、機械や電気製品の内部など狭い場所で特に活躍します。
組み立て家具などでもよく見られるボルトです。

ボタンキャップボルト

(引用:モノタロウ

ボタンキャップボルトは、頭部が丸みを帯びた半球形になっている六角穴付ボルトです。
頭部はボタンのような見た目をしています。
頭部は低めに作られているので、特に目立たせたくない場所などで使用されます。

皿頭ボルト

(引用:モノタロウ

皿頭ボルトは、頭の部分が皿のように平らになったタイプの六角穴付ボルトです。
丸みを帯びたボタンキャップボルトと違い、頭が平らなので打ち付けた表面に出っ張りを出したくない場合に使用します。

蝶ボルト

(引用:モノタロウ

蝶ボルトは、頭部に蝶のような形の取っ手がついているボルトです。
蝶の飾りがついたような見た目はなんだかかわいいですよね。
この取っ手部分を手でまわして締めることができるので、工具を使わずとも取り外しが自在にできる便利なボルトです。
特にボルトを取り外す機会の多いところでよく利用されます。
ウイングボルトとも呼ばれます。

アイボルト

(引用:モノタロウ

アイボルトは、頭の部分がリング状になっているボルトです。
穴の部分に紐やワイヤーなどを通して使用します。
輸送や機械類の吊り上げの際にはよく見かける工具です。
最近では、DIYや日曜大工などでもなにかものを吊り下げる際によく利用されています。

U ボルト

(引用:モノタロウ

Uボルトは、両端に雄ねじが切られているU字型のボルトです。
他のボルトの場合はボルト自体を回転させて締めるのに対して、Uボルトはナットを使用して反対側から閉じるように締めます。
主に配管を固定するとき に使用され、配管の直径によって使用するサイズが決まります。

アンカーボルト

(引用:モノタロウ

アンカーボルトは、建造物や設備機械などをコンクリートの土台に結合させるために使用するボルトです。
あらかじめ土台にアンカーボルトを埋め込んで使用します。
とても頑丈なので、一度埋め込むと外れない仕組みです。

羽子板ボルト

(引用:モノタロウ

羽子板ボルトは、頭の部分が長方形に穴の開いたような形をしたボルトです。
名前のとおり、羽子板のような形をしています。
主に木造軸組工法の建物で使用される、補強金物のひとつです。
地震や台風などが起こった際に梁がはずれて落ちてしまうのを防ぐために、主に梁の両端部に取り付けて使用されます。

スタッドボルト

(引用:モノタロウ

スタッドボルトは、頭の部分がなく軸だけのボルトです。
軸の両端、もしくは全部が雄ねじになっているのが特徴です。
片側を機械や装置などに植え込んだ後に、反対側から部品をとりつけナットで締めて固定するために使用されます。
使用するときまでネジの長さがわからない際に便利です。
植え込みボルト、すん切りボルトとも呼ばれます。

ハイテンションボルト

(引用:モノタロウ

ハイテンションボルトは、高い強度と強い締め付け能力のあるボルトです。
普段はあまり目にしないような、鉄骨造の建物や橋の接合部などによく利用されます。
高力ボルトとも呼ばれます。

ケミカルアンカーボルト

(引用:モノタロウ

ケミカルアンカーボルトは、機械装置を確実に固定したいときに使用する接着剤で固めるタイプのアンカーボルトです。
まるでボルトには見えないカプセルの中には、エポキシ樹脂と呼ばれる接着剤が入っています。
そのカプセルをコンクリートに開けた穴に差し込んで、上から全ネジなどをねじ込むと、カプセル内の樹脂が化学反応を起こして固まる性質になっています。
重量のある機械装置や、アンカーに高負荷がかかると想定される場合には便利なボルトです。

ボルトの素材と強度は?

ボルトの主な種類の確認ができましたか?
ボルトはさまざまな素材を用いて製造されるため、強度や耐食性も一つひとつ異なります。
今回は、主な素材・強度・表面加工に関して簡単に解説をしていきます。

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素材

まずは、ボルトを製造する際に使用される主な素材の紹介です。

S45C・H

機械用の炭素鋼 S45 に、焼入れ・焼き戻し処理をして強度を上げたもの

ステンレス

サビにくく耐食性に優れている

アルミ

強度は弱まるが、軽くて加工がしやすい

チタン

軽い上に強度が強く、耐食性に優れている

燐青銅(リンせいどう)

有害物質を含まない金属で、強度が高い

ポリフェニレンスルファイド(PPS)

耐熱性・耐薬品性・寸法安定性に優れる

塩ビ(PVC)

絶縁性・難燃性・耐候性に優れる

ポリプロピレン(PP)

軽量かつ耐薬品性に優れる

ポリカーボネート(PC)

無色透明で、耐衝撃性・耐熱性・耐寒性に優れる

強度

ボルトはサイズが同じでも、素材や加工のされ方によって強度が異なります。
JIS では、以下の10 段階に強度区分を設けています。
※ステンレスボルトは別規格

  • 3.6
  • 4.6
  • 4.8
  • 5.6
  • 5.8
  • 6.8
  • 8.8
  • 9.8
  • 10.9
  • 12.9 

降伏点とは

ボルトは通常締めたり緩めたりできますが、締め続けてある点を超えると緩められなくなります。
この点を降伏点といいます。
降伏点を超えても締め続けるとボルトは破損してしまうので、使用する際には降伏点は意識するようにしましょう。

表面加工

ボルトの耐食性を上げるためには、さまざまな表面加工の方法があります。

クロメート
亜鉛メッキ加工処理後の、耐食性を補うための加工。
均一にメッキ加工をすることができ、かつ低価格でできるので量産加工によく利用される。
三価クロメート
有害物質である六価クロムは使わず、三価クロムを代用する加工。
ニッケル
ステンレスや鋳物などに適したメッキの加工。
耐薬品性・耐食性に優れており、装飾品などによく利用される。
クローム
下地にニッケルメッキを、その上にクロムメッキを重ねた加工。
耐食性がとても強く、光沢もある。
黒クローム
摩耗性・耐食性・耐熱性に優れた加工。
漆黒の色が特徴的で、装飾品などによく利用される。
黒ニッケル
下地にニッケルメッキを、その上に黒い亜鉛とニッケルの合金メッキを重ねて変色を防ぐ加工。
ガンメタリックとも呼ばれる。
黒色酸化被膜
鋼鉄に酸化被膜を重ねてサビにくくする加工。

まとめ

いかがでしたか?
今回の記事では、種類が多くて混同しがちなボルトの解説と、代表的な種類を紹介させていただきました。
きちんとボルトを使い分ければ、最終的な仕上がりや耐久性が格段によくなります。
使用する際には、用途や素材に合わせて適切なボルトを選ぶようにしましょう!

それでは、また次回の記事でお会いしましょう!

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