【工具屋解説】チップソーカッターの選び方とおすすめ6機種を厳選

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チップソーカッター
工具のプロ  サルトくん
サルトくん
 

金属の切断に主に使われる電動切断工具である、チップソーカッター

別名、チップソー切断機や金属カッターとも呼ばれています

近年では持ち運びしやすい小型なものや、充電式でもパワーの衰えないものなど、従来のモデルに比べてさらにスペックの高い商品も増えてきました。

チップソーカッターにはよく似た工具に丸ノコもありますが、どのように使い分けたら良いのでしょうか?

そこで今回の記事では、チップソーカッターの特徴や選び方のポイントの解説、さらに記事の後半ではアクトツールが選んだオススメの機種をご紹介します。

チップソーカッターをお探しの方は、ぜひ参考にしてくださいね。

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チップソーカッターとは?

(引用:モノタロウ

チップソーカッターの用途

チップソーカッターは鉄や鋼管など、主に金属類を切断するために使用する電動工具です。
ディスク上の刃の先には超硬チップという切れ刃がついており、それを高速で回転させることによって硬度の高い金属でも切断することができます。

ディスクグラインダ―も同じように金属の切断によく用いられますが、チップソーカッターはディスクグラインダ―よりも火花が出にくく、安全です。
また、ディスクが大きいので切断スピードも速く、切断面も美しく仕上げられます。
逆にディスクグラインダ―は小さいので取り回しがしやすいことや、チップソーの値段が安いことなどがメリットになります。

丸ノコとの違い

(引用:モノタロウ

形状がよく似た工具に丸ノコがあります。
チップソーカッターが金属の切断に用いられるのに対して、丸ノコは木材の切断に利用される工具です。

まずは使用する刃が違います。
丸ノコのディスクにはびっしりと円周上に刃がついていますが、チップソーカッターのディスクには横長の四角い刃がついていて数も少ないです。

刃の数は少ないですが、刃1つ1つの強度が高く
なっており全体の摩擦を減らす効果があります。
とはいえ、チップソーカッターの刃を丸ノコに装着すれば同じように作業ができるというわけではありません。

チップソーカッターの回転数は、摩擦熱による刃の焼けを防ぐために、丸ノコに比べて遅めになっています
チップソーカッターは、摩耗をできるだけ防ぎながら硬い金属の切断に最適な形状になっているのです。

チップソーカッターの選び方

それではここからチップソーカッターの選び方について紹介します。

先に選び方をまとめると、

・作業場所に適した用途の形状(ハンディ・定番・ハイブリッドタイプ)を選ぶ
・AC電源式か充電式から選ぶ
・付加機能で選ぶ
・メーカーで選ぶ

上記4点が非常に大切で、下記から一つずつ見ていきましょう!

形状

(引用:モノタロウ

チップソーカッターは、大きくわけて3つの形状があります。
形状により適した用途があり作業場所が変わってくるので、作業内容を事前に考えたうえで選ぶようにしましょう。

ハンディタイプ

ハンディタイプは、持ち運びがしやすいコンパクトサイズのものが多く、土台のスタンドがありません。
切断したい場所に持っていって、気軽に使える取り回しのしやすさが魅力です。
より取り回しのしやすいコードレスタイプがオススメです。

定置タイプ

定置タイプは、ハンディタイプよりもより精密な作業に向いています。
土台となるスタンドに切断する鉄パイプなどを固定して、ブレード部分を少しずつ下げながら切断します。
大きすぎる素材には使えませんが、少しずつ切断するので繊細な作業が可能です。
チップソー切断機とも呼ばれています。

ハイブリッドタイプ

ハイブリッドタイプは、ハンディタイプとしても、定置タイプとしても使えます。
通常は定置タイプとして、移動して使うときはスタンドから外してハンディタイプとして使える2wayタイプです。
値段は多少高価になりますが、作業の幅が広がりるのでオススメです。

AC電源式or充電式

(引用:モノタロウ

AC電源式

電源が確保できる場所での利用で、大量のパイプを切断する際などは、充電切れの心配がないAC電源式が適しています。
コードがあるので取り回しはよくありませんが、とくに移動の必要がない場合は気になりません。
定置タイプであれば、ほとんどがAC電源式となります。

充電式

機動性を考えれば、断然充電式がオススメです。
ハンディタイプを選ぶ場合は取り回しのしやすさが魅力となりますので、充電式を選択しましょう。
屋外で利用する場合や、自在な形状に部材を切り出したい場合などに重宝します。

付加機能

集じん機能

チップソーカッターで金属を切断すると粉じんが発生しますが、誤って吸い込んでしまうと健康に悪いのはもちろん、片付けも大変です。
そのため、チップソーカッターを選ぶ際には集じん機に接続ができるタイプが便利です。
集じん機能付きのチップソーカッターは、ハイコーキやマキタなど、さまざまな人気メーカーから販売されています。

サイレントモード

チップソーカッターを使用する際に避けられないのが騒音です。
近年では騒音のうるさすぎないサイレントモード搭載のチップソーカッターも販売されています。
住宅地内で使用する際や、リフォームの際などにもオススメです。

メーカー

(引用:マキタ

(引用:ハイコーキ

チップソーカッターは国内外さまざまなメーカーから販売されています。
とくに人気なのが、マキタ・パナソニック・ハイコーキの3メーカーです。

メーカー選びで迷う場合は、既にお持ちの電動工具のメーカーに合わせるのも良いでしょう。
充電式であればバッテリーを使いまわせるので、チップソーカッター本体のみを購入するだけで済むので初期費用を抑えられます。

オススメのチップソーカッター6選

チップソーカッターの特徴や、選び方のポイントがおさえられましたか?
ここからは、工具のプロであるアクトツールが選んだオススメのチップソーカッター6選をそれぞれのタイプにわけてご紹介します!

ハンディタイプ

パナソニック 充電パワーカッター EZ45A2 デュアル(14.4V/18V対応) EZ45A2XM-H

パナソニックのEZ45A2は、14.4Vと18Vの2電圧に対応
18V使用時には回転トルクが25%アップするので、14.4Vと比べてかなり楽に切断ができます。
ダストケースで切り粉の飛散を防いでくれますし、市販の集じん機に接続できるタイプなので、周囲を汚すことなく作業後の清掃も簡単です。
取り回しのしやすいコードレスなので、屋外や高所での作業にもオススメです。

電源 14.4V/18V
回転数 18V:0~4,500回転/分
14.4V:0~3,600回転/分
寸法 343 × 228 × 160 mm
重量 ‎2.75 kg

マキタ 125ミリ充電式チップソーカッター 40Vmax CS003GZ

マキタのCS003GZは、40Vmaxシリーズのハイパワーが魅力です。
コンパクトボディながら、切断スピードはマキタの従来機(14.4V)と比べて約2.8倍、最大の切り込み深さは46㎜!
メタルスタッドや炭素鋼鋼管など、さまざまな部材を高速で切断できます。
ハイパワーブラシレスモータ搭載により、長寿命設計なのも嬉しいところです。

電源 36V(40Vmax)
回転数 0~3,900回転/分
寸法 269 × 188 × 245 mm
重量 ‎2.9 kg

定置タイプ

マキタ 充電式チップソー切断機 125mm LC540DZ

マキタのLC540DZは、軽量かつコンパクトなボディの定置型チップソーカッターです。
定置型ですが重さは5.5kgほどとなるので、移動の多い現場でも手軽に持ち運びができます。
コンパクトな作りでもパワーは十分で、1回の充電で鋼管約45本(外径34mm×厚さ3mm)を切断可能
高輝度のLEDライトがついているので、薄暗い現場や手元が暗い場所でも刃先が見やすいのが助かります。

電源 14.4V
回転数 0~3,600回転/分
寸法 ‎352 × 192 × 333 mm
重量 ‎5.5 kg

ハイコーキ チップソー切断機 刃径305mm AC100V CD12F(N)

ハイコーキのCD12Fは、金属鋼管や金属角パイプなどの切断に適しています。
ブレードの上下運動を楽にしてくれるスプリングが採用されており、軽い力で刃の上下が可能です。
しっかりと固定用のバイスでスタンドに固定すれば、安定した切れ味を実現し、断面も美しく仕上げられます。
ステンレス用チップソーを使用すれば、ステンレスパイプ・ステンレスアングルの切断も可能です。

電源 AC100V
回転数 0~1,400回転/分
寸法 470 × 270 × 590 mm
重量 ‎19 kg

ハイブリッドタイプ

ハイコーキ 14.4V コードレスチップソーカッター CD14DFL(NN) 

ハイコーキのCD14DFLは、1台で2役をこなすハイブリッドタイプです。
安定した状態で切断できる定置タイプと機動性を備えたハンディタイプのどちらも好きな使い方ができます。
ハンディタイプで使う際にはうれしい充電式ですが、1充電当り電線管約110本カットできるという作業量の多さが魅力です。
スタンドにはワンタッチバイスを採用。
ワンタッチバイスによって切断材料の固定や取外しが素早く行えるので、無駄なくスピーディに作業ができます。

電源 14.4V
回転数 0~3,600回転/分
寸法 394 × 216 × 365 mm
重量 ‎6.3 kg
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チップソーカッターを使うときのポイント

チップソーカッターを使うときは、火花が出ないように切断するのがポイントです。

通常の切断砥石では火花が多く出るように作業を行う一方、チップソーカッターの場合は火花を出すと材料に焼きが入ってしまい、チップの消耗が速くなってしまいます。

また力を加え過ぎるとモーターに負荷がかかってしまうため、適切な力で作業を行いましょう。

まとめ

いかがでしたか?
今回の記事では、金属の切断に最適な工具であるチップソーカッターについて解説させていただきました。
チップソーカッターには形状の違いや電源の違い、メーカーなどによって、さまざまな種類があります。
それぞれの特徴を理解して使用用途や費用などを考慮した上で、ご自身にぴったりのモデルを見つけてみてくださいね。

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