COLUMN
海外製のインパクトドライバってどうなの?
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- アクトツール サルトくん
2019.04.04
どうも、営業本部の小林です。
第二回目のコラムとなりました。
今回のテーマは“海外製のインパクトドライバってどうなの?”です。
なぜ日本製のインパクトドライバばかり売れるのか?
これは私自身常々感じている所なんですが、ここ日本での特に私どもアクトツールでのインパクトドライバーの売れ筋はというと
マキタ・日立・パナソニックばかりです。
そうなんです。日本製ばかりなんです。
たまにBOSCH(ボッシュ)なんかも売れたりはしますが、圧倒的に日本製ばかり……。
では、なぜ日本製のインパクトドライバばかり売れてしまうのか……。
私なりの考えとしては、以下の通りです。
【日本製のインパクトドライバばかりが売れる理由】
■メーカーの営業所やお客様相談室がたくさんあるから、保証も故障時もまぁ安心。
■現場や職場でのバッテリー・充電器の貸し借りを考えると、使い回しが出来る同じメーカーが集まる。
■海外製の電動工具=耐久性が低いんじゃないかな?という偏見がまだまだあるのでは?
■オイオイ!重すぎるよ!デカスギルヨ!などというユーザー目線が不足しているんじゃないかという漠然とした不安感。
いろいろ並べてみましたが、結構致命的ですね。
こうなると海外製インパクトドライバはきっと見向きもされません。
でも、Snap-onやMAC Toolsを初めとしたアメリカ製ハンドツールも、スタビレーやハゼットを初めとするドイツ製ハンドツールも、ここ日本で性能・デザイン含め高く評価され実際に良く売れてる。
うーーーん
よくよく考えてみると我々は海外のプロが現場で使う電動工具の事、またそのメーカーの事を良く知らない。
でもよくよく調べてみれば、上であげた日本製インパクトドライバより、秀でた箇所があるんじゃなかろうかと。
さすがに今時、ニッカド電池搭載機なんてないだろうと。
海外製インパクトドライバ 7機種 調べてみた!
ということでさっそく、調べてみました。
海外製インパクトドライバ 7メーカー・7機種です。
(英語を使って日々生活してない私個人の考えで記事を書いてますので、細かい過ちは多々あると思いますが、どうぞご容赦を!)
#1 メタボ社(ドイツ・Metabo) SSD18LTX200
メタボ社(ドイツ・Metabo)のインパクトドライバです。
型番はSSD18LTX200
なんかBOSCH製のインパクトみたいな外観ですね。
18Vの電池の割りにすっきりとしていて軽やかなデザイン。
MAXトルクは150N・mとパワー的には日本製と較べて旧モデル的な印象。
重さは1.4kgとよい数値。海外製工具=重いってわけではないんですね。
個人的にはメーカー名のメタボが嫌かな。
1924年創設と歴史のあるメーカー。
#2 ミルウォーキー社(アメリカ・MilwaukeeTool) M18BLID-402C
続いてミルウォーキー社(アメリカ・MilwaukeeTool)のインパクトドライバ。
型番はM18BLID-402C
ここの製品はみんなブランドカラーである赤。
HILTIみたい。(ちなみにHILTIはリヒテンシュタイン←何処?のメーカー)
MAXトルクは203N・mとハイパワー!
ここにあげてる機種みんなそうだけどちゃんとリチウムイオンバッテリー!
見た感じちょっとでかい。
重量もやや重い1.7kg
車もそうだがパワー=トルクで押し切るアメリカ。
もちろん嫌いではない。U S A!U S A!
#3 デウォルト社(アメリカ・DEWALT) DCF887M2
お次はデウォルト社(アメリカ・DEWALT)のインパクトドライバ。
型番はDCF887M2
ブランドカラーはなんでも黄色!
日本でも展開していた時期があるからこのメーカーを知っている人は多いはず。
でも古いバッテリー性能のモデルは人気がなかった。(当時)
今はどうかというと……
なんか日本のメーカーのトレンドを踏襲している感じ。
サイズ感、特に幅をきりつめているところが良いですね。
ビットも取りつけ易そう!細かい所まで気が利いている。
MAXトルクは怒涛の205N・m!
一体何を締めたいというのか!というほどの狂おしいパワー!
重さもそれほどではない1.6kg
さーこい日本に!
#4 リッジ社(アメリカ・RIDGID) R86037
これはどうかな?リッジ社(アメリカ・RIDGID)のインパクトドライバ。
型番はR86037
ずぅーと今までリジッドだと思っていたのは内緒。
日本でも配管関係ではよく知られたメーカーでインパクトなんか出してたんだと。
ちょっと驚いた。
デザインはランボルギーニっぽく猛々しい。正直かっこいい。
エルゴデザインなんてくそ食らえ、な面と線だけの正直手に持ったら痛そうなデザインが良い。
MAXトルクは嘘だろ!という254Nm!
健全な男子が求めるのはパワー+かっこよさ!それを体現したようなインパクト。
本体だけで65ドル(7,000位)と比較的安価。
いざ手にすると安っぽいという嫌な予感もするモデルでもある。
重さは1.6kg
#5 ポーターケーブル社(アメリカ・PORTER-CABLE) PCCK647LB
ポーターケーブル社(アメリカ・PORTER-CABLE)のインパクトドライバ。
型番は PCCK647LB
日本ではなじみのないメーカーであるが創業1906と由緒あるメーカー。
ぱっと見の ZOIDS(ゾイド)感!
レゴで作られたような外観にこれまで見てきたインパクトと比べると、
MAXトルク158Nmというパワーは若干見劣りしてしまう……
マキタでいうとTD144DRFXくらい。結構前のモデルクラスですね。
でも軽いよ!の1.3kg
本国では15,000円ほどで買えるみたい。ウラヤマシーー
#6 AEG社(ドイツ・AEG) BSS 18C
こいつはAEG社(ドイツ・AEG)のインパクトドライバ。
型式はBSS 18C
AEGはこの中で最も古いメーカー、でも全く知らない。
わたしとおなじ名前のメーカーだが、生産するインパクトはプロ用なのに妙にDIY色が漂う。
配色のせいかな?
中国メーカー製といわれても信じてしまうデザインが残念。
パワーは158Nm、重さは1.6kg。
ほかにこれといっていうことは無いです。
#7 ロックウェル社(アメリカ・ROCKWELL) RK2868K2
最後はロックウェル社(アメリカ・ROCKWELL)のインパクトドライバ。
型番はRK2868K2
2005年創業の新興メーカー。
デザイン的にコンパクト感はまるで無し。
特にボディとハンマーケースの接合部が今時あり得ない4箇所ビス止めで、
その部分が膨らんでいるのをよく見て欲しいですね。
メーカーHPはかっこいいが実際に使っている感じは、使用者もでかいがインパクトもでかい感じ。
コンパクト&ハイパワーが潮流のなかでこれはある意味、潔さまで感じる。
でかい!でも軽い1.45kg!パワーは175Nmと十分。
新興メーカーならではの造りのアレな所はありそうだが、よくよく見てみると道具としてのかっこよさは感じる。
たとえでかいとしてもでだ!
値段は18,000円くらいで買えそう。
ヒーロー物映画でもなぜか敵役にシンパシーを感じる御仁にはうってつけなデザインのモデルである。
最後に
ここまで好き勝手言ってきましたが、いかがでしたか?
日本のメーカーに近い思想のモデルもあれば、それとは真逆のモデルもあるんだということがわかり、調べていて個人的には面白かったですね!
海外製のインパクトドライバには、日本製にはない『武骨さ・堅牢さ』が表現されたデザインのものが多く、最近ではDIY関連の雑誌なんかにもよく取り上げられています。
また、海外製のインパクトドライバを使用している人もあまりいないので、持っているだけで ”違いのわかる男” 感が出そうです。
この記事を読んでくださった皆様の、インパクトドライバ購入の際の参考にしていただけたら幸いです 。
くれぐれもお伝えしときますが、これはあくまでイチ個人の感想なので、軽ーく流して読んで頂けたらと思います。
怒らないで下さいね。
次はプロ用ではない海外製のインパクトドライバを調べてみたいですね。
DIYモデルになってくると中国、韓国、台湾製と若干カオスな匂いもしますが、興味深いです。
おっと長くなりましたね!それではまた!
※追記 2019/04/04
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