『研磨/研ぎ』
- サルトくん 戸田店
2019.07.22 2021.03.09
今月もまたまた登場させていただきます!
今回は研磨(研ぎ)について話させていただきます。
研磨ひとつ取っても様々な解釈がありまして、ドリルの先端、鉋、製品の仕上げなど業種により様々な研磨があります。
私も鍛冶工からアルミ加工と色んな製造に過去携わってきたので、1部分ではありますが紹介させていただきます。
先ずは『研磨/研ぎ』とは?
研磨【けんま】
固体表面を他の固体の角や表面で繰り返しこすって平滑にすること。
広義には研削を含むが,ふつう研削砥石(といし)より粒度の細かい砥石
研磨布紙または遊離状微粉砥粒(とりゅう)などの研磨材を用い
手作業または機械で工作物表面を主として塑性的平滑作用もしくは摩擦的みがき作用によってごく微量除去して仕上げる。
金属,レンズ,宝石,石材などの硬質材料の仕上げに応用。
研磨を行う工作機械の代表的なものはラップ盤,ホーニング盤,超仕上盤など。
ほかに化学作用などで結果的に機械的研磨と同様の平滑化やつや出しを行う加工に化学研磨,電解研磨などがある。
コトバンクより引用
言葉で調べると難しいですね。
でも、現在はインターネットで検索すれば大概の事は説明されていますので便利になりましたね!
自分は鍛冶工の時は毎日のようにボール盤で穴あけ、バリ取り。が、日課でした。
技術を習得するまでは、毎日下準備が新人の仕事でした。
で、毎日使うボール盤に付ける鉄工ドリルの刃。
ちゃんと研がないと綺麗に穴あけ~バリ取りが出来ないんです。
毎日のように作業終了後に研ぐように指示され根気よく毎日教わりました。
上司が研ぐと、それはもう滑らかにバリも出ずに穴が開くんです!
その後に自分が研ぐと………..
穴は歪んでバリはガッチリ!
『技』という言葉の意味を目の当たりにした瞬間でした。
一ヶ月が過ぎた頃に、やっと納得いく穴が開いたんです!
でも、次に開けた穴はバリだらけ。
どうしてなんでしょうね?
そんなこんなでちゃんと研げるようになるまでに約1年は掛かったと思います。
でも上司レベルには届きませんでした。
当時はインターネットなんて物は普及していない時代でしたので
『体で覚える』 『習うより慣れよ』
今の40代より上の世代の方には懐かしい言葉じゃないかと思われます。
私も良く言われましたね~
ドリルの研ぎ方を、ちょっと調べてみました。
『逃げ面』
『逃げ角』
『マージン』
『切れ刃』
『外周コーナ』
など、詳し過ぎるほど詳しく説明してあります。
今では、ユーチューブで検索すれば沢山の動画が出てきて便利ですね!
こういったドリルの研ぎ方や、道具の使い方などは調べれば簡単に出てきますので色々と調べてみてください。
簡単ついでに、最近では『ドリルシャープナー』
というドリルの先端を差し込むだけで簡単に研いでくれる物まであります!
これも『ドリルシャープナー』で検索してみてください。
商品ページからユーチューブなど色んな情報が出てきます。
普通にホームセンターで10mmくらいのドリルの刃を購入すると1本1000円以上は簡単に超えてしまいますから
末永く使用するには研ぎながら使うがポイントになりますね!
ちょっとドリルの話しばかりになってしまいましたが、
私自身の知識は薄すぎて大した事は話せないのですが。
鉋なども研ぎは必須な工程ですね。
以前、研ぎ石も色々とあるらしく金額も安価な物から高価なものまで色々とあるみたいです。
これ以上語りますとボロが出てしまいますので、ここで終わりにさせて頂きます。
当社には鉋、鑿に詳しいスタッフが沢山在籍していますので鉋や鑿関係のコラムはいずれ登場すると思います!
楽しみにしていてください。
店頭でも販売している店舗は知識者在籍している店舗ですので是非足を運んでみてはいかがでしょうか?
色々な話が出来ると思います。
最後になりますが、
研ぎなどに使用します両頭グラインダなど買取で当店に入ってきます。
普通に新品を購入するとなると結構いい値段するんですよね!
ですが、メーカーによっては高級なものから安価なものまで色々とあります。
両頭グラインダは基本砥石を回転させるのみの機能ですので1度購入すれば買い替えることもなく使い倒せると思います。
性能自体にも私はあまり差はないと思っています。
中には芯のブレがという方もいますが。
個人的には中古でも安くても、どの砥石を使うか?
で、仕事の効率は変わるのではないか?
と、思っています。
ですので購入を考えている方は、まず何を研ぐのか?
その工程にはどんな砥石がベストなのか?
などを調べながら探すといいかもしれません。
今回はタイトルからのより詳しい話は、そこまで出来ませんでしたが次回はもっと掘り下げて話したいと思います。
今回は、そんな1部分の話しをさせていただきました。
では、また次回 SEE YOU!