丸のこガイドとは?選び方・おすすめ
- Yoshida.K
2022.04.28 2023.10.14
みなさんは丸のこガイドという道具をご存知でしょうか?
丸のこガイドとは、丸のこで切り出し作業をする際に使う便利なツールです。
丸のこガイドを使えば、簡単に美しい直線の切り出しができます。
今回の記事では、そんな丸のこガイドに関する説明と、適切な選び方の解説、さらにはオススメの商品をご紹介いたします。
丸のこをこれから購入する方や、丸のこを使うけど丸のこガイドについては知らなかったという方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
目次
- 1 丸のこガイドとは?
- 2 丸のこガイドの選び方
- 3 丸のこガイドのおすすめ商品10選
- 3.1 タジマ 丸鋸ガイド モバイル MRG-M9045M
- 3.2 シンワ測定 丸ノコガイド定規 エルアングルフィット15cm 78034
- 3.3 シンワ測定 丸ノコガイド定規 Iクランプ ワンタッチ 1.2m 併用目盛 77821
- 3.4 シンワ測定 丸ノコガイド定規 エルアングルライト 77967
- 3.5 タジマ丸鋸ガイド SD1000 MRG-S1000
- 3.6 タジマ フリーガイド PRO200C FG-P200C
- 3.7 シンワ測定 丸ノコガイド定規 ジャスティーⅡ 23cm 78176
- 3.8 シンワ測定 丸ノコガイド定規 TスライドII
- 3.9 タジマ カッターガイド S1200 長さ1200mm CTG-S1200
- 3.10 シンワ測定 丸ノコガイド定規Tスライドダブル 473703
- 3.11 丸のこガイドの使い方
- 4 丸ノコの買取・販売はアクトツール!
- 5 まとめ
丸のこガイドとは?
丸のこガイドとは、丸のこでまっすぐな直線を引く際には欠かせない道具です。
丸ノコ定規、カッターガイドとも呼ばれます。
丸のこはパワーが強いので、丸のこガイドなしでまっすぐに線を引くのは至難の業です。
そこで丸のこガイドをノコ刃に沿って使用することにより、簡単に美しい直線で切断ができるようになります。
とくにプロが行う製材作業では切り出しの精度が求められるため、丸のこガイドは必須のアイテムです。
定規で有名な「タジマ」や「シンワ測定」がトップメーカーです。
さらには、丸のこガイドの使用は安全性にも影響してきます。
刃の後方が素材にあたると、丸のこ本体が後ろに向かって跳ね上がるキックバックという現象が起こることがあります。
キックバックは、切断工具を扱うなかでも必ず避けなければならない最も危険な現象です。
丸のこガイドを使って直線を切れば、キックバックの発生を抑制することもできます。
丸のこガイドの選び方
丸のこガイドにはいくつかの種類があり、それぞれ形状が異なります。
形状によって使い勝手がかわってくるので、使用状況に合わせて適切なものを選びましょう。
形状が決まれば、あとはサイズを選びます。
同じ形状でもさまざまなサイズがあるので、必要に応じたサイズを見つけましょう。
DIYでの使用であれば小型の200mm~300mmのサイズか、大きくても600mmほどの長さがあれば十分です。
製材作業などを行う場合や、合板の最大サイズなどを切断する場合は、1mちかくある丸のこガイドがあると便利です。
以下で、具体的な丸のこガイドの形状を解説していきます。
主な形状としては、以下の5種類があります。
- 三角定規
- エルアングル
- フリーアングル
- 平行定規・Tスライド
- カッターガイド
三角定規
まずは三角定規タイプです。
こちらは、学校の図工でも出てきそうな小型サイズの丸のこガイドです。
基本的には30cm以下の小さなタイプが多く、幅の狭い材料を切断する作業に適しています。
突き当てが両面についているので両面使えますし、45度の切断も楽にできます。
最も軽量でコンパクトなので、腰袋や道具箱にいれて持ち運ぶ際にも便利です。
エルアングル
エルアングルはL字型の丸のこガイドで、直角定規とも呼ばれます。
丸のこガイドのなかでは最も主流の形です。
握りやすいグリップがついています。
ミニサイズであれば200mm~300㎜、通常は450mm~1mほどのサイズが多いです。
細い素材よりも、ある程度幅のある材料に向いています。
フリーアングル
フリーアングルは、幅広い材料に対応できる丸のこガイドです。
三角定規やエルアングルでは、45度や90度など決まった角度でしか切断はできません。
フリーアングルであれば、約15度~160度の範囲で角度を自在に変えて切断ができます。
通常は300mmほどのものが多いですが、大きいものであれば1mちかいものもあります。
あらゆる角度切りに対応できるのであれば、フリーアングルの丸のこガイドさえあればいいようにも思えますよね。
しかし、よく使う角度は45度・90度と決まっていることが多いですし、直角の精度はエルアングルのほうが高いです。
そのため、特別な角度切りを必要としない場合はエルアングルのほうをオススメします。
平行定規・Tスライド
Tスライド(平行定規)はT型の定規の形状をしていて、主に材料の縦引きに使用します。
突き当て部を材料の側面に沿わせながら、材料の側面と平行にカットを行います。
長さのある材料でも切断することができるので、建設現場でも重宝されている丸のこガイドです。
さらには切断幅を固定できるので、同じ幅の材料をたくさんカットする際にも便利です。
60cm程度のものが使いやすいでしょう。
カッターガイド
最後はカッターガイドです。
カッターガイドは、簡単にいうと長い定規です。
1mを超えてくる長い材料を切断する際に使用します。
丸のこガイドとしてだけでなく、通常のカッターで材料をまっすぐに切る際にも便利です。
長さが1m以上ある合板を切断する際には、通常のエルアングルなどでは長さが足りません。
エルアングルをずらしながら使用すると直線がずれてしまう場合もあるので、そんなときにカッターガイドが役に立ちます。
カッターガイドの長さは1mから2mちかくあるものもあるので、作業用途によって使い分けることが大切です。
丸のこガイドのおすすめ商品10選
ここからは、アクトツールが選んだオススメの丸のこガイドを紹介します!
今回は上記で説明した形状から、人気メーカーのタジマとシンワ測定を中心に選んでおります。
タジマ 丸鋸ガイド モバイル MRG-M9045M
(引用:Amazon)
まずは、タジマの三角定規MRG-M9045Mです。
ブレードの長さは200mmの小型のサイズなので、幅の狭い材の切断に使いやすく、持ち運びにも便利です。
軽い素材のマグネシウムを採用しており、終日携帯しても腰に負担を感じさせません。
DIYでの使用はもちろん、プロの方でも5寸材・破風板・間柱などのカットをスムーズ行える最適なサイズです。
シンワ測定 丸ノコガイド定規 エルアングルフィット15cm 78034
(引用:Amazon)
もう一つ忘れてはいけないのがシンワ測定の78034。
エルアングルタイプで素材への固定性が特徴で、両面に滑り止めゴム付きなので素材にフィットします。
板表面に傷がつきづらいため、使いやすさは抜群です。
シンワ測定 丸ノコガイド定規 Iクランプ ワンタッチ 1.2m 併用目盛 77821
(引用:Amazon)
定規を押さえなくても作業可能な77821。
材料を傷つける心配も少ないため、安心して作業ができます。
固定も解除もワンタッチで行えるため、作業効率も◎。
素材がアルミとステンレスなので軽量でありながら、耐久性も向上しています。
メートルと尺どちらも記載があり、ガイド両面側にはステンレス細板付き。
シンワ測定 丸ノコガイド定規 エルアングルライト 77967
(引用:Amazon)
次は、シンワ測定のエルアングル77967です。
長さは450mm・600mm・1000mmとあるので、使用する材に応じて長さが選べます。
アルミニウムとポリカーボネート樹脂が採用されている軽量タイプです。
握りやすい取っ手がついているので、作業が楽にできます。
外壁ボートや合板を直角切りするときや、石膏ボードなどをカッターで直角切りする際に便利です。
ガイド面にはサビに強いステンレス細板がついています。
タジマ丸鋸ガイド SD1000 MRG-S1000
(引用:Amazon)
タジマのエルアングルMRG-S1000は、ガイド部分がステンレスなのが特徴。
ステンレスのため削られる心配も軽減されます。
さらにcm・尺対応をしているため、切断する長さの確認ももちろん可能です。
コンパネ切断に使いやすく、高さが9mmなので石膏ボードにも使用できます。
タジマ フリーガイド PRO200C FG-P200C
(引用:Amazon)
こちらは、タジマのフリーアングルFG-P200Cです。
長さは小さい200mmから、370mm・450mm・600mm・1000mmと種類が豊富です。
切断角度は15~164度まで自在に変更できます。
ワンタッチで合わせられるクイック機構が搭載されており、よく利用される45度・90度・135度は簡単に角度が合わせられます。
突き当て部にはパイプ材が使われており、ズレがなく衝撃による曲がりもありません。
つまみは新設計された独自の形状で、薄型・小径でまわしやすく改良されています。
過酷な作業場でもズレを防いでくれる上に、丸のこモーターにも当たりにくくなっています。
シンワ測定 丸ノコガイド定規 ジャスティーⅡ 23cm 78176
(引用:Amazon)
上述のタジマ製FG-P200Cとあわせて紹介したいのが、コンパクトなシンワ測定の78176です。
20〜160度まで自由自在に設定でき、3〜8寸の勾配目盛付き。
丸のこガイドが届かない幅広の材料でも裏返しで使える便利機能もついています。
そのため斜めに切り出すときに活躍が期待できる一台です。
ちなみに邪魔にならないようストッパーネジもついており、たたむことも可能。
シンワ測定 丸ノコガイド定規 TスライドII
(引用:Amazon)
こちらは、シンワ測定のTスライドII73714です。
長さは15cm~90cmと幅広いので、使用状況に合わせて選べます。
スリムな突き当ては、9mm厚で材料3枚分の高さがあるので使いやすさがアップ!
クイックシフトロック機構により、上下左右からしっかりと挟み込めるので、ブレや脱落を防止して上方への曲がりも抑えてくれます。
とくに、45cm~60cmの長さはDIYユーザーにもオススメできるTスライドです。
タジマ カッターガイド S1200 長さ1200mm CTG-S1200
(引用:Amazon)
最後は、タジマのカッターガイドCTG-S1200です。
長さは、短めの700㎜と、1200mm・1900mmがあります。
丸のこガイドとしての使用はもちろん、カッターで直線を切る際にも役立ちます。
安全性と使いやすさが追及された設計で、長くても軽くて丈夫な高精度アルミを採用。
刃の乗り上げから手指をまもるために、高さ25mmのガードがついています。
丸のこのモーターの当たりも回避できるので、スムーズな直線引きが可能です。
シンワ測定 丸ノコガイド定規Tスライドダブル 473703
(引用:Amazon)
ブレ防止ガイド定規が2つ付いているシンワ測定製の473703。
固定ネジは左右に回すだけなので、取り扱いもカンタンです。
切り終わりまで安定しやすいのが特徴ですが、海外メーカーの丸ノコは取り付け穴が1つしかないこともあるので注意しましょう。
丸のこガイドの使い方
丸のこガイドを実際に使って作業をしている動画もあるので、あわせてチェックしてみてくださいね(^ ^)
丸ノコの買取・販売はアクトツール!
丸のこガイドをお探しの方は、ぜひ上記の形状の違いやオススメ商品を参考にしてみてくださいね。
Amazonやモノタロウなどのショッピングサイトやホームセンター・金物屋などで購入ができます。
また、中古工具専門店であるアクトツールでも、丸のこガイドを販売しています。
アクトツールは中古工具屋ですので、新品を買うよりも経費を抑えられます。
また、アクトツールで一度購入した工具を、使わなくなればまたアクトツールで売ることも可能です。
無料LINE査定を行っているので、ぜひこの機会にお試しください(^^)/
もちろん、丸のこガイド以外の工具も豊富に取り揃えています。
アクトツールにはプロの整備士や、工具に詳しいスタッフが常駐していますので、購入前の不安や疑問などがあれば、スタッフにお気軽にお声がけください。
また、アクトツールには便利なオンラインショップもあります。
全国からアクセスが可能ですので、お近くに店舗がない方もぜひご活用ください。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、丸のこを使用する際の必須アイテムである丸のこガイドについてご紹介をしました。
パワーが強く直線を引くのが難しい丸のこですが、丸のこガイドを使用すれば美しくまっすぐに素材を切断できます。
直線を引くことによりキックバックを抑制するので、安全性も高まります。
丸のこガイドにはいくつかの種類があるので、使用状況に応じて適切な形状を選びましょう。
それでは、また次回の記事でお会いしましょう!
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システム開発課 Yoshida.K プロフィールはこちら
新卒で入社し、店舗での買取・販売スタッフ経験を経て現在は、アクトツールのマーケティング責任者として活躍中。多くのお客様との接客経験から得た工具に関する知識を活かして、ホームページの監修をメインに行っています。