建設現場のゴミはどうすればいい?
- Yoshida.K
2022.04.13 2022.04.13
建設現場では毎日たくさんのゴミが出ます。
建材を梱包していたダンボールやコンガラ、不要になった石膏ボードや金属クズなどあげればキリがありません(^^;
コンクリートやガレキなど建設をしているときに出るゴミは「建設廃棄物」と呼ばれます。通常、一般ゴミとして捨てることはできません。また、平成23年4月から「廃棄物処理法」のルールが変わり、建設廃棄物の処理は元請けが責任を負うこととなっています。
ただ、建設廃棄物の捨て方にもルールがあり規則を守って捨てるひつようがあります(^^)
そこでこの記事では、現場でゴミを処理する方法とゴミを捨てるさいのルールをカンタンに紹介します。
ぜひ、参考にしてくださいね。
目次
現場のゴミ処理方法は?
現場のゴミ処理方法は、大きく分けて下記の5つです。
–産廃ゴミカゴ
–脱着式コンテナ(バッカン)
–業者に回収を依頼
–業者に持ち込み
–処理できるものは持ち帰り、分別して廃棄
それでは次章から、見ていきましょう(^ ^)
産廃ゴミカゴ
一つ目は「産廃ゴミカゴ」の設置です。
現場にゴミカゴを置き、あまった建材のキレはしなどを捨てるようにしましょう。このさい、できればゴミカゴをいくつか用意し「可燃」「木屑」「金属くず」など分別しリサイクルできるようにするのがベストです。
前述したように「建設廃棄物」の処理責任は元請けが基本。そのためゴミカゴ内がいっぱいになったら、元請けが処理します。
ただ、処理をするのにもお金がかかります。
また、環境保護の観点もありゴミを減らす工夫も大切です。
例えば日本建設業連合会のゴミを減らす工夫を見ると、材料を工場で加工したり、段ボールをできる限り使用しないなどの取り組みがあります。
しかし規模の大きい現場では、ゴミを減らす工夫をしても廃棄物の量は多くなります。
その場合はより容量が大きい「脱着式コンテナ(バッカン)」がオススメです。
脱着式コンテナ(バッカン)
ゴミがたくさん出るような規模の大きい現場であれば、その分大きなコンテナを用意する必要も出てくるでしょう。コンテナの大きさは6・8・10・12立米と大小さまざまあり、容量に応じて多くのゴミを捨てることが可能。
ただ、コンテナは非常に大きいので搬出するさいはコンテナ専用車が必要です。自社で保有しているケースは少ないはずなので、業者に回収を依頼するのが一般的となります。
コンテナにも種類があり、開口部が全開になる「コボレーン付コンテナ」や「ウィング型コンテナ」があるので、用途にあわせて選びましょう。
コボレーン付コンテナ
内側開閉で開口部が全開になります。
ウィング型コンテナ
ホームセンターでよく見る形状のウイング型。ルーフ型シートなので、雨風の侵入を防ぎます。
業者に回収を依頼
お金はかかりますが効率的な方法が「業者に依頼」です。
費用は回収する材料と量によって変わるのが一般的。例えば産業廃棄物処理業者のGATEの価格表を引用すると、下記の通りです。
材料 | 単価 |
木くず | 16.5円/kg |
たたみ(和畳・スタイロ) | 2,750円/枚 |
石膏ボード(新築系) | 13,200円/立米 |
建設残土 | 5,500円〜/t |
通常回収するさいの費用は、kg単位や立米単位で変わります。他にも運搬費・回収作業費がかかる可能性もあります。
お金はかかりますが、大きい建設現場では業者に依頼するのが多いイメージです。
業者によっては「コンテナ設置」〜「ゴミ回収」を一括で請け負うケースもあるので、チェックしましょう。
業者に持ち込み
建設現場で出るゴミの量が少なければ、業者まで持ち込みをするのもアリです。
コンテナ設置費用や作業代などがかからないので、コストはその分浮くでしょう。ただ、このときに注意するのが「運搬するのは誰か?」となります。
例えばA社が間違えてB社の廃棄物を業者まで運搬したとします。
このさい、もしA社が収集運搬業の許可を持っていなければ違反となる可能性があります。そのためゴミを運搬・処分するときは許可が取れているかを確認することが大切。
下請け業者も処理できる?
少々ふくざつですが、しっかりと許可・契約を結ぶことで下請け業者も産廃物の処理はできます。
もし下請け業者が廃棄物を運搬・処理をするのであれば「収集運搬業」の許可が必要で、同時に元請けと下請けで委託契約を結ぶのが基本です。
ただ、収集運搬業の許可なしでも下請け業者が廃棄物を処理できる特例もあります。例えば「請負代金が500万円以下の維持・修繕工事」「請負代金500万円以下相当の瑕疵(かし)補修工事」などです。
他にも特例は多数あります。
そのため、もし下請け業者がゴミ処理をするのであれば規則を確認し、ルールに沿った形で行うことが大切です。
処理できるものは持ち帰り、分別して廃棄
リサイクル・経費などのことから、持ち帰りが可能なものは分別して廃棄するのも選択肢の一つです。
前述した通り、業者がゴミの回収をするさいはお金がかかります。回収するゴミの量がふえれば、その分お金もかかります。そのため処理できるゴミについては、持ち帰って分別し、廃棄するのも良いでしょう。
ただ、建設現場から出たゴミ・材料を持ち帰るときは注意が必要となります。例えば下請業者がゴミを持ち帰るケースなどです。繰り返しますが、現場で出たゴミの処理は元請けの責任です。
そのため元請け以外がゴミの持ち帰り・処理をするときは、しっかりルールを確認しましょう。
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まとめ
いかがでしょうか?
今回は建設現場のゴミを処理する方法と、ルールについてカンタンに紹介しました。
建設現場のゴミは一般のゴミとは違い、捨て方にもフクザツなルールがあります。さらに環境の保護や経費の面から、できる限りゴミを減らす工夫も大切です。
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それでは、最後までご覧いただき誠にありがとうございました!
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システム開発課 Yoshida.K プロフィールはこちら
新卒で入社し、店舗での買取・販売スタッフ経験を経て現在は、アクトツールのマーケティング責任者として活躍中。多くのお客様との接客経験から得た工具に関する知識を活かして、ホームページの監修をメインに行っています。