海外製のインパクトドライバってどうなの?
- サルトくん
2019.04.04 2024.08.28
今回のテーマは「海外製のインパクトドライバってどうなの?」です。
これは私自身常々感じている所なんですが、ここ日本での特に私どもアクトツールでのインパクトドライバーの売れ筋はというと
- マキタ(makita)
- ハイコーキ(Hikoki)
- パナソニック(Panasonic)
ばかりです。
そうなんです。
日本製ばかりなんです。
もちろんたまにはBOSCH製工具も売れたりするのですが、圧倒的に日本製ばかり。
なぜここまで日本製のインパクトドライバばかりが売れているのでしょうか?
・日本製インパクトドライバがよく売れる理由
・海外製インパクトドライバの紹介
目次
なぜ日本製のインパクトドライバばかり売れるのか?
もちろん販売している場所が日本なので…ということもありますが、他にも以下のような理由があります。
・メーカーの営業所やお客様相談室がたくさんあるから、保証も故障時も安心。
・現場や職場でのバッテリー・充電器の貸し借りを考えると、使い回しが出来る同じメーカーが集まる。
・オイオイ!重すぎるよ!デカスギルヨ!などというユーザー目線が不足しているんじゃないかという漠然とした不安感。
いろいろ並べてみましたが、結構致命的ですね。
こうなると海外製インパクトドライバはきっと見向きもされません。
でも、Snap-onやMAC Toolsを初めとしたアメリカ製ハンドツールもスタビレーやハゼットを初めとするドイツ製ハンドツールも、ここ最近日本で性能・デザイン・DIY用モデルなどを含めめ、高く評価され実際に良く売れてる。
うーん、よくよく考えてみると我々は海外のプロが現場で使う電動工具の事、またそのメーカーの事を良く知らない。
でも上であげた、
日本製インパクトドライバより秀でた箇所があるんじゃなかろうかと。
さすがに今時、ニッカド電池搭載機なんてないだろうと。
海外製インパクトドライバ 7機種 調べてみた!
ということでさっそく、調べてみました。
海外製インパクトドライバ 7メーカー・7機種です。
(英語を使って日々生活してない私個人の考えで記事を書いてますので、細かい過ちは多々あると思いますが、どうぞご容赦を!)
#1はメタボ社(ドイツ・Metabo)のインパクトドライバで、型番はSSD18LTX200です。
なんかBOSCH製のインパクトみたいな外観ですね。
18Vの電池の割りにすっきりとしていて軽やかなデザインで、MAXトルクは150N・mとパワー的には日本製と較べて旧モデル的な印象。
重さは1.4kgとよい軽めです。
海外製工具=重いってわけではないんですね。
個人的にはメーカー名のメタボが嫌かな(笑)
1924年創設と歴史のあるメーカーです!
ミルウォーキー(MilwaukeeTool)
続いて#2はミルウォーキー社(アメリカ・MilwaukeeTool)のインパクトドライバで、型番はM18BLID-402Cです!
ここの製品はみんなブランドカラーである赤でできているので、HILTIっぽいですね。(ちなみにHILTIはリヒテンシュタインのメーカー)
MAXトルクは203N・mとハイパワー!
ここにあげてる機種みんなそうだけどちゃんとリチウムイオンバッテリー!
見た感じちょっとでかくて、重量もやや重い1.7kg
車もそうだがパワー=トルクで押し切るアメリカ。
もちろん嫌いではない。U S A!U S A!
デウォルト(DEWALT)
#3はデウォルト社(アメリカ・DEWALT)のインパクトドライバで、型番はDCF887M2
ブランドカラーはなんでも黄色で統一されてます!
日本でも展開していた時期があるからこのメーカーを知っている人は多いはず。
でも当時はバッテリー性能が低く、人気がなかった。
今はどうかというと……
日本のメーカーのトレンドを踏襲している感じ。
サイズ感、特に幅をきりつめているところが良いですね。
ビットも取りつけ易そう!細かい所まで気が利いており、重さはそれほどではない1.6kg。
MAXトルクは怒涛の205N・mで
「一体何を締めたいというのか!?」
というほどの狂おしいパワー!
さーこい日本に!
リッジ(RIDGID)
#4はリッジ社(アメリカ・RIDGID)で型番はR86037。
ずぅーと今までリジッドだと思っていたのは内緒。
日本でも配管関係ではよく知られたメーカーでインパクトなんか出してたんだという、ちょっと驚きました。
デザインはランボルギーニっぽく猛々しく、正直かっこいい。
エルゴデザインなんてくそ食らえ、な面と線だけの正直手に持ったら痛そうなデザインが良い。
嘘だろ!MAXトルク254Nm!
健全な男子が求めるのはパワー+かっこよさ!それを体現したようなインパクト。
本体だけで$65(7,000円程度)と比較的安価で、いざ手にすると安っぽいという嫌な予感もするモデルでもある。
重さは1.6kgです。
ポーターケーブル(PORTER-CABLE)
#5ポーターケーブル社(アメリカ・PORTER-CABLE)のインパクトドライバー。
型番は PCCK647LBです。
日本ではなじみのないメーカーであるが、創業1906年と由緒あるメーカー。
ぱっと見の ZOIDS(ゾイド)感!レゴで作られたような外観にこれまで見てきたインパクトと比べると、MAXトルク158Nmというパワーは若干見劣りしてしまう……
マキタでいうとTD144DRFXくらい。
結構前のモデルクラスですね。
でも軽いよ!の1.3kg
本国では15,000円ほどで買えるみたい。ウラヤマシーー
エーイージー(AEG)
#6はAEG社(ドイツ・AEG)のインパクトドライバ。
型式はBSS 18Cです。
AEGはこの中で最も古いメーカー、でも全く知らない。
わたしとおなじ名前のメーカーだが、生産するインパクトはプロ用なのに妙にDIY色が漂う。
配色のせいかな?
(…中国メーカー製といわれても信じてしまうデザインが残念)
パワーは158Nm・重さは1.6kgで、ほかにこれといっていうことは無いです。
ロックウェル(ROCKWELL)
最後の#7はロックウェル社(アメリカ・ROCKWELL)のインパクトドライバで、型番はRK2868K2
2005年創業の新興の電動工具メーカー。
デザイン的にコンパクト感はまるで無し。
特にボディとハンマーケースの接合部が今時あり得ない4箇所ビス止めで、その部分が膨らんでいるのをよく見て欲しいですね。
メーカーHPはかっこいいが実際に使っている感じは、使用者もでかいがインパクトもでかい感じ。
コンパクト&ハイパワーが潮流のなかでこれはある意味、潔さまで感じる。
でかい!でも軽い1.45kg!パワーは175Nmと十分。
新興メーカーならではの造りのアレな所はありそうだが、よくよく見てみると道具としてのかっこよさは感じる。
たとえでかいとしてもでだ!
値段は18,000円くらいで買えそう。
ヒーロー物映画でもなぜか敵役にシンパシーを感じる御仁にはうってつけなデザインのモデルである。
海外製工具を使うときの注意点
日本製インパクトドライバーの良さはもちろんあるものの、海外製インパクトドライバーもかっこよくて良いですね。
ただ、海外製工具を「輸入」して使うときはちょっとだけ気をつけてほしいことがあります。
まず1つ目が「アフターサービス」について。
一般的に電動工具のメンテナンスは「販売されている国のみ」が原則になるので、壊れた場合泣き寝入りする可能性が高くなるかもです。
また、購入前に確認してほしいのが電圧。
日本の電源の電圧は基本100Vなのですが、遠く離れたヨーロッパ地域は230Vだったりします。
変圧器を利用するという手もありますが、持ち運びも面倒なのでこの辺はデメリットです。
まとめ
ここまで好き勝手言ってきましたが、いかがでしたか?
日本のメーカーに近い思想のモデルもあれば、それとは真逆のモデルもあるんだということがわかり、調べていて個人的には面白かったですね!
海外製のインパクトドライバには、日本製にはない『武骨さ・堅牢さ』が表現されたデザインのものが多く、最近ではDIY関連の雑誌なんかにもよく取り上げられています。
また、海外製のインパクトドライバを使用している人もあまりいないので、持っているだけで ”違いのわかる男” 感が出そうです。
この記事を読んでくださった皆様の、インパクトドライバ購入の際の参考にしていただけたら幸いです 。
くれぐれもお伝えしときますが、これはあくまでイチ個人の感想なので、軽ーく流して読んで頂けたらと思います。
怒らないで下さいね。
次はプロ用ではない海外製のインパクトドライバを調べてみたいですね。
DIYモデルになってくると中国、韓国、台湾製と若干カオスな匂いもしますが、興味深いです。
おっと長くなりましたね!
最後に弊社の紹介です!
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