オイルパルスって何?オススメ商品も紹介!

工具に関する豆知識油圧工具
オイルパルス
工具のプロ  サルトくん
サルトくん
 

今回の記事では、オイルパルスとは一体何か?を解説。合わせてオススメの商品も紹介します!

「オイルパルス」という言葉は、一般の方には聞き馴染みがない言葉かも知れません。
それは何故かと言えば、オイルパルスの構造を持つ製品は、プロが働く現場でその効力を最大限に発揮してくれるという理由があるからです!!

オイルパルスとは、オイルパルス式と呼ばれる構造の名称であり、聞き馴染みのある言葉に言い換えれば「油圧工具」と呼ばれるモノになります。
油圧工具ならではのメリット・デメリットがあり、本記事を読んでもらうことで詳しく理解していただけるでしょう。
この記事では、オイルパルス式が主に使われるドライバやレンチを中心に説明していきますので、オイルパルスドライバの購入を検討中の職人さん達にも、必見の内容となっています。

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そもそもオイルパルスって?

特徴

オイルパルスは、主に電動ドライバーやインパクトレンチに用いられる技術のことであり、この技術の最大の特徴は、「低騒音」「低振動」であることです。
従来のインパクトドライバーは高いトルクを出すために強い打撃を伴うため、大きな騒音や振動が発生していましたが、オイルパルス技術を採用することで、油を使用して打撃を吸収・伝達するため、その騒音や振動が大幅に低減されるようになりました。
少し前までは、オイルパルスドライバという名称で統一されていましたが、打撃構造が変わりここ数年ではソフトインパクトや静音インパクトなど、メーカーによって名称は様々です。

  • マキタ:ソフトインパクト
  • HiKOKI:オイルパルスドライバー
  • MAX:静穏インパクト

構造

(引用:Panasonic

オイルパルスのメカニズムは独特で、内部に特殊な油を封入したチャンバーが配置されています。
モーターの回転がこのチャンバー内の油を圧縮し、そのエネルギーをナットやボルトに対しての打撃として伝達します。
このとき、油が衝撃を滑らかに吸収することで直接の打撃を和らげ、騒音や振動を減少させる効果が生まれます。

オイルパルスの構造を用いた工具(ドライバ・レンチなど)は、普通のドライバやレンチに比べて締結能力が低く、ボルトのような締結に高トルクを必要とする作業には対応できない場合があります。
固い材料や太径ネジのコーチスクリューなどでは、極端にねじ締めスピードが遅くなるため注意が必要です!

使用するタイミング

オイルパルス技術を採用した工具は、特に室内での作業や深夜・早朝の作業、あるいは騒音を極力避けたい環境での作業に最適です。また、長時間の使用で手を疲れさせないため、プロの職人や大工さんにとって、非常に有効な工具と言えるでしょう。
また、打撃機構にオイルを使用しているため、油圧機構特有の欠点があります。極端な低温環境や、高温状態で連続使用するとモーターが故障する原因となるので注意が必要です。

インパクトとの違い

インパクトの構造

インパクトドライバーは、ネジやボルトを締め付けたり、外したりする作業に特化した電動工具です。主な特徴として、短時間に高いトルクを発生させることができ、その「インパクト」力を利用して、ネジやボルトをスムーズに締めたり、しっかりと固定されたものを外したりします。内部メカニズムとしては、ハンマーが回転しながらストライカーを打撃することで、高いトルクを生み出します。

このインパクトドライバーは、手工具のドライバーよりもパワフルで、固定されたネジを外す際や、特に硬い素材にネジを締める作業に適しています。

オイルパルスのメリット・デメリット

メリット

  • 低騒音: インパクトに比べて騒音が大幅に低下します。これは、オイルが衝撃を吸収するためです。
  • 振動の軽減: インパクトドライバーが持つ振動がオイルによって軽減されるため、作業中の身体への負担が少なくなります。
  • スムーズな操作: オイルが摩擦を低減させるため、作業がよりスムーズに進行します。

デメリット

  • トルクの制限: インパクトドライバーに比べて最大トルクがやや低い傾向があり、高トルクが必要な作業には適していない。
  • 価格: 新しい技術のため、インパクトドライバーよりも価格が高くなることがあります。
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オイルパルスツールの紹介

オイルパルスドライバー

HIKOKI WP12VA

引用:Amazon

最大トルク 30N・m
連続作業に強い冷却フィン:オイルパルス機構の内部の熱を効率よく外部に排出する独自の冷却フィンが特徴。
ブラシレスモーター:「高耐久・長寿命」ブラシとコンミテータがないため、摩耗や発熱が少なく高い耐久性と長寿命化を実現。
使いやすい軽量タイプ:1.4㎏
打撃の切替;用途に合わせて4段階の打撃力切替が可能で、幅広い作業に対応します。

Panasonic EZ7545

引用:Amazon

最大トルク 40N・m
重さ    1,6㎏
プロにぴったりなタフ構造:防塵・耐水に優れた設計で、職人達のハードな環境にも対応可能です。
打撃の切替:強・弱の2段階切替
LEDライト:夜勤や室内といった暗い場所での作業も安心のサポート。
フック:つまみを動かす手間がいらない固定フックが便利。プロが工具を選ぶ際の以外に大事なポイント!

makita TS131D

引用:Amazon

最大トルク 40N・m
圧倒的な軽量ボディ:136㎜・1.3㎏の小型化を実現
打撃の切替:幅広い用途に合わせた3段階切替スイッチ
ボルト・テクス用モード:ボルト・テクスねじ締めの締め付けに適した回転数・打撃数にコントロールすることでボルト・ネジの頭飛びを低減
LEDライト:暗い場所での作業にも対応。

オイルパルスレンチ

UCX-AF600L


引用;瓜生製作

オイルパルスドライバーと同じく、電動式に比べて騒音を軽減できるオイルパルスレンチのオススメ商品を紹介します!
瓜生製作の製品は、オイルパルスドライバ・レンチでトップシェアを誇るブランドであり、性能はもちろん買取の際などでもプラスな要素が大きいでしょう。
環境や作業内容に合わせて、もっと性能段階が細かく分かれている製品が良いと思われる方は、ヨコタのオイルパルスレンチを購入していただくのがオススメです。あなたのニーズに合った性能を発揮してくれるでしょう!

オイルパルスレンチ 瓜生製作 UCX-AF600L ヨコタ YZ-T950
タイプ 電動 電動
能力ボルト径(mm) 5-8 10
トルク範囲(N・m)² 4.0~20 40~60
定格回転速度 4800 1200~4800
全長(mm) 203 173
重量(㎏) 1.5 1・25(バッテリ除く)
騒音レベル 73 70
振動(m/s²) 2・5未満 2・5未満

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まとめ

いかがでしたか?
今回の記事ではオイルパルスの特徴・用途・使用場所の基本的な知識を紹介しました。
オイルパルスの最大の強みは、使用する環境を選ばない静かさであり、逆にパワー面では電動ドライバに及ばないという弱点がありました!
オイルパルス式の製品は価格も高価な工具なので、一般の方の用途では買う必要がない工具とも言えるでしょう。
オイルパルス式の工具が活躍する職人さん達の世界では、やはり電動式・油圧式のどちらも用意しておくことが適切な準備であり、お互いの短所を埋め合えばスムーズな施工が可能となるでしょう。

加えて各メーカーのオススメ商品を抜粋して紹介しましたので、オイルパルスドライバやレンチの購入で、どの商品を買えば良いのか分からない方がいれば、是非参考にしていただければと思います。

他にも、今回ご紹介したオイルパルス式(油圧工具)をはじめ、電動工具やハンドツールに至るまでの工具全般に関して、何かお悩みのことがあれば、こちらのお店をオススメします!!

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  • 神奈川県1店舗(川崎市)
  • 富山県1店舗(富山市)
  • 京都府1店舗(宇治市)
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