【意外と弱い】インパクトドライバーが水没で壊れてしまったかも?

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インパクトドライバー水没
システム開発課  Yoshida.K
Yoshida.K
 

この記事を開いているアナタはインパクトドライバーを水に濡らしてしまったのではないでしょうか?

大工などの職人さんにとって、毎日使う仕事道具の一つであるインパクトドライバー。
インパクトドライバーが壊れてしまったら仕事にならない、という職人さんもおられるのではないでしょうか?

この記事では、そんな大事な仕事道具であるインパクトドライバーを「水に濡らして壊してしまったかも?」という方向けに書いています。
そんなアナタが取るべき行動の最適解がきっとわかりますので最後までお付き合いください!

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インパクトドライバーはどの程度の水没で壊れるの?

インパクトドライバーにおける防水性能について率直に結論から申し上げますと、

少しの水でもすぐに壊れます。
重要なポイントは、濡れてしまったら完全に乾かして使うようにすることです!

防水機能を備えたスマートフォンのようにお風呂に持ち込んで音楽を聞いたり、
汚れてしまったから少し水で洗おうなんてことは一切できません。

でも「防滴(防水)」って書いてあるじゃん。

たしかにそのとおりです。
インパクトドライバーは防滴(防水)をウリ文句にして販売しているケースも多くあります。
それでも、インパクトドライバーにはいくらでも水が入り込む穴は存在します。
インパクトドライバーの基本的な設計としては「水が内部に入りにくい・水が入り込んでも基盤に行きにくい」というだけです。

つまり、水が侵入しない密閉構造ではないのです。

 

「インパクトドライバー 防水」の画像検索結果

最新のインパクトドライバーであれば、防水機能が上がっているので小雨程度であれば短時間は耐えられるようですが、湿度が高い環境や水気の多い場所では極力使わないようにしましょう。
10数年前のモデルであると、まったく防水機能がついていないインパクトドライバーもありますので注意してください。
makitaの事例だと、2011年に発売されたインパクトドライバーから防水機能がつけられたようです。(型番:TD134DRFX・TD146DRFX)

重要なポイントは、濡れてしまったら完全に乾かして使うようにすることです!

と前述しましたが、その理由を解説していきます。
もっとも、インパクトドライバーが水に濡れて壊れる理由は2つに大きく分けられます。

・基盤や回路がショートする
・基盤や回路が腐食する

まず、基盤や回路がショートする原因として、濡れた状態で電流を回路や基盤に流すことが上げられます。
濡れたまま使用し続けるのではなく、内部まできちんと乾かして使用すれば問題ないのです。
そして、濡れた状態で放置したために回路などの金属部分が錆びる事によって、基盤や回路が腐食します。

(http://yonory.mauloa-lani.comより引用)

インパクトドライバーが水没して故障する主な箇所は3つあります。

・モーター
・トリガーやスイッチ
・ターミナル(バッテリーとの接合部分)

上記の3つの回路がショートしたり腐食して動作不良を起こします。

これらの理由でインパクトドライバーを水に濡らしてしまった場合に壊れてしまうワケです。

インパクトドライバーの各メーカーの防水規格

次にインパクトドライバーの各メーカーが採用している、防水規格について見ていきましょう。
インパクトドライバーの主なメーカーとそれぞれが採用する防水規格を5つ上げさせていただきます。

マキタ…「APT」

マキタの独自規格で「防塵・防水」を兼ね備えています。
「Advanced Protection Technology」の略です。

ハイコーキ・リョービ…「IP56」

IP○○という表記は、International Protection略であり、IPコードと呼ばれ、2003年の国際電気標準会議で定められた、スマホをはじめとする精密機器の水や固形物に対する保護性能を表しています。
この「IP」コードは、防水・防塵の両方を表記する場合と、それぞれ一方の性能のみを表記する場合の2通りがあります。
ちなみに、防水性能だと「全ての⽅向から噴流水を受けても影響がない」というレベルです。

パナソニック…「TOUGH TOOL IP 」

パナソニック独自の防水規格と思いきや、IP56に認定された防水規格で、性能は一緒です。
パナソニックの防水ブランドとしての名前ですね。

マックス…「MAX IEGS」

ここまで水が内部に侵入しにくいインパクトドライバーを製造しているメーカーでしたが、マックスだけは一味違います
マックスの防水機能は、水没や水没と放置を複合した場合を想定して作られています。

 

↓コチラの動画でMAXのインパクトドライバーの水没実験を行っています

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水没したインパクトドライバーの修理できるの?

結論から先に伝えると、修理は可能です
注意点としてはインパクトドライバーが水没して故障した場合は、内部全体を交換する場合が多いので修理金額が高くなってしまいます
そこで、makitaのインパクトドライバーの人気商品TD172DZの修理の事例を見てみましょう!

型番 TD172DZ
新品価格
(参照:Bildy.jp)
15,080円
水没修理相場
(参照:アクトツール)
10000円程度

上記の表からわかるように、修理相場と新品価格に5,000円程度しか差がないのです。
なので水没で壊れたインパクトドライバーを修理に出す際の見積もりを聞くと、新しくインパクトドライバーを買うという選択をするお客様は非常に多いです。
また、修理店に持ち込んでみると、バッテリーが壊れてるだけだったということがあります。
バッテリーを交換してみると動作するというケースも時々あります。
(補足情報として、バッテリーの修理は行っていいない事が多いので、バッテリーは消耗品だという認識を持っておきましょう)

何にせよ一度、修理店に持っていって見積もりをしてもらいましょう!

また、動かない不良品やジャンク品でも買取を行っている工具買取専門業者であっても、水没故障したインパクトドライバーは買取を行わないことがあるみたいです。

インパクトドライバーを水没させないためには?

結論から申し上げると

インパクトドライバーを水没させないためには、メンテナンスを徹底することです!

「そんなことはわかってるんだよ!」
と思います(笑)

インパクトドライバーが濡れてしまったあとに乾かす以外の対策としてご紹介したいのが、防水カバーの存在です。
コチラの商品はインパクトドライバーの表面を不透水の素材で覆うことによって、防水を精度を高く保つことを可能にしています。

簡易タイプ インパクトドライバーカバー
簡易タイプ インパクトドライバーカバー JOB Master

¥699-

(モノタロウより引用)

また、購入した際に付属していたインパクトドライバーのケースは単なるプラスチックケースで、水の侵入を防ぎきれません。
コチラはインパクトドライバーの専用の防水ケースでは無いですが、工具を衝撃や水気から守ってくれるケースです。

プロテクターツールケース
プロテクターツールケース 大阪魂

¥1,790-

(モノタロウより引用)

今後新しくインパクトドライバーを買う際には、MAXのインパクトドライバーが選択肢の一つとしてあります。
マックスのインパクトドライバーであれば、前述したとおり防水機能も徹底しています。
インパクトドライバーを主に屋外で使うという職人さんにおすすめです。

まとめ

ここまでご覧いただき、ありがとうございました。

結論としては
インパクトドライバーを水没させたら完全乾かす
そして、
修理するより新品を買ったほうがコスパが良いですよ。

ってところですね。

いかがでしたでしょうか。
この記事がインパクトドライバーを水没させてしまった際の問題の解決策となれば幸いです。

インパクトドライバーを水没させて故障させてしまって買い換えようと考えている方向けに、
弊社では新品だけでなく中古のインパクトドライバーを扱っています。
やっぱり「新品はちょっと高いからな…」って考える方もいらっしゃると思います。
そこで、中古のインパクトドライバーの購入を検討してみてははいかがでしょうか?

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システム開発課  Yoshida.K

システム開発課  Yoshida.K プロフィールはこちら

新卒で入社し、店舗での買取・販売スタッフ経験を経て現在は、アクトツールのマーケティング責任者として活躍中。多くのお客様との接客経験から得た工具に関する知識を活かして、ホームページの監修をメインに行っています。

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