【完全版】マキタの18Vジグソー解説
- サルトくん
2023.09.04 2023.10.20
ジグソーはノコ刃を上下させて材料を切断する工具で、直線カットだけではなく曲線カットやくり抜きも可能で、作業範囲の広い便利な電動工具です。
大工、木工職人、建築現場などで使用されることが多く、近年のDIYブームにより個人でも使用されるようになりました。
国内メーカーではマキタ・リョービ・パナソニックなど、海外メーカーではBOSCH・HILTIなどが人気ですが、
今回はその中でも人気のあるマキタ製の18Vジグソーの使い方や性能、オススメの機種をご紹介します。(^^♪
これからジグソーを新しく買いたい、買い替えたいという方はぜひこの記事を参考にしてみてください!
目次
ジグソーの基礎知識
ジグソーとはいわゆる電動のこぎりのことで、ノコ刃の上下運動で材料を切断する工具です。
刃が回転するわけではないので電動丸ノコよりも安全に切断することができるため、DIYユーザーも比較的安心して使用することができます。
また、刃を変えることにより、木材・金属・プラスチックなど様々な材料を切断することができるのも特徴です。
ジグソーの用途
一般的には大工、家具職人など建築現場で使用されることが多く、最も特徴的なのが素材を曲線に切断できることです。
材料を斜めに切断することも可能で、細かな仕上がりが求められる作業に向いています。
ジグソーの種類
ここではジグソー本体の特徴と刃の選び方について説明します。
ジグソー本体について
ジグソーには大きく分けてコンセントから電源を取る「コード式」とバッテリーで駆動する「充電式」の2種類があります。
コード式はコンセントから電源を取る必要があり、傾向としてパワーを重視したい方にオススメです。
充電式はバッテリーによる駆動なので電源が無くても使用することができ、バッテリーさえあれば場所を選ばず使用することが可能です。
本体価格は充電式のほうが高い傾向があります。
中途市場においても充電式のほうが人気が高いため、もし売る場合は高値で取引されることが多いです。
刃の選び方について
(左:木工用 中:塩ビ・プラスチック用 右:金属用 )
ジグソーの刃は、切断する材料や厚みによって合うものを選ぶことが大切です。
差し込み部の形状
刃の根元の差し込み部の形状は主に2種類あり、Bタイプとスタンダードタイプがあります。
スタンダードタイプは、ネジやボトルを使用して取り付けをします。
根元部分に穴が開いており、そこにネジを通して固定する構造になっています。
Bタイプの特徴は、なんといっても工具なしで交換できる点です。
ブレードクランプにしっかり置くまで差し込むと、固定具が自動で動き固定される仕組みになっています。
現在の主流はBタイプといえるでしょう。
切断するもの
ジグソーのブレードは、切断するものの材質や厚みによって変える必要があります。
大きく分けると以下に分類されます。
-素材
- 木材
- 金属(鉄、アルミ)
- プラスチック
- ステンレス
-厚み(木材)
- 65mm以下
- 90mm以下
- 135mm以下
用途によって刃の数や耐久性などが異なるため、合わない刃を使用すると素材が切れないのはもちろん、故障の原因になるので注意が必要です。
曲線カット
刃には直線用と曲線用があります。
曲線用の方か抵抗を減らすために刃の幅が細くなっているのが特長です。
仕上げ方
下地材など、切断面が表に出ない場合は刃の数が少なく目の粗い下地用の刃が向いています。
一方、仕上げ材の場合は切断面が表に出るので刃の数が多く目の細かい仕上げ用の刃を選びましょう。
刃の交換時期
- 切り口のバリが多い
- 切断に時間がかかる
- 歯の表面が焦げて黒く変色している
- 刃が曲がってしまった
以上のような症状がみられた場合が刃の交換時期です。
特に曲がった刃を使うと刃が材料にひっかかり、キックバックが起きやすく危険なので気付いたら早めに交換しましょう。
切断途中に刃が材料にひっかかり、その反動でジグソー本体が跳ね上がってしまう現象です。
その反動で刃が体に当たり、大けがをする恐れもありますので十分気を付けて操作を行いましょう。
マキタ製18Vジグソー比較!
現在マキタから発売されているジグソーは多くありますが、その中でマキタ18VのJV184DとJV182Dの2つの機種に焦点を当てて解説します。
余談ですが、現在発売されているものでは18Vのバッテリーが最も容量が高く、40V仕様はまだ発売されておりません。
職人さんの中には40Vのジグソーを期待しているという声もあがっていますね(^^)/
マキタさんは40Vmaxに力を入れている印象なので、40Vのジグソーがいつ発売されるのか期待です!
機能紹介
ハイパワーブラシレスモータを搭載したことで、高出力・高耐久・メンテナンスフリーを実現しました。
従来モデルより約45%も切断スピードがあがり、
また、1充電当たりの作業量も45%アップと長時間の使用が可能になったのも特長の一つです。
不意の起動を防ぐ”待機スイッチ”
(引用:マキタ)
安全性と使いやすさを考慮し、大気スイッチを新しく搭載。
段階的に起動するような仕組みになりました。
切断時のみ高速回転”ソフトノーロード”
(引用:マキタ)
部材にあたるまでは、ストローク数を抑制。切り始めの墨線合わせが簡単になりました。
切断し始めると自動で高速回転に切り替わり、切断できます。
切断中の持ち替えカンタン”ロックオンスイッチ”
(引用:マキタ)
スイッチが入った状態を維持でき、切り抜きや連続作業時に本機の持ち替えがしやすくなりました。
低振動&低騒音
(引用:マキタ)
バランスプレートがロッドと逆方向に動くことで振動を低減できる仕組みを採用しています。
他にも、防じん性の向上やブレード交換の簡略化、オービタルが3段階で調節可能など、作業効率を徹底追及した機能が多く採用されています!
JV182D
マキタ製JV182Dは2014年に発売され、マキタの中で初の18Vジグソーになります。
AC機同等の切断スピードを持った「ハイパワータイプ」のジグソーです。
切断能力(mm) | 木材 | 135 |
軟鋼板 | 軟鋼板10 アルミ板20 |
|
傾斜切断 | 左右45° | |
ジグソー刃 | Bタイプ | |
質量(kg)※バッテリ含む | 2.5 | |
標準小売価格(税別) | 44,800円 |
JV184D
マキタ製JV184Dは2022年に発売され、JV182の後継モデルとなっています。
コンパクトさとパワフルさを兼ね備えており「取り回し重視」モデルです。
また、JV182Dより約2/3の価格で購入でき、比較的リーズナブルなのも特徴の一つです!
切断能(mm) | 木材 | 135 |
軟鋼板 | 軟鋼板10 アルミ板20 |
|
傾斜切断 | 左右45° | |
ジグソー刃 | Bタイプ | |
質量(kg)※バッテリ含む | 2.3 | |
標準小売価格(税別) | 28,800円 |
好みはあるかと思いますが、他メーカーの同クラスの機種に比べても性能が良いマキタの18Vジグソーはかなりオススメです!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
本記事ではジグソーの基本知識と、マキタ製18Vジグソーの2機種についてご紹介しました。
最後に2機種の特長をまとめます。
- ブラシレスモータ搭載
- 切断能力UP
- 安全性の向上
- 作業効率の向上
マキタ製の18Vジグソーはコード式と同等のパワーを誇るため、予算に余裕がある方はぜひ使いたい機種ですね!
JV182DよりもJV184Dのほうがリーズナブルではありますが、そうはいってもコード式のほうが安価に手に入れることができます。
また、ジグソー以外の電動工具も新品で購入するとなると高額なのでなかなか出がでませんよね。
- 買い替えたいけど予算がない・・・
- とりあえず今の機種を使い続けよう・・・
- 中古品で安く買えるものはないかな・・・
と購入に思い悩んでいる方もいるかと思います。
そのような場合はぜひアクトツールのオンラインショップをチェックしてください!
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