【工具屋解説】マルチツールとグラインダーの違いは?

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マルチツールグラインダー
工具のプロ  サルトくん
サルトくん
 

今回の記事は、マルチツールとグラインダーの違いについて解説します。
どちらもよく聞く工具ではありますが、その違いについてはっきりと理解していない方もいると思いますので、
用途・構造・種類を解説します。
また、主要なメーカについても紹介したうえで、マルチツールとグラインダーはどのようなユーザーに適しているのかも理解して頂ける内容となっています。
最後には、マルチツールやグラインダーのような、電動工具のオススメの買取・販売店も紹介していますので、現場で働く職人さんもDIYを楽しむ一般の方も是非最後まで読んでみてください(^^)♪

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マルチツールとグラインダーの違いは?

マルチツールとは?

引用;BOSCH

  • 用途:マルチツールを簡単に説明すると、1つのコンパクトなフレームワーク内で複数の機能を提供する便利な工具であり、職人が働く現場から日常のDIYまで、多岐にわたる場面でその有用性を発揮してくれます。
    マルチツールで可能な作業で、最も活躍するのは木材などの「切断」ですが、他にも「剥離・研削」の作業も可能であり、手元に1つあると安心です。
  • 構造:カットソー・サンディングペーパー・スクレーパーなどの、40種類を超える替刃の付け替えが可能となっており、構造的には、ステンレススチールやアルミニウムなどの高耐久素材で作られ、粉塵や振動に強い設計になっています。
    また、マルチツールは振動を利用する点が特徴的で、スクレーパータイプの刃を使っての、シーリング材や接着剤の剥離作業を容易にこなすことが可能です。下地を傷つける危険性も低いのが特徴です。
  • 種類:マルチツールは、基本的に替刃の変更により、適した作業や必要なスキルが変わる工具でありますが、本体事態は良く似た性能を有しています。
    また、充電にはコード式とバッテリー式の2種類があり、室内などコンセントがある場合はコード式、現場内の移動や使いやすさを重視する場合はバッテリー式と用途に合わせて選べます。

  • 主要メーカー:マルチツールはマキタ・日立・BOSCHの3社からしか発売されていません。
    3社共に性能面には大きな差はありませんが、バッテリーの他の工具への互換性や、工具市場でのニーズを踏まえると、マキタのマルチツールが最も人気があるといえるでしょう。

グラインダーとは?

引用;HiKOKI

  • 用途:グラインダーの特徴は、高速で回転する先端部分に砥石や切断ディスクを取り付け、主に金属・石・木材・プラスチックなど、さまざまな素材の切断、研磨、ポリッシングに用いられます。表面仕上げや耐久性を向上させるための専門的なスキルが必要な作業にも使用されます。
  • 構造:グラインダーの基本構造はモーターと研磨ヘッドから成り立っています。高速回転するモーターが研磨ヘッドを駆動し、作業素材に対して高い摩擦力を発生させます。
    また、使用しているディスクから手を保護するディスクカバーや、両手でしっかり握るための持ち手がついており、安全面に配慮した設計となっています。
  • 種類:グラインダーは大きく分けて、手持ちで持ち運びが容易なディスクグラインダーと、作業台に固定して使用する卓上グラインダーの2つがあります。マルチツールとよく比較されるのはディスクグラインダーであり、取り付ける砥石やバフには様々な種類があります。
    充電タイプはバッテリー式とコード式の2種類がありますが、グラインダーはマルチツールに比べて、高負荷がかかりやすい作業が多いため、その分バッテリーの消耗が激しくなる傾向があります。よって長時間の使用が検討される場合は、コード式がオススメになります。

  • 主要メーカー:主要なメーカーは、マキタ・HiKOKI・BOSCHなどがあります。中でもマキタとHiKOKIのグラインダーは、バッテリーの互換性や市場でのシェアを踏まえても、共に人気の製品となっており、現場で働く職人達には、やはりこの2つのメーカの信頼が高いといえます。

2つの違いは?

マルチツールとグラインダーの最大の違いはその用途です。マルチツールは多機能性に優れ、切断・剥離・研削と一台で多くの異なる作業が可能なことからグラインダーや丸ノコなどの個別の工具を購入する必要がありません。これに対して、グラインダーは主に硬い材料の切断と研磨に特化しているので、マルチツールでは補えないパワーが必要な作業や、専門的な作業に対応することが可能です。
構造面では、マルチツールは主に振動を利用し、グラインダーは高速回転を利用して、砥石や切断ディスクを使い作業を行います。

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2つは兼用できる?

兼用は可能か不可能か

マルチツールの兼用は、特定のケースにおいて非常に便利で効果的です。多様な替刃を適切に選定することで、細かな研磨作業や剥離作業に加えグラインダーで行うような切断作業も、部分的に兼用することができます。
一方で、兼用が難しいまたは不可能なケースも少なくありません。例えば、高いトルクが必要な作業では、専用のグラインダーを使用しないと十分なパフォーマンスを発揮できない可能性があります。また、マルチツールが持つ細かな動きの精度は、大掛かりな研磨作業には向いていないことも多いです。

グラインダーにも兼用できる要素はありますが、マルチツールの特性である振動を利用した剥離作業などは兼用が難しく、無理に行えば下地を傷つける場合などがあるので注意すましょう。
しかし、回転をうまく利用し、先端に適切なパーツを選ぶことで、切断や研磨などの様々な作業を兼用することができます。グラインダーの回転が生むパワーを活かせば、マルチツールでは難しかった金属の切断などの作業が可能になる場合も多く存在します。

以上の説明を簡潔に整理すると、マルチツールにはグラインダーをはじめ、丸ノコやスクレーパーなどの専門の工具の用途を兼用できる部分があり、グラインダーにも同じように先端工具とその特性を活かせば、多くの作業の兼用が可能です。
逆にマルチツールはパワーが必要な用途、グラインダーは振動を利用した細かな作業には適していません

マルチツールを兼用するメリット・デメリット

メリット:コストと効率

マルチツールを兼用できることの最大のメリットは、何といってもコストの軽減です。単一のマルチツールでグラインダーの機能も果たせる場合、新たに専用のグラインダーを購入する必要がなくなります。各作業に特化した工具を揃えるためには高額なコストがかかります。マルチツールを購入して初期コストを抑えるという点に関しては、プロフェッショナルな作業ではなく、DIYや趣味で作業を行う方々には魅力的です。
また、兼用することで作業効率も向上する可能性があります。例えば、マルチツールを使用している最中に研磨作業も必要な場合、わざわざ別の機器に切り替える時間を節約できるといったケースが考えられます。

デメリット:性能と安全性

マルチツールは、専用の工具と比較して研磨や切断能力は確実に劣ります。これは特に、大量の材料を高速で加工する必要がある場合や、非常に精密な作業が必要な場合に顕著です。
また、安全性に関しても注意が必要であり、マルチツールはグラインダーとは異なる設計が多く、安全機構や操作感が異なる場合があります。いくら手軽であるとはいえ、手袋や保護具を使用しなければ、予期せぬ事故や怪我のリスクが高まるので注意が必要です。

考慮すべきポイントとまとめ

では、マルチツールとグラインダーを選ぶ際のポイントを整理します。
まず、職人さんが現場で使用する工具としては、研磨・研削にはグラインダー、切断には丸ノコといったように、各作業に特化した工具を持つことが大切であり、あくまで補助的な目的でマルチツールを常備しておくことをオススメします。
普段は滅多にしない作業を単発的に行う場合などには、マルチツールは非常に便利な道具となるでしょう。
一方で、一般の方が家庭でのDIYが目的であるならばマルチツール1台で、各作業を兼用するのがおすすめです。

それでは、最後に工具の販売・買取についておススメの店舗を紹介します。
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