【工具屋解説】ハンマードリルと振動ドリルの違いとは?

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ハンマードリル工具買取振動ドリル
工具のプロ  サルトくん
サルトくん
 

今回の記事では、ハンマードリルと振動ドリルの違いについて解説します。

どちらも、電動工具の中ではメジャーな工具で、各現場でかかせないモノとなっています。しかし、お互いに似た作業が可能であり、兼用できる能力があることもあり、細かな違いまでは知らないまま使われている方もいるかもしれません!

結論を先に述べると、この2つの工具は「良く知れば全然違うモノ!」です!

では、ハンマードリルを選ぶべきは誰?振動ドリルを選ぶべきは誰?といった疑問が出てくるでしょう。
職人さんから一般のDIYユーザーまで、幅広い方の疑問を解決できる情報を詳しく解説し、販売・買取の際にオススメな工具買取店も合わせて紹介していきます!

ぜひ最後までご一読ください!

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ハンマードリルと振動ドリルの違いは?

ハンマードリルとは?

引用:マキタ

用途
ハンマードリルは名前の通り、ドリリング(穴を開ける)とハンマリング(打撃)の二つの機能を兼ね備えています。石やコンクリートなどの硬質な素材に穴を開ける際に特に威力を発揮します。一般的な電動ドリルが苦手とする、硬質かつ粘り気のある素材に対して、高トルクと打撃で効率的に作業を進めます。
また、ビットを取り換えることで、ネジ締めやはつり、ランマ作業にも使える多機能性も持ち合わせています。
構造
この高度な機能性は、ハンマードリルの独特な構造に起因します。クラッチメカニズムと呼ばれる部分が、回転と打撃を同時に行うことを可能にしています。さらに多くのモデルでは、変速ギアやパワーの調整が可能、そしてSDSチャックなど高度な穴あけ作業をサポートする多数のオプションが装備されています。
回転と打撃のオン・オフを選択できるので、打撃のみで破砕作業を行ったり、回転のみを使用して木材や金属などの穴あけ作業が可能です。
種類
ハンマードリルには大きく分けて二つのタイプが存在します。一つは「充電式ハンマードリル」で、バッテリー駆動により場所を選ばずに作業ができます。もう一つは「コード式ハンマードリル」で、連続的な高出力が求められる作業に適しています。どちらもそれぞれの用途に応じて、多様なモデルが存在しています。


主要メーカー
ハンマードリルの市場では、マキタ・HiKOKI・HILTI・BOSCHなどが主要メーカーとして名を馳せています。これらのメーカーは、高度な技術と信頼性で、現場で働く職人さん達からも厚い信頼を受けています。
特に耐久性と効率性を追求した高性能モデルが多く、長期間にわたる過酷な作業でもその性能を維持します。
ハンマードリルの人気が高いHILTIは、修理は3日で返却というスピード対応に加え、最長2年の無償保証がついているので長い目で見ても安心して使用することができます。

振動ドリルとは?

引用:HiKOKI

用途
振動ドリルは通常のドリル回転でけでなく、ドリル刃の軸に垂直方向に振動を加えます。一般的なドリルが木や金属に穴をあけることに特化しているのに加えて、振動ドリルは硬い材料、例えばコンクリートや石を破壊する能力も併せ持っています。組み込まれた振動機構によって、回転動作と並行して高速の振動を発生させ、素材に対するインパクトを増幅します。これにより、石やコンクリート等の材質を傷つけることなく、穴をあける作業が可能となります。
構造
振動ドリルのコア技術は、その高度な振動機構にあります。一般的には、クランク軸と連結ロッド、そして打撃ピストンが組み合わさって、高速でリニアな振動を生み出します。この構造がもたらす「打撃力」と「回転力」の組み合わせが、硬い素材に対する高い作業効率を実現しています。
振動をオフにした状態で作業をすることも可能で、木材や金属に穴をあける場合は振動オフ、コンクリートに穴を開ける場合は振動オンと使い分けましょう。
種類
振動ドリルもハンマードリルと同様に、「充電式」と「コード式」が一般的に販売されています。両手で使用する大型から片手で使えるハンディタイプもあったりと、作業によって適切な製品を選択できます。
ハンマードリルに比べてパワーが劣り、比較的軽量なものが多い振動ドリルは、使いやすさを最大限活かせる充電式がオススメです!

主要メーカー
振動ドリルの市場には数多くのメーカーが存在していますが、特に信頼されている主要メーカーには、マキタ・BOSCH・DEWALTなどが挙げられます。
振動ドリルは、その多機能性と高い作業効率で、職人やDIYを楽しむ一般の方達など、多くのユーザーから選ばれています。選ぶ際は用途・構造・種類、そしてメーカーの信頼性をしっかりと考慮し、最適な製品を選びましょう。

2つの違いとは?

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どっちを選ぶべき?

ここからはハンマードリルと振動ドリル、一体どちらを手にすべきか?に触れていきましょう。
この疑問は、職人にとってもDIYユーザーにとっても一番気になる部分だと思いますので、以下からは、この重要な選択を容易にするためにいくつかのキーポイントを整理して考えていきましょう。

ハンマードリルのポイント

  • パワーが強く、穴あけ寸法20mmを超える穴を開けたい場合。
  • 振動ドリルにはできない、タイル剥がしやハツリ作業が可能。
  • 割れやすい材質には適していない。

ハンマードリルのできる作業は大きく分けて3つあり、「回転+打撃」はコンクリート穴あけ、「回転のみ」は金属・木材の穴あけ、「打撃のみ」はハツリ作業と覚えておいてください。この打撃を用いたハツリ作業が、購入する目的の作業に入っているならば、選ぶべきはハンマードリル一択といえます。
そして、穴あけの中でも大きくてパワーが必要なもの、例えば高速道路などのコンクリートの基礎に大きな穴をあける作業などに適しており、穴あけ寸法20mmを超えるようであればハンマードリルが必要でしょう!

振動ドリルのポイント

  • パワーは強くないが、振動・騒音は少ない
  • 穴あけ作業に特化している
  • ハンマードリルではできない、割れの可能性がある材質に適している。

一方で、振動ドリルはありとあらゆる材質に穴をあけることができる道具です。分かり易く言えば、電動歯ブラシのような細かな振動で、ハンマードリルの粗い打撃では割れてしまう、石やコンクリートにもキレイに穴あけが可能です。
そして、ハンマードリルのような騒音が出ないので、建築・内装仕事の職人さん達やDIYをする一般の方達が選ぶべきは振動ドリルになりますね。
また、振動ドリルは一般的にはハンマードリルよりも軽く機動性が高く、スクリュードライバーとしても使用可能で、多くの場合、スピードとトルクの設定が簡単に行えます。

まとめ

いかがでしたか?
記事を読むまでは理解していなかった知識はあったでしょうか?ハンマードリルも振動ドリルも用途や使い方はシンプルであり、その知識を理解していれば、迷うことなく購入・使用できることが理解していただけたと思います。

それでは最後に、今回の記事で解説したハンマードリルと振動ドリルはもちろん、工具の販売・買取に関することなら何でもお任せできる、オススメの工具買取店を紹介します!!

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