【プロ直伝】電動工具のサビ落とし方法は?活用できる5つの道具
2026.01.16 2026.01.16
電動工具にサビが発生すると、性能の低下や故障、見た目が悪くなる、買取時の査定額が下がるなどさまざまな問題が起こります。
サビは、身近な道具を使ってある程度落とすことが可能です!
この記事では、工具専門店「アクトツール」が、プロの視点からサビのリスクや落とし方、再発を防ぐメンテナンス方法まで解説します。
「工具のサビを取ってきれいにしたい」「少しでも高く売りたい」と考えている方は、ぜひ最後までチェックしてください!
目次
要対策!錆びてしまった電動工具を放置するリスク
電動工具のサビを放置すると、さまざまな問題が起こります。
サビが可動部分や内部の仕組みに悪影響を与え、パワーが落ちたり、異音がするようになったりと、工具本来の性能を十分に発揮できなくなります。
その結果、作業効率が低下し、工具自体の寿命も縮んでしまうおそれがあります!
さらに、サビによって部品がスムーズに動かなくなると、故障の原因になるだけでなく、思わぬ事故につながりかねません。
また、サビがひどくなれば部品の交換や修理が必要になり、余計な出費が発生します!
加えて、売却を検討している場合は、サビのある工具は査定額が大きく下がったり買取を断られたりすることも問題です。
このように、電動工具のサビは性能・安全性・価値のすべてに悪影響を与えるため、早めに対処しましょう。
【3STEP】プロ直伝!電動工具のサビ落とし・サビ取り実践手順
電動工具にサビが発生してしまっても、正しい手順を踏めばある程度まで回復させることができます。
ここでは、プロも実践しているサビ取りの方法を紹介します。
STEP1. 工具を分解し、汚れを落とす
まずは、作業をしやすくするために、電動工具を可能な範囲で分解します。
ネジやパーツを無理に外そうとせず、説明書や構造を確認しながら慎重に行いましょう!
油汚れやホコリが付着している場合は、パーツクリーナーやウエス(布)、歯ブラシなどを使って表面を軽く清掃すると、後のサビ落とし作業がスムーズに進みます。
STEP2. ブラシやサビ落とし剤で研磨する
次に、サビの程度に応じて適切な方法で除去します。
軽度なサビであれば、サンドペーパーやワイヤーブラシなどでこするだけでも十分に落ちます。
サビが固着している場合は、下記のようにサビ落とし剤を使いましょう。
- 対象部分にスプレーや液体を塗布します。
- 数分置いてからブラシでこすります。
- サビが浮いてきたら、柔らかい布などで丁寧に拭き取ります。
STEP3. 仕上げの防錆処理を行う
サビを落とした後は、再発を防ぐための「防錆処理」が大切です。
防錆スプレーは下記のように使いましょう!
- サビを落とした部分の水分や汚れをよく拭き取る
- 対象部分にスプレーする
おすすめは、呉工業が販売している「KURE 3-36」というスプレーです!
サビの再発防止だけでなく、工具の可動部をなめらかに保つ潤滑効果もあります。
身近なものでOK!サビ落としに使える5つのアイテム
電動工具のサビは、家庭にある身近な道具で落とせる場合があります。ここでは、手に入りやすく使いやすい5つのアイテムを紹介します。
紙やすり
紙やすりは、サビを物理的に削り落とせます。
最初に120番程度の粗めの紙やすりで削り、続いて1000番程度の水研ぎペーパーを使います。その後、潤滑剤(または油)を少量塗って磨くと、表面がなめらかになります。
広範囲の軽いサビは、スコッチブライトのような研磨パッドでこするのも効果的です。
使用後は必ず潤滑スプレーを可動部分に吹きかけて保護しましょう!
ワイヤーブラシ・スチールウール
広範囲に薄くサビが広がっている場合は、ワイヤーブラシやスチールウールがおすすめです!
素材がどうしても傷つきますが、金属の種類やサビの程度に応じてステンレス・真鍮・ナイロンなどを使い分けることでダメージを抑えられます。
ステンレス製のブラシはしっかり削れますが、その分金属表面を傷つける可能性もあるため、力加減に注意しましょう。
電動ドリルにワイヤーブラシヘッドを装着して使うと、効率よく削ることができます!
重曹
重曹を水でペースト状にして、サビ部分に塗ります。
1時間ほど放置した後、歯ブラシやメラミンスポンジでこすり、乾拭きして仕上げます。
重曹は穏やかな研磨作用があり、金属表面を傷めにくい点が大きなメリットです。
クエン酸
クエン酸または家庭用の酢でサビを化学的に溶かす方法もあります。
温めた酢を使ったり、クエン酸水につけたりするとより効果的です!
電動工具が大きいために浸けおきが難しい場合は、布やキッチンペーパーでパックするように酸液を当てて放置し、ブラシでこすって汚れを落としましょう。
木工用ボンド
木工用ボンドを錆びた金属部分に厚めに塗り、完全に乾いてから剝がす方法があります。
ボンドがサビに密着して剥がす際に、一緒にサビを取り除くことができます!
電動工具の価値を下げる!? サビ落としに潜むリスクと注意点
電動工具のサビを自分で落とせば、工具の寿命が延ばるうえに性能も回復します。
しかし、誤ったやり方では工具を傷めてしまい、性能が低下したりサビが再発したりするおそれがあります。
ここでは、サビ落としのリスクと注意点について解説します。
工具の損傷につながる無理なDIYは避ける
サビが電動工具の内部まで広がり、部品が固着している状態では、無理に自分でサビ落としをするのは危険です。
無理に分解したりサビをこすり取ったりすると、部品の破損や動作不良につながるおそれがあります!
さらに、研磨剤やサンドペーパーで強くこすると、部品表面が傷ついてサビが再発したり広がったりすることになりかねません。
重度のサビは、専門の修理業者に任せるのが安心です!
「サンポール」を使ったサビ落としは絶対にNG
サンポールは洗浄力が高いイメージから、サビ取りに使ってしまいがちです。
サンポールを使って工具のサビを落とすのは絶対にやめましょう。
確かに塩酸の力でサビは落ちますが、金属自体を傷めてしまいます。
傷んだ金属は空気や水分と反応しやすいため、数日で一気に再びサビが広がることにもなりかねません。
結果的に工具の寿命を縮めてしまうため、間違ってもサンポールは使わないようにしましょう!
サビ落とし後の「錆びを防ぐメンテナンス」も徹底を
工具をサビから守るには、日頃のメンテナンスが重要です。
せっかくサビを落としても、適切なケアを怠ればすぐに再発します。
金属表面に付着したホコリや油、土などは、そのまま放置しておくとサビの原因になるため、作業後は必ず汚れを取り除きましょう!
水で軽く洗い流すことも可能ですが、洗浄後の水分は念入りに拭き取ることが大切です。自然乾燥させると、水道水に含まれる微細なミネラル成分が残留し、かえってサビや腐食を招くおそれがあります。
乾いた後は、潤滑スプレーや防錆コーティング剤を吹きかけて、空気や湿気から守る皮膜を作りましょう。
クリーナーで工具の細かい部分まで清掃することも効果的ですが、必要な油分まで失われるため、潤滑剤で仕上げることが大切です。
また、保管方法にも注意が必要です。
湿気の多い場所や風通しの悪い環境ではサビが発生しやすいため、できれば乾燥剤を一緒に収納ケースへ入れましょう!
まとめ:錆びをうまく落として、電動工具の性能を取り戻そう!
錆びてしまった電動工具も、適切な手順を踏めば、見た目や性能をある程度まで回復させることが可能です。
まずは分解して汚れを落とし、次にブラシやサビ落とし剤で丁寧にサビを除去します。
最後に防錆スプレーで仕上げをすれば、サビの再発も防げます。
特に「KURE 3-36」などの防錆潤滑剤は、可動部の保護にも効果的です。
ただし、内部までサビが広がっている場合や、自力では落とせないような頑固なサビには注意が必要です。
無理に作業を進めず、専門業者に相談するのがおすすめです。
アクトツールでは、サビ取りをはじめとした修理・メンテナンスのご相談を受けつけています。
状態によっては買取が可能な場合もありますので、まずはお気軽にご相談ください!



