鳶職に必要な道具とは?必須工具の選び方&人気おすすめメーカー
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- Yoshida.K
2022.01.23 2026.02.02
高所での足場組立や解体、基礎工事などを担う鳶職は、常に危険と隣り合わせの現場で作業を行います。
そのため鳶職にとって道具や装備は、単なる作業効率の問題ではなく、安全性と仕事の質を左右する重要なものです!
本記事では、鳶職に必要な必須工具と装備を中心に、現場で即戦力になる選び方のポイントを工具屋の視点から解説します。
あわせて、実際に鳶職人から支持されている人気メーカーや、道具を賢く揃えるための方法についても紹介します。
これから鳶職を目指す方や、道具を見直したい現役の方は、ぜひ参考にしてください。
目次
鳶職に必須の工具と、現場で即戦力になる選び方
鳶職では道具を借りられるケースも多いため、最初からすべてを揃える必要はありません。
仕事に慣れてくると、自分の手に合った道具のほうが作業しやすいと感じるようになり、必要なものを少しずつ揃えていく流れが一般的です。
無理に一式を用意するのではなく、使う場面や経験に応じて準備していきましょう!
ここでは、使用頻度が高く、現場で早い段階から使うことになる工具について選び方とともに紹介します。
両口ラチェットレンチ

(引用:モノタロウ)
両口ラチェットレンチは、両面に異なるサイズのソケットを備えた鳶職の定番工具です。
直交クランプの締め付けや、番線作業など幅広い場面で使用されます。
とくに先端が尖ったタイプがおすすめです。
この尖端部分は、重なったボルト穴を合わせる際に使われ、現場では「ガチャ」「シノ」とも呼ばれています!
選び方のポイントとしては、ラチェットの切り替えがスムーズで、ギアの遊びが少ないものを選ぶことです。
安価すぎるものは空転しやすく、作業効率が落ちる原因になります。
金づち(ハンマー)

(引用:モノタロウ)
金づちは、釘打ちよりも足場材のくさびを叩き込む用途で使われます。
水平材や斜材を固定する際に欠かせない道具です。
くさび式足場では、ある程度重量のある金づちが使われることが多く、解体現場ではくぎ抜き付きのタイプが便利です!
選ぶ際は、振り抜きやすさとバランスを重視しましょう。
柄が短すぎると力が伝わらず、長すぎると取り回しが悪くなります。
スケール・測定工具

(引用:モノタロウ)
スケールは金属製メジャーで、長さ測定だけでなく、足場位置の確認や荷の重心確認にも使われます。
高所作業が多いため、落下に耐えられる耐衝撃性が重要です。
建設現場では5.5mスケールが主流です。
足場材1.8m×3本分を一度に測れるため、作業効率が高くなります!
選ぶ際は、ロックの強さとテープのコシを確認しましょう。
コシが弱いものは片手作業時に不安定になります。
クリッパー

(引用:モノタロウ)
クリッパーは、番線を切断するための専用工具です。
鉄パイプや鉄筋は番線でまとめられていることが多く、使用頻度は非常に高いです。
普通のハサミでは切れないため、鳶職には必須の工具といえます!
現場ではボルトカッターと呼ばれることもあります。
選び方としては、刃の開閉が軽く、切断面が潰れにくいものを選ぶのがポイントです。
グリップが滑りにくいタイプだと、冬場や雨天でも扱いやすくなります。
インパクトドライバー

(引用:モノタロウ)
インパクトドライバーは、電動でボルトやビスを締結する工具です。
とくに鉄骨鳶では必需品で、大型建造物の組み立て作業に使われます。
高所での作業が多いため、重量とバランスが重要です。
パワーだけで選ぶと、長時間作業で腕への負担が大きくなります!
選ぶ際は、現場で主流のバッテリー規格に合わせるのがおすすめです。
周囲とバッテリーを共用できると、充電切れ時の対応が楽になります。
セーフティーワイヤー

(引用:モノタロウ)
セーフティーワイヤーは、工具の落下を防ぐための安全装備です。
工具と安全帯やベルトをつなぎ、高所作業での事故を防ぎます。
中芯にはステンレスワイヤーやケブラー繊維が使われ、外側は柔軟な樹脂で覆われています!
重い工具や尖った工具には必須です。
選ぶ際は、耐荷重表示と取り付け金具の強度を必ず確認しましょう。
安価なものはカラビナ部分が破損しやすく、事故の原因になります。
合わせて揃えたい!鳶職に必要な装備・腰道具一覧
鳶職の職人が腰道具を身につけ、高所を軽やかに移動する姿に憧れてこの仕事を目指す方も多いでしょう。
鳶職は多くの工具を常に携行するため、装備一式の総重量が10kgを超えることも珍しくありません!
その重量に耐えられる装備であること、そして何より安全を確保できることが重要です。
ここでは、鳶職に就く際に必要となる装備類を紹介します。
ヘルメット

(引用:モノタロウ)
ヘルメットは、高所作業が中心となる鳶職にとって、転落時や落下物から頭部を守るための必須装備です。
選ぶ際は、耐久性と安全規格を満たしているかを最優先にしましょう!
あわせて、通気性の良いモデルを選ぶことで、夏場の炎天下でも快適に作業しやすくなります。
サポートベルト

(引用:モノタロウ)
サポートベルトは、腰回りに装着する工具の重量を分散し、腰への負担を軽減する役割があります。
鳶職は常に工具を身につけて作業するため、腰へのケアは欠かせません。
軽量で安定感があり、ある程度の重量に耐えられる構造のものを選びましょう!
商品によっては、腰袋のズレ防止や蒸れ対策、腰痛軽減を目的とした設計が施されているものもあります。
ツールバッグ(腰袋)

(引用:モノタロウ)
ツールバッグ(腰袋)は、鳶職が日常的に使用する工具を収納するための装備です。
耐久性・収納力・取り出しやすさは、作業効率に直結します。
重い工具を入れても型崩れしにくく、素早く出し入れできる構造のものが理想です!
内ポケットや仕切りがあるなど、細かい工具を整理しやすい設計だと現場で重宝されます。
作業着

(引用:モノタロウ)
鳶職の作業着として特徴的なのが、ニッカポッカと呼ばれるズボンです。
一見すると大きくダボついたデザインですが、これには理由があります。
足の可動域が広く、動きやすいことに加え、汗をかいても肌にまとわりつきにくい構造です。
また、障害物に触れた際に違和感を察知しやすく、溶接時の火花から脚部を守る役割もあります!
さらに、風で裾がなびくことで、高所での強風を察知しやすくなる点もメリットです。
安全帯(フルハーネス型)

(引用:モノタロウ)
フルハーネス型の安全帯は、高所作業時の転落を防ぐための命綱となる装備で、鳶職には欠かせません。
2019年2月以降、高さ5m以上の作業ではフルハーネス型安全帯の着用が義務化されました!
さらに2022年1月以降は、フルハーネス型以外の安全帯は使用できず、違反した場合は罰則が科されることとなりました。
購入時には、国の定める規格に適合しているかを必ず確認しましょう。
【工具屋が選ぶ】鳶職人から人気の“間違いない”おすすめメーカーは?
鳶職の道具選びでは、価格や見た目以上に「現場で信頼できるかどうか」が重視されます。
過酷な環境で毎日使われるからこそ、耐久性・使い勝手・カスタマイズ性に優れたメーカーは自然と支持を集めます!
ここでは、工具屋の視点から見て、実際に鳶職人からの指名買いが多いメーカーを紹介します。
ニックス(KNICKS)
(引用:ニックス)
腰道具(腰袋・ホルダー)分野で、現在圧倒的な存在感を持つメーカーです。
高級なヌメ革を贅沢に使用した腰袋が代表的で、使い込むほどに風合いが増し、自分仕様に育っていく点が職人に評価されています!
独自の連結チタンパーツなどによりカスタマイズ性が非常に高く、「腰回りに妥協したくない」鳶職人から強い支持を受けています。
スーパーツール(SUPER TOOL)
(引用:スーパーツール)
鳶職人の三種の神器のひとつであるラチェットレンチにおいて、高いシェアを誇るメーカーです。
堅牢で壊れにくい設計が特徴で、とくにアルミ製・曲がりしの付きラチェットは、軽量化を重視する現場で定番となっています!
過酷な使用にも耐える剛性と、確実なクリック感が長年評価され続けている理由です。
タジマ(TJMデザイン)
(引用:タジマ)
スケール(コンベックス)やレーザー墨出し器で知られ、近年は「セフ(後付けホルダー)」シリーズで注目を集めています。
工具の脱着をワンタッチで行えるセフシステムは、腰回りの整理と作業効率を大きく向上させます!
機能性とデザイン性を両立しており、若手からベテランまで幅広い層に支持されているメーカーです。
土牛産業(DOGYU)
(引用:土牛産業)
番線カッター、ハンマー、バールなど、「叩く・切る・曲げる」道具を得意とするメーカーです。
なかでもアルミ製ボルトクリッパーは、腰に差しても負担になりにくい軽さと確かな切れ味で、鳶職人から高い評価を得ています!
現場の声を反映した実用的なラインナップが多く、実直な道具を求める職人に選ばれています。
鳶職の必須道具を一式で揃えるなら、お得な「中古工具販売店」も活用を
これから鳶職として道具を本格的に揃えるなら、新品にこだわらず中古工具を賢く使うのがおすすめです。
鳶道具は耐久性を優れており、状態の良い中古品でも現場では十分に即戦力になります。
とくに腰道具・ラチェット・インパクトなどを一式まとめて揃える場合、新品で統一すると初期費用はかなりの負担になります。
中古を活用すれば、ワンランク上のメーカー・モデルを低コストで導入できます!
また、不要になった道具を売却して買い替え資金に回すことで、コストをさらに抑えられます!
中古工具を検討するなら、「買う・使う・売る」を一店舗で完結できるアクトツールがおすすめです。
- 鳶職向け工具・腰道具の在庫が豊富
- 工具専門スタッフによる点検・メンテナンス済み商品を販売
- 不要になった工具はそのまま買取に出せる
鳶職向けの工具や腰道具も豊富に取り扱っているため、これから道具を揃える方も安心して利用できます!
まとめ:鳶道具は、現場の安全と効率を左右する重要な投資
鳶職に必要な道具や装備は、無理に最初からすべてを揃える必要はありませんが、使用頻度が高い必須工具と安全装備だけは妥協せず選ぶことが重要です。
また、鳶道具は消耗品である一方、中古市場での需要が高く、資産として循環させやすい特徴もあります。
新品にこだわらず、状態の良い中古工具を活用すれば、コストを抑えつつ即戦力の道具を揃えることが可能です!
鳶職の道具をまとめて揃えたい、あるいは使わなくなった工具を売却したい場合は、アクトツールの活用がおすすめです。
中古工具の販売から買取まで一貫して対応しており、必要な道具をお得に揃え、不要な工具は次の購入資金に回すことができます。
現場に合った道具を選び、安全と効率を高めながら、長く活躍できる鳶職人を目指しましょう!
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システム開発課 Yoshida.K プロフィールはこちら
新卒で入社し、店舗での買取・販売スタッフ経験を経て現在は、アクトツールのマーケティング責任者として活躍中。多くのお客様との接客経験から得た工具に関する知識を活かして、ホームページの監修をメインに行っています。








