玄能(金鎚)について
- Kinoshita.M 戸田店
2019.08.31 2021.03.09
お久しぶりです。今回で5回目の投稿となります。
夏ももうすぐ終わりですが、まだ暑いですね
庭のコンクリート打ちは進んでいません(^^汗
このままだとまた雷が落ちそう・・・
という事で
今回は玄能についてです。
画像のショートハンマーですが、普通のサイズの玄能の柄を途中で切断して持ち手の部分を紙やすりで削ってオリジナルを作りました。市販の物でも良かったのですが、何と無く拘ってつくっちゃいました。見た目使い込まれて居ますし古そうなんですが、刻印に「土牛」って入ってます。
って事で物は至って普通(汗
何に使うかと言いますと主にピンポンチを叩く為です(その他色々に使えますが・・・)
さて本題ですが、わたくし正直金鎚って扱うのが下手で下手で ってことでまたもや
自分用のメモみたいになっちゃうのですが、
使い方を改めて確認しようと思います。
どれくらい下手かというと、よく漫画なんかで自分の指を叩いて大きく指が腫れたりしますよね?それと同じくらい不器用です。(汗
※尚、既に玄能についてのコラムはございますが、ここでの記載内容は素人さん(私も含め)が使う為の使い方になります。ご了承下さい。
金鎚を使う時のコツは何といっても金鎚の頭の重さを利用するに尽きるそうです。
・柄はしっかり握っても、手首が固くならない様にリラックスして握る。
・金鎚を上げた反動を利用して持ち上げ
・金鎚の頭を釘の頭の上に落とす。
こんなイメージで練習するといいとか
さて実際に釘を打つ際にはどうすれば?
1.まず、使用する釘は
上にくる木材の板厚の2.5~3倍ぐらいの長さが必要です。これより短いと簡単に抜けてしまいます。
2.釘の先端の位置を決めたら、打ち始めはごく軽く、小刻みに、釘の方向を確かめながら打つ面に釘が垂直になるように叩きます。
3.釘の方向が決まったら、添えた方の手を離して、力を入れリズムよく叩いて釘を打ち込みます。
4.打ち終わりは、金鎚の面を丸みを帯びた方に持ち替えて、材料の表面と釘の頭が同じ高さになるようにします。
※余談ですが、釘締めって言葉があります。
【釘締め】
とは、釘の頭を木材に埋めるように打ち込む事により、抜けにくくより強度を高める技法だそうです。
「先切金鎚」(先の尖がった金鎚ですね)を使用します。
細い方を当てたまま、反対側を他の金槌で叩くと釘が埋もれていきます。少し埋まったら釘締め完了です。
それともう一つ
【木殺し】
両口玄能の頭の片方は「木殺し面」と呼ばれ、よく見ると丸く膨らんだ形状になっています。その面ではめ込む側の木材を叩いて圧縮させる技法を「木殺し」といいます。こうしておくことで組み立ての際に材料がはめ込みやすくなり、叩き入れた後は木が膨張し元の状態に戻り、がっちりと組み合わせることができます。
なるほど~いつかはカッコよく打ち込めるように成りたいものですね?
私の場合何年先になることやら・・・・
という事で今回は身近な金鎚に触れてみました。やはり使いやすいものが一番だと思います。皆さんも自分用の1本を探してみてはどうでしょうか?
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勤続5年半程 2019年4月に所沢店に移動。2019年8月に戸田店へ移動
周りからは「きのぴー」とか「アルパカ」って愛称で言われています。休日は主に娘のお世話で一日が終わります(汗。趣味はオークションでの古物集めです。
今一番欲しいものは自分用のパソコンです(これも娘が占拠してます)。