台風の脅威の後に・・
- サルトくん 町田店
2019.10.14 2021.03.09
水中ポンプってどうやって選べばいいんだろ?
台風19号ハギビスの猛威はすごかったですね!
各地で川の氾濫や浸水など甚大な被害がでていました。
様々な場面で使われるであろう水中ポンプ
これに今回は触れていきたいと思います。
水中ポンプは用途などから分けますと大まかに3種類
1:汚水用
農業用水や雨水の排水
水をくみ上げて畑に散水
雪国の融雪などに。
2:排水用(工場)
工事現場に入った水を吐き出す
向上で水をくみ上げる
3:家庭用
風呂水の再利用
池の水のくみ上げや庭木への散水など
※汚水用、排水用で明確な基準はないので用途に合わせて選べます。
アクトで扱っている水中ポンプは
エバラ・テラダ・ツルミ・工進・リョービ
といったメーカーが一般的です。
工進とリョービは比較的ライトユーズな型が多く
価格も比較的安価な物が多いです。(汚水用もありますよ)
現場でコンクリートに雨水が溜まってしまった、なんていう時には十分使えます。
ここで気を付けなくてはいけないのが清水用、と汚水用の違いです!!
先に書いた「コンクリートに雨水が・・」などの場合は水に泥やごみなどが少なく清水用で用は足りますが・・
実際に清水用は井戸のくみ上げなどに使えれば良いのかな?
というのが個人的な感想です。
「土や養生していない現場で大きな水たまりが・・・・」
今月台風19号「ハギビス」による全国的な被害(水害)がありました、
川の氾濫、土砂崩れ、その他災害
道路や庭、家屋からの排水でかなり必要とされているのではないでしょうか?
こういった場合には泥水やごみ、土砂などが多く混ざっている水の排水になりますので
一般工事排水用や汚水用というものが必要になるのでは?
と思います。
例えばベタ基礎に水が溜まってしまった、
なんていう時には低水位排水用やスイープ式がとても重宝します。
水中ポンプは読んで字のごとく本体ごと水に入れてしまうので
最低吸い上げられる水位という物があります。
スラブ、フロアなどの溜まり水に排水にはスイープ式(陸上ポンプ)がオススメです。
(コチラは本体を水中に入れる物ではなく本体から伸びたホースから吸い上げる物です 例:掃除機みたいな)
一般排水用ポンプは水位10cmくらい無いと吸い上げられない物もあるので
必要な水位を把握しておく必要がありますね!
用途に合わせ色々と機能があり私も最初はよくわかっていませんでした。
例えば自動式
センサーがありある一定の深さまで水が溜まると始動、など
センサーの種類もいくつかあり、フロート式や電通式など明確な用途が無い限りは必要ないかもしれないですね。
ポンプの選び方
まずは水中ポンプを選ぶ為の基本的な知識を説明します。
良く水中ポンプ選びで出てくる言葉があります。
「出力」「揚程」「吐出量」
①出力
出力は水中ポンプ選びで最も重要な要素の一つ、
簡単に言いますと 出力というのはそのままポンプのパワーという事になります。
本体や説明書には「kw」と表記されています。
②揚程
揚程はそのポンプでどのくらいの高さまで水を引き上げる事が出来るか?
という物です。
これは①の出力によって大きく変わってきます。
③吐出量
吐出量はそのポンプで一分間にどのくらいの量の水を吐き出せるかと
いう表記をされている事が多いです。
実際に揚程を挙げていくと反比例し吐出量は下がります。
実際の排水作業に探されているお客さまは現場で何分で排水できるのか?
を見ていますのえ「出力」と「吐出量」を聞かれる方が多いです。
沢や池から水を引きたいなんて方は高低差があるので「揚程」を見ているようです。
アクトで水中ポンプをお探しの方がおりましたら、一緒に勉強しながら
お希望に添える一台を一緒に探させて頂きます。