COLUMN
サイディングボードのアレコレ
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- 菅谷 佳則所沢店
2019.10.26
画像引用元 建材ダイジェスト https://kenzai-digest.com/siding/
目次
こんにちは!所沢店の竹内です!
10月から消費税が10%に上がりましたね!!
消費者としては辛い所です。
思えば私が小さい頃は消費税など無かったので、そう考えると物価的な感覚は違って
いましたね。
幼少の頃「ねぎ1本にも消費税」なんてCMが流行りましたが、今ではネギどころか
う○い棒1本にも消費税であります。
きびし~
さて、今回はサイディングについて書こうと思います。
サイディングとは簡単に言えば家の外壁材ですが、一般的にはサイディングボード
なんて呼ばれますね。
私は正直サイディングといってもピンとこなかったのですが、アクトに入ってからは
色々と問い合わせが多いので最低限は知っておかないと・・・という感じです。
ちょっと地味なテーマですが、現在の戸建てはサイディングが主流になっていますの
で、かなり身近な物でもあります。
昔の家の外壁はモルタルを塗っていましたが、時間も手間もかかるので大変でした。
しかしサイディングが使われるようになってからは圧倒的に施工が楽になったようです。
よくお客様に「サイディング用のチップソーちょうだい」と言われるのですが、
何のサイディングか尋ねると「サイディングだよ!」と言われてしまいます。
サイディングは大きく分けて4種類あるのですが、日本で使われているサイディングの
実に7割以上が「窯業系」と呼ばれるサイディングなので、サイディング=窯業系と
解釈されている方が多いかもしれませんね。
しかし、あとの3割は他のサイディングなので、店舗側としてはわかっていても念のた
めに確認する必要があるといった感じです。
大きく分けて4種類と言いましたが、ではどのようなものがあるのか・・・
■窯業系(ようぎょうけい)サイディング
セメント質と繊維質を主な原料として作られたサイディングです。
シェアの7割以上を占めていて、サイディングといったら窯業系の事を言っていること
が多いです。
特徴としては、耐震性・耐火性・コストパフォーマンスに優れており、デザインも豊富な
ので1番バランスのとれたサイディングと言えます。
欠点としては吸水性がやや高いので、防水塗膜やシーリングのメンテナンスを怠ると
劣化を早める原因になります。
■金属系サイディング
窯業系の次に多いサイディングです。
ガルバリウム・アルミニウム・ステンレスなどの鋼板を使用しています。
近年は金属加工の技術進歩により需要が高まってきています。
特徴としては、長期間メンテナンスフリー・防水性・耐天候性・軽量などの点に優れて
おり、また使用している金属によっても特徴が変わってきます。
しかし、コストが高いのと窯業系ほど多種多様なデザインが無いのが欠点です。
ただ、防火性・遮音性を除けば窯業系より優れているので、コストを気にしない方は金属
系もアリかもしれませんね。
■木質系サイディング
その名の通り天然の木を使用したサイディングです。
どちらかというと性能よりも風情を重視したサイディングと言えるかも知れません。
特徴としては、デザインの自然性・趣があるなどです。
他のサイディングより優れている点は少なく、火や水に弱いので、使用する場合は定期的
なメンテナンスと敢えて経年劣化による変化を楽しむ心が重要かもしれません。
とはいえ最近では不燃処理などによって性能の上がっているものもあります。
天然木を使用しているので、やはりコストは高めです。
■樹脂系サイディング
塩化ビニル樹脂を使用したサイディングです。
元々は北米で開発され、寒冷地に向いたサイディングです。
日本ではほとんど馴染みは無いですが、アメリカでは外壁材シェアの50%を占めています。
特徴としては、耐天候性・メンテナンス性・撥水性・軽量・弾力性などに優れており
冷害に強い特性があるため寒冷地では幅広く普及しています。
また表面塗装ではないので再塗装が不要というのも嬉しいですね。
しかし、軽く薄く設計されているので、他のサイディングに比べ遮音性が劣ります。
土地が狭く住宅が密集している日本では普及しにくいのかもしれませんね。
各サイディングのおおまかな特徴はこんなところです。
集合住宅にしか住んだことが無い私にとっては馴染みのの無い物でしたが、色々調べてみると奥が深くて面白い物です。
そういえば子供の頃、某芸能人が「パッとサイ○リア~」などと歌っているCMをよく見て
いましたが、あれもサイディングのCMだったんですね。
当時は歌だけ耳に残って、内容が何なのか全くわかっていませんでしたが、あの頃からサイ
ディングが広く普及し始めたのかもしれません。
サイディングの耐用年数は種類によって幅はありますが、だいたい7~10年くらいと言われています。
これは言い換えれば表面塗膜やシーリングの耐用年数ということにもなってきますが、修繕
などのメンテナンスを怠ると剥離などが起こり、外見・機能性共に衰えてしまいます。
快適な生活空間を保つためには定期的なメンテナンスを心掛けた方が良いということですね!
サイディングって、ほんっっっとう~に良い物ですね!ではまた来月お会いいたしましょう!
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岩槻店店長 菅谷 佳則 プロフィールはこちら
アクトツール岩槻店店長の菅谷です。岩槻店で唯一の眼鏡男子です!
工具買取査定歴は約7年ですが常に初心を忘れず一点一点丁寧かつ迅速な査定を心掛けています。買取相談、見積もりだけでも大歓迎ですので、まずはお気軽にお問合せ下さい。
ちなみに唯一の趣味は5年程やってませんがブラックバス釣りです。