COLUMN
最新インパクトドライバー マキタ TD001GRDXを分解して調べてみた!
-
- 杉浦 優輝桶川店
2019.10.28
目次
最新型インパクトドライバー マキタ TD001GRDX の分解を決意。
皆さん、こんにちは!まだ発売されたばかりなのに無意味にキャンプに連れてかれたり、小雨の降る中、撮影に挑んだりと大変な、TD001GRDXさんですが、今度は通な読者さんのために
そうだ!身ぐるみを剥いじゃおう。 そう決意を新たにした私は、新品のインパクトなんだよな~
と怪訝そうな店長をよそにオペを着手。まっ新品じゃ売れないとしてもウチほら中古屋じゃない?
ちゃんとくみ上げるのは自信ありだから、分解して組んだだけの中古美品で売った方がお客さんもさぞ、喜ぶ
だろうと。軽い言い訳を自分に言い聞かせながら・・・。
ホラ、このモデルマキタの18Vのインパクトドライバー、TD171DRGXにクリソツじゃないですか?
だから、40Vのバッテリーの仕様になった事と最大締め付けトルクが220N.mになったりとか
そりやいろいろ代わったのは解るんですよ、自分も。ただ形があまりにも似てるから
内部的にはどうなのかって気になりますよね?
正面側からだと分解できないのでくるっと後ろに回します。
はい、後ろ姿です。
最初はいっちゃん後ろのテールカバーを外します。
冷却するためのプロペラとベアリングが見えますね。
ここらへんはいつもと同じといった感じ、わけのわからんメーカー名がベアリングに刻まれている。
多分インドネシア製。ひょっとしたらマキタさんが選んだメーカーだから、優秀なメーカーなのかもしれない
自分が知らないだけで。
前側の蓄光バンパを外します。
ぺりっと簡単に外れます。
買取で来る場合、結構外れていることが多いのは簡単に外れすぎだからか。
8本ネジを外すとぱかっとハウジングの片割れが外れます。
なにかと見た事のある感じ、既視感。ちなみにTD171をぱかっとすると。
偉い汚いな~。なにげジョージAロメロ感、でもれっきとしたTD171DGXARのオーセンティクレッド
新型と比べて部品配置はほとんど変更点は無し。スイッチの下の(防水、防じん?)カバーが無いのと
オムロン製のスイッチの型式が違いますね。
ハンマーケース内部、ステーター周り、基盤関係はどうかな?
コチラがステーター周り、上がTD171、下がTD001(新型)
結構違いがありますね~。
基盤周りも厚みがまったく違います。あっ上が新型です。
新型はヒューズが30Aです。TD171系は40A。

当然、バッテリーの差込口も違います。
互換性はまったく無いのが玉にキズ。
右が新型、となりがTD171、おわかりいただけただろうか?
新型の先端は高いトルクに耐えうる為か、鋼材に厚みがあるのです。
上がTD171系、下がTD001GRDX、縮尺はアレですがハンマ、アンビル共に
肉厚になっている感じがします。ハンマケース内にアンビルを入れた後、Cリングで
止めるようになっているのも違いますね。旧型はアンビルにOリングが2つ付いてて
圧入する感じ。ちなみにハンマケースをご家庭で開ける際は、逆ネジですのでお気をつけ下さい。
ここまで、いろいろ見てきまして、皆さんも思ったと思いますが、
新型のTD001GRDXは旧型と外見こそ似てるとはいえ、内部をみると全くの
別物といったモデルです。
これが結論となります。分解すると見えてくることが結構ありますね。
参考になれば幸いです!それでは!