【工具屋監修】ディスクグラインダーの使い方と選び方を徹底解説!
- サルトくん 川口店
2019.04.27 2024.08.28
金属など硬い素材を加工・切断するときに活躍するディスクグラインダー。
塗装前の下地調整でも使用でき、さまざまな用途でかつやくします。
プロはもちろん、シンプルで扱いやすいためDIYユーザーにもオススメ。
作業の効率化を図ることができますが、その一方使い方を間違えると事故につながる可能性があります。
そこで今回はディスクグラインダーの使い方をご紹介(^^)
記事後半からは、ディスクグラインダーを選ぶときに気をつける点もご紹介します。
ディスクグラインダーを買うか迷っている方は、ぜひこの記事を参考にしてくださいね。
・ディスクグラインダーの使い方
・ディスクラインダーの選び方
目次
ディスクグラインダーの使い方は?
電動工具全般に言えることですが、正しい使い方をしないと事故につながる可能性があります。
ここからはディスクグラインダーを正しく使う方法をご紹介します!
①保護メガネ・革手袋を準備
ディスクグラインダーは刃が「1万回転」以上で高速回転をします。
作業中に火花や粉が舞う可能性が高いため、保護メガネを着用するようにしましょう。
また、ディスクグラインダーを持っている手にも火花が飛ぶ可能性があるため、手袋の着用も必須です!
手袋の選び方については「作業用手袋の種類・選び方・おすすめ【2022年版】」を参考にしてくださいね。
②材質に合ったディスクを準備
次にディスク選び。
ディスクグラインダーにはさまざまな砥石(ディスク)の装着ができます。
「研削用」「切断用」などの種類があり、作業内容に合ったディスクを選びましょう。
作業内容に合っていないディスクを選ぶと、ディスクの破損につながるケースがあります。
ちなみに「ディスク」はびっくりするくらい種類があるので、
「ディスクグラインダーのアタッチメント一覧!」を参考に選ぶようにしましょう。
③ディスクの取り付け
晴れてディスク選びが終わったら、次は取り付けです。
前提として、必ず電源コードを抜いて動作しないようにしてから取り付けを行なってください。
取り付けをするときは、上記の「アジャストレンチ」を使うのが一般的。
おそらく付属品として一緒についてきていると思います。
取り付け方法としては、
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①固定フランジの凹面が、スピンドル側の凸部に噛み合うようにはめこむ。
②ディスクをはめこみ、移動フランジの凸面を本体側にはめこみ、手でねじ込む。
(もしディスクのが薄いときは、移動フランジを凹部を本体側にして取り付けることも)
③「スピンドルロックボタン」を押しながら、移動フランジをアジャストレンチで締め付ける。
④最後に手で両方向に回したりして、緩みがないかを確認。
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※上記が一般的なディスクの取り付け方ですが、機種によって異なる場合があります。
あわせて説明書も必ず確認してください。
④作業スペース確保
意外と大事なのが作業スペースの確保。
とくに金属加工をするときは火花が飛び散るため、燃え移りやすい物は絶対に置かないようにしてください。
実際、作業中に火花が飛び散って火事騒ぎになったということもあります。
⑤加工する材料を加工
ここまでできたら、加工する材料を固定します。
材料を固定しないと、加工中に材料が動き事故につながる可能性があります。
⑥材料を加工
ここまでできたら加工です。
バッテリーの装着や電源コードを差し込み、本体下部にある電源を「ON」にします。
このとき本体を落とさないよう注意しましょう。
ディスクグラインダーは初動から高速回転するためです。
作業を中断するときは必ず電源「OFF」にします。
さらに使わないときは、必ずコンセント・バッテリーを取り外しておきましょう。
また、「動画でも使い方を見てみたい」という方は、下記に参考動画を貼っておくので参考にしてくださいね(^^)
上記はコメリ公式のYouTubeチャンネルです。
動画内では、
・鉄材の研削、バリ取り
・鉄材の錆落とし
・木材の表面仕上げ
などの使い方を紹介しています。
ディスクグラインダーの選び方とは?
ここまでディスクグラインダーの使い方を紹介しました。
しかし、一つとても悩ましい問題があります。
それが「ディスクグラインダー選び」です。
ディスクグラインダーはたくさんの機種があるため、悩む方もいると思います。
そのためここからはディスクグラインダーを選ぶときの基準になる、
・サイズ
・モーターの回転数とトルク
について紹介します。
機種選びで迷っている方は、ぜひ参考にしてくださいね(^^)
刃(砥石)の外径・サイズ
ディスクグラインダーのサイズは、
・100mm
・125mm
・150mm
・180mm
上記4つが主流。
この内「100mm」「125mm」は汎用性が高く、よく利用されています。
サイズの大きい「150mm・180mm」は「AC電源」の機種が多く、コンセントがないと使えないケースも。
ほとんどは100Vですが、用途に応じて200V電源対応の機種もあります。
ここで注意してほしいのは「大は小を兼ねない」ことです。
ディスクグラインダーのサイズが大きければ、その分取り付けるディスクも大きくなります。
ただ「大きいディスクも小さいディスクも使うから、とりあえず大きい機種を買うか」というのは、オススメできません。
理由はカンタンで、適合しないサイズのディスクを使えるように設計されていないためです。
大きいディスクグランダーに小さいディスクをつけると、回転数が高すぎて能力を発揮できないことも。
また、ディスクが破損する可能性もあります。
モーターの回転数とトルク
ディスクグラインダーの機種は複数ありますが、AC電源タイプは大きく分けて
・高速型
・低速高トルク型
・バランス型
の3に分かれます。
それぞれ特徴を紹介するので、作業内容に合ったディスクグラインダーを選びましょう。
高速型ディスクグラインダー
高速型は回転数が「12,000min-1」前後で、金属切断に向いている機種。
高速回転が特徴で、材料の切断スピードが早い傾向にあります。
デメリットは、モータートルクが他の機種に比べて劣ること。
もちろんすべての機種ではありませんが、「金属より硬い材料」の加工や、研磨作業をするときの作業効率はあまり良くありません。
具体的にはコンクリートの切断など。「なかなか切れないな…」と頑張って切断してしまうと、モーターが負荷に耐えられない可能性があります。
とはいっても、「バリ取り」「サビ取り」など軽い研磨作業なら対応できるはずなので、用途に応じて使い分けましょう。
低速高トルク型ディスクグラインダー
回転数が「9,000min-1」前後のモデルで、「研磨作業」「コンクリート切断」に向いています。
モーターの特性上、回転数を落とすとモータートルク(馬力)が向上。
自動車で坂を登っているときをイメージするとわかりやすいのですが、
ギアを落としてエンジンの回転数を下げると、逆に登りやすくなる…ということです。
なんとなくわかってもらえると嬉しいです!
他のタイプより高いトルクをかけることが可能で、
・広範囲の研磨作業
・硬いコンクリートの切断
に向いています。
バランス型ディスクグラインダー
最後に紹介するのが、回転数「10,000min-1」前後のバランス型。
名前のとおり、切断・研磨がバランス良く行えます。
先ほど紹介した2つのモデルは「高速型」「低速高トルク型」と記載がありますが、こちらはありません。
特定の用途に限られず、バランス良く使用したい方はバランス型もオススメです。
まとめ
ディスクグラインダーは電動工具の中でも使い方はカンタンです。
種類がかなり多いため、用途に合わせて選ぶことが大切!
そのため「買ったら何に使おうかな…」ということを考えて、あなたにピッタリのディスクグラインダーを選びましょう。
ただ、「新品でディスクグラインダーはちょっと予算が…」という方は、ぜひアクトツールのオンラインショップをのぞいて見てください(^^)
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