ドリルドライバーのビット完全ガイド!【プロ解説】
- サルトくん
2021.04.29 2023.12.22
プロ用からDIY用まで、さまざまな種類が発売されているドリルドライバー。
今回はドリルドライバー本体ではなく、ビットに焦点を当てて解説していきます!
ビットがないとドリルドライバーは使用することができません。
先端にビットを取り付けることによって、穴を開けられる素材が変わったりします。
ドリルドライバーのビットの種類や選び方、最後にはオススメ商品なども解説しますので、ぜひ最後までご覧ください(^^)/
目次
ドリルドライバー・ビットとは?
ドリルドライバーとは?
ドリルドライバー(ドライバドリル)とは、ドライバーを電動化した工具のことをいいます。
穴をあけるために使う電動ドリル機能と、ネジを締め(緩め)るために使う電動ドライバー機能の主に2つの要素が合わさっている電動工具です。
最近ではプロの工事現場だけでなく、日曜大工やDIYの場面でも人気の便利な工具です。
ドリルドライバーのビットって?
ビットとはドリルドライバーの先端工具のことです。
このビットを回転させて、穴あけやネジ締めなどを行います。
逆にビットがなければドリルドライバーを使うことはできません。
今回はそんなドリルドライバーのビットの種類や選び方の解説いたします。
また記事の後半では、人気のメーカーを中心におすすめのビットをご紹介をいたします!
ドリルドライバーのビットの種類は?
ドリルドライバーのビットは大きく分けて
- 穴あけ用
- ネジ締め用
- 研磨研削用
の3つがあります。
用途に合わせて専用のビットを選ぶと、後の仕上がりもきれいになるので、素材に合わせたビットを選ぶようにしましょう。
穴あけ用
ビット(先端工具)で一番使用頻度が高く、種類も多いのが穴あけ用のものです。
木工用ビット
こちらは木工用のビットです。
こちらの商品のように、先端に誘導ねじが付いているものは、穴ずれもせず、かつ素早く穴を開けることができるのでオススメです。
最小径は3mmで、30mm径まで0.5mmずつ太くなっていきます。
下穴錐ビット
先端が細く、根本が太めの円錐のような形をしています。
木ネジや釘を打つための穴をあける際に使用する先端工具です!
ダボ用ドリルビット
先端部分にリードがないため、穴をさぐるのに適したドリルです。
貫通用ドリルと違い、一定の深さ、一定の広さの円形をくり抜く時などに使用されます。
木工用のものが中心です。
皿取錐ビット
ネジの頭がお皿状になっている皿ネジ専用の穴あけ先端工具です。
独特な形状でネジ穴とネジの皿が収まる穴を同時に開けることができます。
フォスナー用ビット
ダボ用ドリルと同じように、一定の深さの円形用穴を開ける時に使用されます。
ダボ用よりもきれいな底面を作れるのが特徴です。
金属用ビット
こちらは金属用のビットです。
鉄・銅・アルミなどに対応します。
木材やプラスチックもこちらのビットで穴は開きますが、その素材専用のビットを使ったほうがきれいに穴があきます。
チタンコーティングされているので、何度も使用しても切れ味が持続します。
プラスチック用ビット
こちらはプラスチック用のビットです。
木材、薄い鉄板、モルタルにも穴を開けることができます。
プラスチックはひびが入りやすいため、専用のドリルを使用する必要があります。
通常は先端にドリル、二段目以降に円周刃という構造で、
穴の周囲にバリが発生しづらくなるよう工夫されています。
コンクリート用ビット
コンクリートやブロック、石材などの穴あけもできるビットです。
鉄筋に当たっても食いつきにくく、欠けにくい超硬ドリルです。
竹用ビット
竹も縦に割れやすい性質を持った素材です。
竹用ドリルもプラスチック専用ドリルに似た構造をしていますが、竹以外にも塩化ビニールや硬質ゴムなど木工用や鉄用では素材を傷めてしまう可能性のある時に用いられます。
ネジ締め用
ネジ締め用は、通常のドライバーと同じでプラスとマイナスがあります。
ネジの大きさはさまざまで、スマホやおもちゃなどについている小さいものから、ガレージなどにある大きなものまであります。
写真のように、いろいろな大きさの揃ったセットをひとつ用意しておくと、いざというとき便利ですよ!
先端工具(ビット)には、電動ドライバーに代表されるように締め付け目的に利用されるものもあります。
プラスビット
プラスドライバーの形状をした先端工具で、電動工具に取り付けて使用します。
ネジのサイズには大きいものから順に3番、2番、1番と分かれています。
サイズの合わないドライバーの使用は、ネジ山を潰してしまう原因にもなりますから、複数用意しておく必要があります。
マイナスビット
マイナスドライバーの形状をした先端工具です。
電動で利用するような大きなサイズのマイナスドライバー自体、あまり存在しませんので必要性は高くありません。
プラスドライバーの反対側がマイナスドライバーになっている先端工具もあります。
研磨研削用
先端工具(ビット)には、研磨や研削が可能なオプションパーツも用意されています。
軸付き砥石
高速で回転させることで対象を研磨・研削します。
ガラス・プラスチック・金属・石・セラミック(セラミックタイル)などの加工に使用できます。
軸付きダイヤモンド砥石
ガラスや瀬戸物といった衝撃に弱い材質の研磨や彫刻用に利用されます。
作業内容によって先端が尖っているビット、棒状になっているビットを使い分けます。
超硬カッター
マンドレル
細かな部分を研磨するのに用いられるビット。
先端部分に切削・研磨用のディスクホイールを取り付けて使用します。
ドリルドライバーのビットの選び方は?
ドリルドライバーは、ビットを替えるだけで多様に使うことが出来るとても便利な電動工具です。
ここからはビットの選び方を解説していきます。
サイズで選ぶ
ビットのサイズという場合、ビットの長さと太さの2つのことを表します。
長さは加工したい穴の深さに合わせて選ぶようにしましょう。
ビットが短いと穴が浅くなってしまい、目的の深さに到達するためにはビットを買いなおさなければならないかもしれません。
逆に長すぎると、素材を誤って貫通させてしまうこともあるので注意が必要です。
太さはさまざまあるので、小さい穴を開けたい場合は細いビットを、大きい穴を開けたい場合は太いビットを選びましょう。
1つずつ買うのが面倒な場合は、色々な長さ・太さのビットが入っているセットを買うのがラクチンですね!
用途で選ぶ
ビットは用途に合わせて選ぶようにしましょう。
穴あけ用か、ネジ締め用かはもちろん、加工する素材に合わせてビットを選びましょう。
金属用のビットでも木材やプラスチックに穴を開けることはできますが、やはり専用のビットを選ぶと後の仕上がりがきれいになります。
メーカーで選ぶ
ビットはあらゆるメーカーが販売しているので、お好きなメーカーのものを選ぶのもいいでしょう。
100円ショップなどでは安いビットも売られていますが、何度か使うとすぐ折れてしまうこともあります。
今後長く使い続けるつもりで購入する場合は、信頼できるメーカーのものを買うほうがいいでしょう。
特に、リョービ(RYOBI)やマキタ(makita)などは人気ですし、ビットの種類も多いのでオススメです。
ドリルドライバーのビットの互換性は?
ビットはドリルドライバーと違うメーカーのものであっても使うことができます。
ただ、ドリルドライバーの先端の形と、ビットの差込口の形状が合っているかはきちんと確認する必要があります。
以下では代表的なタイプを紹介します。
丸軸(ストレートシャンク)
最近はインパクトドライバーとも兼用できる六角軸も流通していますが、ドリルドライバーに使用できるは丸軸ビットが基本になっています。
電動ドリルドライバーやアタッチメントを付けたインパクトドライバーで使用できる形です。
六角軸
六角軸ビットは電動ドリルドライバーとインパクトドライバーのどちらでも使うことができます。
Aタイプビット
Aタイプは溝から先端までの長さが13mmとなっているビットです。
通常国内メーカーや、ホームセンターなどで売られているビットはAタイプになっています。
そのため、基本的にはAタイプのビットを揃えていればお手持ちのドリルドライバーにも合うはずです。
Bタイプビット
Bタイプは溝から先端までの長さが9~9.5mmのビットです。
主にエアツールメーカーが採用しているサイズで、海外製のドリルドライバーにも多いタイプです。
差込口対辺
差込口対辺とは、ビット断面の対辺から対辺までの長さのことをいいます。
ドリルドライバーでは5mm、6.35mm、8mmのビットが適合します。
ドリルドライバーのビットおすすめ紹介!
ここからは、人気メーカーを中心におすすめのビットを紹介していきます!
ビットにはたくさんの種類があるので、用途や好きなメーカー、デザインなどで選んでもいいかもしれません。
1本からも購入できますが、さまざまなシーンで使えるセットになっているものも便利です。
穴あけ用
マキタの木工用のビットです。
先端のねじが抵抗を減らして、スムーズに穴あけができる設計になっています。
この商品は長さや太さが違う同じシリーズの商品がたくさんあります。
リョービの鉄工用のドリル13本組のセットです。
φ1.5mmからφ6.5mmまで、さまざまな大きさの穴を開けるのに役立ちます。
SK11の10本組のビットセットです。
穴あけ用は4種類の大きさが入っています。
穴あけ用だけでなく、ネジ締め用とボルト締め用までついた便利なセットです。
マキタ インパクトドリルドライバ用ビットセット T-01725
マキタの多様に使えるビットセットです。
さまざまなサイズが1つに収まっているので、あらゆる場面で活躍します。
ケースのサイズもそこまで大きくないので、持ち運びにも便利です。
スタイリッシュなデザインのケースもかっこいいです!
ネジ締め用
マキタの定番のプラスビットです。
両頭タイプになっており、しっかりした作りが特徴です。
リョービのプラスマイナス両頭タイプのドライバビットです。
プラス・マイナスネジの締めつけ、緩め作業に使えます。
プラスドライバが必要なケースが多いと思いますが、マイナスドライバのビットもあると、いざというとき便利です。
ベッセルの剛彩ビットシリーズの5本入りビットセットです。
いろいろな大きさのドライバーを1セットで持っていると、いざというとき重宝します。
色がカラフルでかわいいだけじゃなく、大きさも色で見分けがつくようになっています。
まとめ
いかがでしたか?
今回はドリルドライバーのビットについて解説していきました。
ビットを替えるだけでドライバー機能も穴あけ機能も使えるドリルドライバーは、作業効率を上げてくれるとても便利なアイテムです。
どんなビットを買うかお悩みの方は、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください!
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