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【プロ解説】正しいインパクトドライバーの使い方

工具に関する豆知識電動工具ハンドツール
インパクトドライバー使い方
工具のプロ  サルトくん
サルトくん

電動工具のなかでもインパクトドライバーは利用用途の幅も広いため、プロの間でも使用されることが多い工具のひとつです。

そんなインパクトドライバーですが、見た目も格好いいのでDIYユーザーの方にも人気ですよね。

しかし初めてインパクトドライバーを購入したDIYユーザーの方にとっては、

  • どのようなシーンで使えるの?
  • 何か他に必要なものってある?
  • 具体的な使い方って?
  • 使い際の注意点は?

など、さまざまな疑問点が湧いてきますよね。

そこで今回は「正しいインパクトドライバーの使い方」についてプロが徹底解説します。

今までインパクトドライバーを使ったことのない初心者の方にもわかりやすく解説します。ぜひ参考にしてみてくださいね!

インパクトドライバーの用途は?

インパクトドライバーの用途

インパクトドライバーといえば「締め付け作業」というイメージがありますが、実はその他にもさまざまなシーンで利用できます。

というのも、インパクトドライバーは先端の「アタッチメント」を交換するだけで、

  • 締め付け
  • 穴あけ
  • 研削・研磨
  • 撹拌

このような作業を実現できます。

アタッチメントとは先端に取り付ける部材のことを指し、ドライバービットやドリルビット、ボックスソケットなどがそれにあたりますね。

ビット類に関しても各種サイズがラインナップされているため、締め付けおよび取り外し作用をしたいビスやソケットのサイズに合わせたものを使用できます。

最近ではビットの種類や性能も上がってきており、ネジの破損を防ぎやすい「トーションビット」や細めのビス頭でも作業がしやすい「スリムビット」などなど。

ひとくちにビットといっても非常に多くの種類があるため、ご自分の作業環境に応じた製品がきっと見つかるでしょう。

また「六角軸ダイヤモンドカッター」や「ワイヤーブラシ」なども取り付けることができるため、金属の切断作業や錆落としなど、サンダーのような使い方もできます。

なかには「撹拌用ミキサー」のような、塗料などの撹拌時に利用するアタッチメントなども発売されており、さまざまなアイデア商品が発売されています。

このようにインパクトドライバーは、アタッチメント次第で用途の幅が格段に広がるため、利便性は非常に高い電動工具ですよね!

インパクトドライバーの使い方は?

そんな利用用途の幅も広いインパクトドライバーですが、使ったことがない初心者の方にとっては、具体的な使い方がイマイチわかりませんよね。

そこでここからは「作業前に準備する必要なもの」「インパクトドライバーの使い方」「作業する際の注意点」などを解説していきます。ぜひ参考にしてみてください。

【準備編】必要なモノは?

インパクトドライバーを利用するうえで必要になるものは大きく分けて2つです。

1つ目は「電源の確保およびバッテリー充電」と、2つ目は「作業環境に応じたアタッチメント」になります。

インパクトドライバーを利用する際に必要になってくるのは「バッテリー」となるため、作業前には電源の確保をしましょう。

電源の確保が完了したらお手持ちのバッテリーを充電しておくようにしてください。

なおバッテリーが予備のを含めて2つある場合は、作業中にもう片方のバッテリーを充電しておくことで、バッテリー切れを起こしたとしてもすぐに交換できるのでおすすめです。

次に必要になってくるのが「アタッチメント」です。

アタッチメントに関しては、最初に解説したように非常に多くの種類があるため、ご自身の作業環境に応じたものを用意するようにしましょう。

とはいえ「どのようなアタッチメントがあるのか具体的に知っておきたい」という方向けに、代表的なものを表でまとめましたので参考にしてみてくださいね。

商品名 種類 価格
RT5P2110 トーションビット ¥1,039
TBT2110S スリムビット ¥1,935
MX5P2100D バネ付きビット ¥885
BST-018 六角ビット ¥1,799
BW-70 ボックスソケット ¥1,932
ダイヤモンドシャープナー #400/#1000 六角軸ダイアモンドカッター ¥1,121
MX-5 攪拌用ミキサー ¥1,560

【使用編】インパクトドライバーの使い方解説

1: バッテリーの取り外し

ビットの取付作業などをする前に、まずはインパクトドライバー本体からバッテリーを取り外しておきましょう。

本体にバッテリーが付いている状態でビットの交換作業などをおこなうと、万が一スイッチなどを押してしまうとビット部分が回転してしまいます。

最悪の場合、大きな事故にもつながりかねませんので、交換作業をする前にバッテリーを取り外すことを忘れないようにしましょう!

2: ビットの取り付け

最初にそれぞれの作業の種類に応じたビットを、インパクトドライバー先端に取り付けます。

取り付ける際には、先端のスリーブ部分を引っ張りながらお手持ちのビットを差し込みましょう。

奥までしっかりとビットを差し込んだらスリーブ部分から手を離すと、最初の位置までスリーブが戻るため、ビットがきちんと固定されるはずです。

反対にビットを取り外す際にも同様の手順で、スリーブ部分を引っ張りながらビット抜くと簡単に取り外しができます。

なおビットの差し込みが浅かったりする場合、スリーブがきちんと元の位置に戻らないケースがあります。

このようなケースでは、もう一度スリーブ部分を引っ張りながらビットを奥まで差し込むようにすると改善できるでしょう。

2: トリガースイッチ・正逆切替スイッチ

次に実際にインパクトドライバーを回すためのスイッチが「トリガースイッチ」です。

この引き金部分の引き具合で、インパクトドライバーの回転速度を調整できます。

強く引くことで高回転になり、引き金から指を離せば回転も止まる仕組みですね!

なおインパクトドライバーは回転する方向も簡単に切り替えることができます。

それが図でいう「正逆切替スイッチ」部分にあたります。

ビスを締め付ける方向を「正転」、外す際の回転方向が「逆転」といい、この正逆切替スイッチを押すことで簡単に回転方向が切り替わります。

なお故障や事故の原因ともなるため、切り替える際にはトリガースイッチから指を外して、きちんと回転が止まっている状態になってから切り替えるようにしましょう。

3: 締め付けおよび取り外し作業

ここまでの準備が終わったら、実際にビスなどの締付けおよび取り外し作業をおこなっていきましょう。

現状でビットの取り付けまでは終わっているため、まずは充電をしていたバッテリーを本体に取り付けてください。

バッテリーの取り付けが完了したら、ビス止め作業をおこなっていきます。※ここではビス止めを例に解説します。

ビス止めをより安全で確実におこなう場合は、いきなりビス止めをするのではなく、下穴などを開けておくとよりスムーズにビス止め作業をおこなえます。

実際に締め付け作業をする際には、材料に対してビスとビットが垂直になるようにしてください。

次にゆっくりとトリガースイッチを引くと回転が始まるため、少しずつ締付けていきましょう。

なお初心者の方であれば、材料をクランプなどで固定しながら締め付け作業をすると、ビスがズレてしまう心配もないためおすすめです。

クランプなどの固定するものがない場合は、ビスを仮止めしながら締付けていくことで、ズレを軽減できます。

【注意編】気を付けるべき点は?

インパクトドライバーは回転系の電動工具になるため、使用する際にはいくつかの注意点があります。

では具体的に何を注意していくべきか?についてここでは解説をしていきます。

1:作業中は手袋を外す

インパクトドライバーは高回転でビスなどを締付けていくため、作業中は軍手などの手袋を外すようにしましょう。

というのも慣れていない状態で手袋などをしていると、ビット部分に手袋が巻き込まれてしまい事故の原因となってしまうケースもあるため注意しましょう。

2:材質に合わせたトルクの調節

締め付け作業をしているとついついトリガースイッチを握り続けたりしてしまいますが、締め付きすぎには注意してください。

インパクトドライバーは、スイッチを握り続ければ当然締め付けもし続けるため、やりすぎてしまうとビスが貫通してしまうこともあるため注意が必要です。

3:ネジ山が潰れる

通常のビスなどは、必要以上にトルクがかかってしまうとビス頭部分が欠損してしまいます。

そのため、いきなり高回転のトルクをかけたりせずに、ゆっくりと力を加えていくことが重要です。

ネジ頭が潰れてしまった場合、別の道具などを利用して取り外さなければならないため、トルクの入れすぎには注意しましょう。

4:作業環境(音など)

インパクトドライバーは回転と同時に打撃も加えているため、作業中にはそれなりに大きい騒音がでます。

夜間での作業などは音が響いてしまい、近隣の方へ迷惑がかかってしまうケースがあります。

そのため、作業をおこなうのであれば近隣などへも配慮した時間帯でおこなうなど、音に対する対応策を決めてから作業をするようにしましょう。

まとめ

インパクトドライバーは、アタッチメントを交換するだけでさまざまなシーンで利用できるため、プロの間でも必需品となっている電動工具のひとつです。

また本体ラインナップも非常に豊富で、トルクも低く安価なタイプから、高トルクでプロ仕様のインパクトドライバーなど、予算や作業シーンに応じて選べる点もいいですよね。

ただし便利な反面、使い方を間違えてしまうと事故につながってしまうケースもあるため、利用する際には充分に注意しながら利用するようにしましょう。

なおアクトツールでは、インパクトドライバー本体はもちろんのこと、アタッチメントなども販売しているため「まだ購入前でどれにしようか迷っている」という方は、お気軽にご利用くださいね!

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