インパクトドライバーのビットの選び方&おすすめ
- サルトくん
2022.04.22 2022.10.31
いまDIY市場最も人気の電動工具のひとつともいえる、インパクトドライバー。
プロの職人さんの間では常に一般的な工具ではありましたが、最近では日曜大工・DIY好きの間でもポピュラーな電動工具となりました。
そんなインパクトドライバーに不可欠な部品といえば、そう「ビット」です。
適切なビットを使えばさまざまなメリットがありますが、ベッセルやアネックスなどメーカーも種類も多く、なかなか選びづらいのが現状ですよね。
そこで今回の記事では、インパクトドライバーの正しいビットの選び方と、そのオススメの商品をご紹介していきます。
ビット選びに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください!
目次
インパクトドライバーのビット選び方は?
インパクトドライバーのビットは、作業に合わせて正しく使うことが大切です。
ネジ頭に合わないビットを使用するとビットが折れてしまうといったトラブルも起こりえます。
適切なビットを使えば作業性が向上するので、思ったよりも作業が早く終わったなんてことも。
ビットの先端の種類やそれぞれの機能を以下でご紹介していきます。
トーションビット
トーションビットとは、ビット折れやネジ頭の破損を防ぐためのビットです。
ビットの中央部分を細くつくる構造により、ネジ頭が締まりきった際にビット自体がねじれることによって、衝撃を吸収してくれます。
金属疲労を軽減できますし、ビット自体の寿命も長く保てる便利なビットです。
オススメの商品
ベッセル(VESSEL) サキスボ トーションビット 両頭 SST5P2110
こちらは、ビットのトップメーカーであるベッセルのトーションビットです。
くびれ部分のクッション効果でビットの跳ねを抑え、トーション部がネジ着座時の衝撃を吸収してくれます。
プロの方にもオススメできる高耐久のビットです。
アネックス(ANEX) 龍靭ビット 両頭 +2×110 5本組 ARTM5-2110
もう一つオススメしたいのが、ANEX製のトーションビット。
耐久性が強く、鉄板・木材・ステンレスなどハードな締め付け作業にも対応できるのが特徴です。
さらにカムアウト現象も抑制でき、作業中のストレスも軽減します。
スリムビット
スリムビットとは、先端部が細く加工されているビットです。
この形状により、ビスを締める際に刃先やネジ頭が見やすくなります。
狭い場所での作業や、ビス自体が細い場合などに使用すると便利です。
オススメの商品
アネックス(ANEX) 黒龍靭ビット スリム 2本組 ABRS-2110アネックスのスリムビットです。
高い硬度においても高いねばり強さを発揮し、摩耗にも折れにも強い新硬強度鋼を使用しています。
こちらのビットは先端径が4.5mmととても細い設計で、先端が見やすいのでとても作業性がよいです。
角度の変えずらい狭い場所での利用にはオススメです。
マキタ(Makita) スリムタフビット No.2 長さ110mm 梱包数6 A-50996
電動工具メーカーマキタもスリムビットを販売しています。
A-50996は高耐久が特徴で、テーパートーション部が締め付け時に発生する衝撃を吸収。
マキタで一式そろえたい方にもオススメです。
両頭ビット
両頭ビットとは、ビットの両先端で締め付けができるタイプのビットです。
ビットを2本買わなくても1本で2本の役割を果たしてしまうので、一石二鳥なお得なビットでもあります。
両端は+と-のものもあれば、同じ+でサイズの違うものなど組み合わせはさまざまなので、必要に応じて先端を選んで購入しましょう。
オススメの商品
こちらはアネックスの両頭ビットです。
+と-の両方がついているので使い勝手がいいです。
+は先がとがりすぎていないので、あらゆるサイズに合わせて使用できます。
六角対辺が6.35mmなので、手回しドライバーのハンドルや電動ビットとしても対応できます。
アネックス(ANEX) ビット 両頭 コンビタイプ メッキ仕上 AHPM-1326L
口コミで「とにかく便利!」という声も多いAHPM-1326L。
とりあえずインパクトドライバーに差しておけば両方使用できるため、作業中に#1ビットを探す手間がかかりません。
そのため「マイナス」も使う現場で、作業効率をUPさせたい方にオススメです。
片頭ビット
前述の「両頭ビット」から、一方がなくなった「片頭ビット」。
片方にプラスがあり、残りをドライバーに取り付けて使用します。
片頭ビットは電動ドライバーに取り付ける面が大きく、外れづらいとも言われております。
オススメの商品
ベッセル(VESSEL) 40V対応 片頭 剛彩ビット +2×65 2本 GS16206518Vはもちろん、40Vにも対応しているベッセル製GS162065。
狭い場所での作業にも便利な細軸タイプで、さまざまなシーンで利用できます。
ボールポイントビットは「最大26度」で、奥深い場所の作業にもオススメです。
アネックス製のACTX-0665は部分的耐熱カラー塗装をしている一方、先端部分は非塗装なので先端精度が抜群。
カラーリングごとに使い分けもでき、取り間違えも防ぎます。
充電・電動はもちろん、エアードライバー用インパクトにも対応しています。
段付きビット
段付きビットは「片頭ビット」と同じく片方にビットが付くタイプです。
比較的細い形状が特徴で、負荷がかかったときにビットがねじれることで衝撃を吸収し耐久性が高くなっています。
ビットの軸も丸形状で、ダボ穴などでネジを締めるときも材料を傷付けづらいのもポイントの一つです。
オススメの商品
ベッセル(VESSEL) 40V対応 サキスボ 段付ビット 2本組 SS162120
先端のくびれ部分で衝撃を吸収するSS162120。
クッション効果で木目を通過する瞬間の跳ねを抑えるため、作業効率UPも期待できます。
狭い場所でも使用しやすい細い形状で、奥深い場所での作業にもオススメです。
SK11 阿修羅ビット タフワイド 段付き形状 18V対応 2個入
細軸で狭い箇所のビスをとめるのにも適しているSK11。
高性能ポリマーを使用しており、弾力性と柔軟性で衝撃も吸収します。
「しっかりとネジに食い込む!」という口コミもあり、作業効率も◎。
バネ付きビット
バネ付きビットとは、ビット交換を効率よく行うためのビットです。
軸の部分についているバネの力で、スリーブを引くとビットが飛び出す形状になっています。
インパクトを連続使用して熱くなったビットの取り外しの際にも、ビットに触れることなく取り換えが可能です。
オススメの商品
ベッセル(VESSEL) 段付ビット マグナム プラバネ付 MX162065
こちらはベッセルのバネ付きビットです。
プラバネの効果で、片手でも簡単にビットの交換ができます。
刃先には強化リブが付いているので、より折れや曲がりに強い構造になっています。
木工でも鉄工でも使える万能タイプです。
長さも65mm・100mm・150mmとあるので、作業に応じて選べます。
ベッセル(VESSEL) 両頭ビット マグナム プラバネ付 MX5P2065
もう一つ、ベッセルから「プラバネ+両頭」のビットも販売されています。
18V対応で耐久性も◎で、木工・鉄工どちらにも対応。
十字刃先は強化リブ付きで、取り出しのスムーズさと耐久性を兼ね備えるビットです。
マグネット付きビット
マグネット付きビットとは、先端についているマグネットの力でネジをビットに吸着させ、ネジを落とさず作業ができるビットです。
高所での作業など、ネジを落としたくない場所での作業にはとても便利です。
ただ、状況によってはマグネットが無いほうが作業が楽になるケースもあるので、使用状況に応じて選ぶようにしましょう。
オススメの商品
SK11 阿修羅ビット タフワイド マグネット付 SA-DP02-1065
こちらは、SK11のマグネット付きビットです。
先端にはマグネットが付いているので、ネジを吸着できて便利です。
スリムな形状ながらも強靭さを兼ね備えたタフワイド形状。
高性能のポリマーが使用されているので、耐久性だけでなく衝撃に対応するための適度の弾力性と柔軟性があります。
長さは65mm~150mmと種類が多く、作業に応じて選べます。
アネックス(ANEX) 龍靭ビット マグネット付 ARTD-1065
先端が見やすい段付きタイプのARTD-1065。
トーション部で衝撃を吸収し、耐久性も抜群です。
見やすくマグネットでネジも落としづらいため、ビス締めはもちろん鉄板・アルミ・木材・Cチャンなどの締め付け作業にもオススメです。
六角ビット/ボールポイント
六角ビットは、六角レンチやトルクスのネジの脱着に役立つビットです。
インパクトレンチがなくても、六角ビットがあればインパクトドライバーで六角レンチの脱着ができます。
ボールポイントは先端部がボール状になっており、斜めからでも作業ができます。
オススメの商品
ベッセル(VESSEL) 40V対応 片頭ヘックス 剛彩ビット GS5P-31
こちらはベッセルの5本組の六角ビットです。
対辺は2.5mm(ネジ径M3)~6mm(ネジ径M8)とセットになっているので、あらゆるサイズの六角レンチに対応できます。
ビット材には最高硬度HRC62のダイハード鋼を使用。
しなやかな上に耐久性は抜群です。
もう少し種類を増やしたいのであれば、2mm〜8mmと+No.2まで8本組のEARTH MAN製もオススメです。
18Vのインパクトドライバーまで使用でき、実用性も◎。
カラーリングされておりわかりやすく、六角穴付きのボルト回しにも利用できます。
キズ防止ビット
キズ防止ビットとは、軸の回転による周辺部品のダメージを防ぐためのビットです。
軸の部分には、キズを防止するためのチューブが付いています。
仮にインパクト使用中に軸が周辺の部品にあたっても、思わぬキズ付きを防いでくれます。
オススメの商品
こちらは、サンフラッグ(新亀)のキズ付防止ビットです。
建築金物施行時など、周辺の部品を傷つけたくない作業に適しています。
軸の部分には保護キャップが付いているので、作業時のキズ付きを防止し、キズ付きによる施工手直しを起こさせません。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、インパクトドライバーの便利なビットの種類や、その選び方の解説をさせていただきました。
みなさんのビット選びの参考になれば幸いです!
インパクトドライバーについてさらに詳しく知りたい方は、ぜひ下記のアクトツールのコラムもご覧ください。
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それでは、また次回の記事でお会いしましょう!