【工具ガイド】左官・大工道具「こて」の基礎知識
- サルトくん
2021.04.29 2023.09.25
壁を塗るための道具としてイメージのあるこて(鏝)。
テレビや建設現場等で見たことがある方も多いと思います。
近年では建設現場に限らず、リフォームやDIYなどでも利用されているほど、こては人気の工具のひとつです。
実はこてにもいろいろな種類があるのをご存知でしょうか?
今回の記事ではそんな「こて」について解説をしていきます。
最後にはオススメの販売店の紹介もするので、ぜひ最後までご覧ください!
目次
【工具】こてとは?
こて(コテ・鏝)とは、コンクリートや漆喰などを壁や床に塗るための道具のことです。
そのこてを使って、壁や床を塗り上げる仕事・職種を左官といいます。
まったいらに壁を塗り上げる姿はまさに職人技ですよね。
最近では建設現場に限らず、リフォームで壁を塗り替える作業を自分でやったり、庭造りをしたりと、DIYでも左官は人気のある作業です。
まったいらに塗り上げる以外にも、あえてこての形が残るように塗り上げたりと、デザイン性で遊ぶこともできるのも、こての良さのひとつです。
そんな左官道具(大工道具)のこてのプロの芸当をいくつか見てみましょう。
いくつかこてを使って描いた壁の模様をご紹介します。
左の画像のようにラフな塗り面にすることもできますし、真ん中のように水面に浮かぶ波紋のような模様を作ることもできます。
右の写真のようにこての形を最大限に活かして、扇形の模様を作ることも出来ます。
これはたったの一例にすぎず、こてで描ける模様は無限大です!
こては、さまざまな種類や材質、形があり、作業によって使い分けが必要です。
こてを使い分けることによって、圧倒的に作業がやりやすくなったり、スピーディに仕事ができるようになったりします。
以下で、こての代表的な種類をご紹介します。
【工具】こての選び方は?
こてにはさまざまな種類があります。
きれいに壁や床の表面を塗り上げるには、作業に応じてこてを使い分けることが大切です。
また、レンガを積む際やタイルを貼り付ける際に使い勝手のいいこてもあります。
同じ種類でもいろいろな形やサイズがありますので、作業に合わせて選ぶようにしましょう。
仕上げこて
その名のとおり、仕上げ作業用のこてです。
角こてやプラスチックこてなどを利用して、ある程度塗り面を平らにならしてから、最後にこちらのこてで仕上げるように使います。
薄くて軽いので、女性の方でも安心して使えるこてです。
ステンレス製でサビにくく、お手入れも簡単です。
角こて
広い面積を塗る際に便利な角型のこてです。
丈夫で使いやすく、抑え仕上げのときにも使われます。
ステンレス製でサビにくく、お手入れも簡単です。
レンガこて
レンガやブロックを積む作業に使われるレンガこてです。
一般的には、このように桃型をしています。
レンガを積む際にモルタルをすくったり、のせたりするのに便利です。
さらには、尖った先を使ってバケツの中の材料をすみずみまで攪拌(かくはん)することにも使える、便利なこてです。
目地(めじ)こて
レンガやタイルなどを施工する際の目地仕上げに使うこてです。
目地とは、レンガやタイルなど、部材と部材の間の継ぎ目のことをいいます。
均等な目地を作ることができれば、出来上がった際の見栄えが圧倒的によくなります。
太いものから細いものまで種類があるので、目地の太さにあわせてサイズを選ぶようにしましょう。
ハイモルタルこて
モルタルやコンクリート、土壁を塗る際に使えるハイモルタルこてです。
裏面には多数の切込みが入っており、それを利用することによって塗り面のむらを早くならすことができます。
比較的表面積の様い場所での作業にむいているこてです。
ゴムこて
主にタイル目地にセメントなどを詰め込むときに使うゴムこてです。
タイルには傷がつきやすいので、ゴムで出来たタイプのこてが有効です。
水を十分にゴムに含ませて、タイル目地を塗るようにして使います。
タイルを貼り付けたあとは、ゴムこてを使ってしっかり目地材が入るように詰めていきます。
くし目こて
タイル地などに、接着剤やモルタルをつける際に使用するくし目こてです。
接着剤をつける際に、くし目こての山と谷の部分を利用して、谷の部分から水分や空気などを逃がすことによって接着剤を均等に馴染ませる効果があります。
くし目を使って、塗り面の模様付けなどにも利用されます。
プラスチックこて
コンクリートやモルタルをならす際に利用するプラスチックこてです。
軽くて使いやすく、下地をまっすぐに伸ばすことが出来ます。
形は写真のように尖ったものから、四角いものもあります。
(引用:のうちくジャーニー)
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まとめ
いかがでしたか?
こてについての理解が深まりましたか?
左官の作業は自分でやると大変なものですが、うまく壁が塗り上げられたときはとても達成感があります。
リフォームやDIYに凝っている人は、一度は挑戦してみたい作業ですよね。
こての購入をお考えの方は、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください!