【徹底比較】マキタの発電機2023ランキング!
- サルトくん
2021.07.14 2023.08.08
建築現場やキャンプ、非常用などに幅広く使える発電機。
工具メーカーの雄であるマキタからも、複数の発電機が販売されています。
ただ、種類が多すぎてどの製品を購入すべきか分からない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回の記事では、マキタの発電機について現行モデルの徹底比較を行いました。
など、ニーズに応じておすすめの製品を紹介しています。
発電機選びのポイントも載せているので、他メーカーの発電機を検討中の方もぜひご覧ください!
目次
マキタの発電機の選び方とは?
まずは、マキタの発電機を選ぶ上でのポイントを解説します。
製品カタログにはさまざまなスペックが記載されていますが、特に発電機を見る際に注目してほしいのは以下の3点です。
POINT!
- 定格出力
- ボディの形状
- インバータの有無
それぞれのポイントを詳しく見ていきましょう。
定格出力(0.9~4.0kVA)
まずは発電機の定格出力をチェックしましょう。
定格出力とは、その発電機が安定して出力できる電力を指します。
単位は「kVA」で表されますが、ここでは消費電力を表す単位「W」とほぼ同じ意味に考えてもらって構いません。
マキタの発電機では、0.9~4.0kVAまでの製品がラインナップされています。
「使いたい機器の消費電力が分からない」という方は、以下の表をひとつの目安にしてください。
機器
|
消費電力(W)
|
機器
|
消費電力(W)
|
ノートパソコン
|
50
|
電気ドリル
|
300
|
液晶テレビ
|
300
|
インパクトレンチ
|
400
|
コーヒーメーカー
|
500
|
電動丸ノコ
|
1000
|
水中ポンプ
|
500
|
エアーコンプレッサー
|
1200
|
※数値はあくまでも目安であり、実際の消費電力は製品によって異なります。
上記の例で計算すると、ノートパソコン(50W)+液晶テレビ(300W)+コーヒーメーカー(500W)を同時に使うときの消費電力は合計850Wです。
合計850Wであれば、定格出力0.9kVA(=900W相当)の発電機で動かせることになります。
それぞれの用途に適したモデルは、以下の表を参考にしてください。
定格出力 | 想定される使用方法 | 対応するマキタ製品 |
2.0kVA(≒2000W)以下 | キャンプやアウトドア、日曜大工 一般家庭の非常用 |
EG0900IS EG1600IS |
2.0kVA(≒2000W)以上 | 建築作業、野外イベント オフィスの非常用 |
EG2500I EG2800ISE EG4000ISE |
ただし、消費電力が発電機の定格出力以下であるからといって過信はできません。
一部の電気製品は、起動時に消費電力以上の電力を必要とするからです。
起動時に使われる電力は「起動電力」と呼ばれています。
特に次の製品には要注意。起動電力が高いため、小型の発電機では動作しない可能性があります。
起動電力=消費電力×1.5~2
|
電動ドリル、丸ノコ、インパクトレンチ、グラインダーなど
|
起動電力=消費電力×2~4
|
冷蔵庫、コンプレッサー、水中ポンプなど
|
※上記はあくまでも目安であり、実際の起動電力は製品によって異なります。
消費電力と違って、起動電力はカタログや取扱説明書に記載されていないケースが大半です。
製品によって異なりますが、消費電力の最大4倍程度に見積もっておくといいでしょう。
正確な数値を知りたい方は、各メーカーに直接お問い合わせください。
カバータイプ/フレームタイプ
定格出力を確認したら、ボディ形状にも注目してみましょう。
発電機の形状は、大きく「カバータイプ」と「フレームタイプ」に分けられます。
メリット | デメリット | |
カバータイプ | 静音性が高い | メンテナンス性が低い |
フレームタイプ | 安価でメンテンナンス性が高い | 静音性が低い |
カバータイプは騒音を抑えられる点が特徴で、フレームタイプは安くてメンテナンスしやすい点が特徴です。
マキタの現行品では「EG2500I」のみフレームタイプ、その他はカバータイプとなっています。
総じて騒音対策が施されているので、周辺環境に配慮しての作業が可能です。
インバータ搭載/非搭載
(引用元:ヤマハ発動機)
発電機の中には「インバータ」を搭載したものがあります。
インバータとは、簡単にいえば電気の周波数を整える回路のことです。
発電機で生み出された電流は、そのままでは周波数が乱れており、出力が安定しません。
不安定な出力で各種機器を接続すると、正常に動作しないばかりか、最悪の場合は故障することもあります。
もちろん電球のように単純な機器であれば問題ないのですが、パソコンやスマホ、最新家電などは慎重な扱いを要します。
いずれも電子制御で複雑に動くため、安定した電気供給が求められるのです。
生活家電だけでなく、電動工具をつなぐ場合もインバータを搭載している必要があります。
インパクトドライバーやドリルなどの電動工具は、マイコン(電子制御の頭脳を担う部品)によってモーターの回転を制御しています。
同様に、工具の充電器にもマイコンが組み込まれており、バッテリーの過充電を防いでいます。
電動工具を発電機で動かすためには、インバータの機能が不可欠なのです。
幸いなことに、以下で紹介するマキタの発電機はすべてインバータを搭載しています。
定格出力内であれば、お手持ちの電動工具が故障することはないので安心してください。
マキタの発電機の種類は?
ここからは、現在マキタが販売している発電機を詳しく解説します。
すでに述べたように、以下のモデルはいずれもインバータ搭載型です。主に定格出力の異なる5製品がラインナップされています。
以下の表を参考に、自身の用途に見合ったスペックの製品を探してください。
型式 | EG0900IS | EG1600IS | EG2500I | EG2800ISE | EG4000ISE | |
交流 |
周波数(Hz)
|
インバータ制御 50/60 |
インバータ制御 50/60 |
インバータ制御 50/60 |
インバータ制御 50/60 |
インバータ制御 50/60 |
定格出力(kVA)
|
0.9
|
1.6
|
2.5
|
2.8
|
4.0
|
|
定格電流(A)
|
9
|
16
|
25
|
2.8
|
40
|
|
直流
|
定格出力
|
12V 8A
|
12V 8A
|
―
|
12V 12A
|
―
|
エンジン型式
|
4ストロークOHV
|
4ストロークOHV
|
4ストロークOHV
|
4ストロークOHV
|
4ストロークOHV
|
|
タンク容量(L)
|
2.5
|
4.2
|
9
|
12
|
17
|
|
重量(kg)
|
12.7
|
20
|
29
|
68
|
94
|
※この表は右スクロールできます。
EG0900IS
「EG0900IS」は、マキタの現行品で最もコンパクトなモデルです。小さいながらも上位モデルと同等の4ストロークエンジンを搭載しており、定格出力は0.9kVA。
また、静穏性にも優れており騒音値は60.5dB程度。これは走行中の自動車内と同レベルの音です。
パワーと静音性を兼ね備えているため、特に屋内でノートPCや充電器、電動ドリルを使うシーンで活躍が期待できます。
交流
|
周波数(Hz)
|
インバータ制御
50/60
|
定格出力(kVA)
|
0.9
|
|
定格電流(A)
|
9
|
|
直流
|
定格出力
|
12V 8A
|
エンジン型式
|
4ストロークOHV
|
|
タンク容量(L)
|
2.5
|
|
重量(kg)
|
12.7
|
EG1600IS
「EG1600IS」もポータブルタイプの製品です。定格出力は先ほどのEG0900ISよりひとまわり大きい1.6kVAで、丸ノコやグラインダーなどの電動工具が接続できます。
そのため、電源が確保できない現場で長時間作業をするシーンで、EG1600ISは活躍するでしょう。
ただし、コンプレッサーなど起動出力の高い製品は動かない可能性が大です。
なお、この「EG1600」のみ別売のコードをつなぐことで、2台の製品を並列使用できます。
並列使用することで出力は倍増するので、幅広く活用可能。携帯性と使い勝手のバランスに優れたモデルです。
交流
|
周波数(Hz)
|
インバータ制御 50/60
|
定格出力(kVA)
|
1.6
|
|
定格電流(A)
|
16
|
|
直流
|
定格出力
|
12V 8A
|
エンジン型式
|
4ストロークOHV
|
|
タンク容量(L)
|
4.2
|
|
重量(kg)
|
20
|
EG2500I
「EG2500I」は定格出力の2.5kVAの中堅モデル。
現行では唯一のパイプフレーム形状で、いかにも発電機らしい無骨さがあります。下位モデルの「EG1600」と値段はそこまで変わりません。
フレーム形状なので、カバータイプよりお求めやすい価格なのもメリットの一つ。
ただ、カバータイプのモデルに比べると静音性の面でやや劣ります。
音が大きくなるので、周囲へ音の配慮が必要ない場合はコストメリットがあるEG2500Iもオススメです。
交流
|
周波数(Hz)
|
インバータ制御 50/60
|
定格出力(kVA)
|
2.5
|
|
定格電流(A)
|
25
|
|
直流
|
定格出力
|
―
|
エンジン型式
|
4ストロークOHV
|
|
タンク容量(L)
|
9
|
|
重量(kg)
|
29
|
EG2800ISE
「EG2800ISE」は定格出力2.8kVAモデル。
このクラスからキャスターが装備され、手で押して運べる設計になっています。
カバータイプ採用で、下位モデルと変わらない静音性も実現。セルスタータで始動も楽々です。
そのため「パワーも欲しいけど現場で持ち運びもしたい」方へオススメです。
交流
|
周波数(Hz)
|
インバータ制御 50/60
|
定格出力(kVA)
|
2.8
|
|
定格電流(A)
|
2.8
|
|
直流
|
定格出力
|
12V 12A
|
エンジン型式
|
4ストロークOHV
|
|
タンク容量(L)
|
12
|
|
重量(kg)
|
68
|
EG4000ISE
定格出力は4.0kVAで、水中ポンプやエアーコンプレッサーなど起動出力の高い工具も余裕を持って動かせます。
重量も94kgと重くハイパワーを誇る「EG4000ISE」ですが、意外なことに騒音値はポータブルモデルよりも低い60dBで、徹底した防音設計がされています。
そのため「パワーも必要だけど周囲に音の配慮もしなければいけない…」という方にオススメです。
交流
|
周波数(Hz)
|
インバータ制御 50/60
|
定格出力(kVA)
|
4.0
|
|
定格電流(A)
|
40
|
|
直流
|
定格出力
|
―
|
エンジン型式
|
4ストロークOHV
|
|
タンク容量(L)
|
17
|
|
重量(kg)
|
94
|
まとめ
いかがでしたか? 今回はマキタの発電機を徹底比較しました。
結論として、発電機を選ぶ際は
POINT!
- 定格出力
- 本体形状
- インバータの有無
をチェックしておきましょう。
マキタの発電機は定格出力0.9~4.0kVAと幅広く展開している上に、全製品がインバータを搭載しているので安心です。
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5万円台から購入できる機種も数多くご用意しているので、発電機お探し中の方は、お近くの店舗もしくはオンラインショップからチェックしてくださいね!
なおアクトツールでは、販売だけでなく中古工具の買取(未使用品含む)を行っています。
不要な発電機や工具が出てきた際は、ぜひアクトツールへお問い合わせください!
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