「呼び径」?「分」? ってなんだ? プロ用語を理解したい!!
- サルトくん 町田店
2019.07.16 2021.11.04
プロ語を理解したい!! 「呼び径」 「分」って何??
アクトツールで働きながら毎日毎日面白いなぁ
っと感じるのが、
お客様毎、職業毎による工具の呼び方です!!
工具は製品名とは別に独特の呼ばれ方をしている物が沢山あります!!
例えば
サンダー = サンダー/ベルトサンダー/グラインダー
旋盤 = ねじ切り旋盤、ウッドレース旋盤 他
エアガン = 釘打ち機/エアブロワー/エア塗装ノズル (職種により)
げんこつ = バラ釘打ち機
キリ = 錐、ドリル、ドリルビット
エアレス = 塗装機
ブルブル = ?? お客様が振動型マルチソー(マルチツール)
など
最後のブルブルはとにかく
そういった「色んな呼ばれ方」をしている物が沢山あります!
私はこれはちょっとした「プロ用語」だと思っています!!
ちょっと知っているだけでお客様との会話もスムーズに進みます!
お客様) 旋盤の在庫ある?
従業員) 木工ですか? ねじ切りですか?
お客様) ねじ切りだよ、 40サイズ位の中古ある?
従業員) はい御座いますよ^^
っと言った感じですね!!
ネジ切機の40サイズみたいなプロ語が出てしまいましたが、、、
パイプやキリ(ドリルビット)の太さなども色々と呼び方があります。
単純に規格の「メートル法」であったり「インチ法」であったり。
長さなどに関しては昔ながらの「尺」っていうのもありますね!
例えば
配管のサイズを示す呼び方としては
A呼称 =ミリ系(メートル法)
B呼称 =インチ系(インチ法)
その「呼び径」がパイプや継手、バルブのサイズ表記に使われています。
「呼び径」って? 何?
「呼び径」の説明を少しさせて貰いましょう!
「呼び径」とは管やボルトなどの「外径」(がいけい)「内径」(ないけい)
表す呼び方です。
実際の径とは違う為
「名称」や「記号」
のような物だと考えて認識すると良いと思います。
私も実際インチの物を正確に何ミリですって面倒くさいなぁ
なんて時期もありました(汗
よく耳にする場面は
パイプなんかですと、
内径を「呼び径」で表し、
外径を「パイ」で表す事が多いとの事です。
例えば実際の軸径が14.54mmのアンカーボルトは「呼び径」で「M16」と呼ばれています。
管やボルトは図面表記で「呼び径」が使われているようです。
アクトツールでの接客やお客様のお手伝いの場面でも
この「呼び径」でのやり取りはよくあります。
【お客様とのやりとりの例】
お客様) 3分(サンブ)のキリある?
従業員) はい御座います! 長さはどのくらいですか?
意味は
客)A呼称10mm(B呼称3/8インチ)の太さのドリルビットの在庫あるかな?
従)在庫あります。ドリルビットの長さはどのくらい長い物が良いですか?
という意味です。
これが解るとちょっとプロ語が解っている気分になりますね!
うん? ところで・・・・この会話の中で
〇〇分(ブ)って何だって感じになりますよね?
3分のキリの「3分」! 実はこれも「呼び径」の一つです!
「分」(ブ)を私が解っている範囲で(かなり浅い知識・・・)
出来るだけ分かりやすく説明したいと思います。
インチ径の材料や道具の太さなどを表す時に、
日本語で呼びやすくしたような物だと思ってください。
1インチを基準に1/8単位で区切りその分子を呼び名に
「〇〇分(ブ)」
と呼んでいるのです。
例えば太さが
1/8インチであれば分子をとって1分(イチブ)
1/2インチであれば分母を8に合わせて4分(ヨンブ)
となる訳です!
こう考えるとちょっとだけ解ってきた気がするのでは?
それぞれをまたミリサイズのA呼称と考える事もあるので
ちょっと自分にはまだまだ複雑に感じます!!
実際にはお客様は緻密な寸法より、
扱う材料やそれに必要な道具(キリ)の寸法を聞いてくださる
っという事が多いですね!
お客様をお手伝いする上で私は念の為毎回確認はするようにしています!
がっ、、、
最初は全ネジなどのサイズでなんとなく覚えていましたね(笑)
3/8や1/2といった全ネジを切る「全ネジカッター」
を使うお客様から耳にする事が多かったので^^
まずは良く聞く場所や使われる場所の物から馴染んでいくのが良いかもです!!
ボックスソケットを「分」で呼んで探すお客様もいらっしゃいますね、
特にインチサイズを探している方
多い日には、
1分のキリある?
3分の全ネジがっ
4分のドリル探してる!
3分のソケットを!
なんてことが立て続けにありますので、
日々馴染んでいこうと努力をしております!
親方のプロ用語を理解するコツなどあれば是非教えてくださいな!