丸ノコにレーザーを付けたい!!シンプルな3つの方法
- Yoshida.K
2021.02.25 2022.10.02
建築・建設現場において必需品である丸ノコ。
大工などの職人さんから、DIYの初心者にまで広く愛用される電動工具のうちの一つです。
丸ノコで対象物を切る際に、「どの線に沿って切るのか」を墨出し器を利用して目印を対象物につけますが、
丸ノコ自体の影や切り粉等によって目印が見えにくい場合もあります。
そんな時にレーザーチョークが丸ノコに付いていれば、カット位置を確認しながらの作業が可能になります。
しかしながら、
「自分の丸ノコにはレーザー付いてなんだよね…」
って方が大半だと思われます。
そこで湧く疑問が、
「丸ノコにレーザーがついてる機種があるの?」
「丸ノコにレーザーは後付できるの?」
ってところだと思います。
そうした疑問を持つ方向けに、この記事を書いていますので、ぜひ最後までご覧になってください!
目次
そもそもレーザー付きの丸ノコってあるの?
そもそも、手持ち式の普通の丸ノコにレーザーが付いている機種はあるのでしょうか?
結論から申し上げますと、基本的にはありません。
丸ノコには付いていませんが、大半のスライド丸ノコや卓上丸ノコには付属してきます。
スライド丸ノコで材料を切断する際は、レーザーで切断するラインが補助されるので、誤差が出ることがあまり有りませんよね。
みなさんの欲しい丸ノコのレーザーはそういったスライド丸ノコについているレーザーではないでしょうか?
そこで以下から普通の丸ノコにレーザーを付けたい方向けの具体的な解決策を紹介しています。
丸ノコにレーザーを付ける具体的な方法4つ
丸ノコでレーザーを利用しいたい人向けにご紹介できる方法が4つあります。
・部品を買って後付けする
・レーザーを自作する
・レーザーが付いているスライド丸ノコを買う
・マイナーメーカー品を買う
上記の4つをそれぞれ順番に紹介していきますので、一緒に見ていきましょう!
部品を買って後付する
山真製鋸株式会社(YAMASHIN)が製造する電動丸のこ・卓上、スライド丸ノコ用のレーザーチョークアタッチメントを利用すれば、手持ちの丸ノコにレーザー機能をつけることが出来ます。
角材のカット位置確認も楽
「レーザーチョーク」は、チップソーの外側にレーザー光を照射します。チップソーの刃の厚み分をカット位置の外側に合せる事が出来、
刃厚を考慮したカット寸法で正確にカットすることができます。カット位置が切粉で隠れる心配ゼロ!
「レーザーチョーク」は、切粉で墨出し位置が隠れても
レーザー光が切粉の上から、カット位置を正確に照射してくれます。(YAMASHIN HPより引用)
レーザーを自作する
ラインレーザーを購入して、丸ノコへの取付部分の作成、スイッチの増設などの工数がかかるのであまりオススメは出来ませんが、ご紹介させていただきます。
こだわりが無ければ、前述したYAMASHINから販売されているレーザーチョークアタッチメントの購入することをおすすめしますが、自作することも可能です。
ラインレーザーはレーザー市販品で2000~3000円程度で購入することが出来ます。
取付部分やスイッチ部分は3Dプリンターなどを利用するとラクに作成できそうです。
「DIY」が好きな方であれば、自作するのも良いですね!
レーザーが付いているスライド丸ノコを買う
最初からレーザー付きのスライド丸ノコを買うという選択肢です。
大手メーカー(マキタ・ハイコーキ・パナソニック)などから近年発売したスライド丸ノコ・卓上丸のこであれば、大体の機種にガイドレーザーが搭載されています。
レーザー付きスライド丸のこのオススメ商品2点紹介させていただきます。
ハイコーキ(C6RSHD)充電式スライド丸ノコ
マキタ(LS610DRG)充電式スライド丸ノコ
ちなみにこちらは、マキタ・ハイコーキ2社のスライド丸ノコを詳しく比較している記事です。
マイナーメーカー品を買う
工具メーカーで有名なマキタやパナソニック、ハイコーキなどからはレーザー付き丸ノコは販売されていません。
そこでご紹介するのがAmazonを中心に商品を展開する、中国のAUKEYと同じグループ会社のTACKLIFE(タックライフ)。
あまり馴染みのない工具メーカーではありますが、レーザーの付いている普通の丸ノコを販売しているようです。
一番オススメがYAMASHINから発売されている後付タイプのレーザーチョークです。
というのも、いい値段がしますが、一番現実的であるからではないでしょうか?
普通の丸ノコだけでなく、スライド丸ノコ・卓上丸ノコ用が展開されています。
丸ノコにレーザーなんていらない!?
ここまで、丸ノコにレーザーを付ける方法を紹介してきましたが、
レーザーは何のために付けるのでしょうか?
対象物である材料をまっすぐ切りたいということですよね。
つまり、標準搭載されていないレーザーを後付・スライド丸のこに買い替えするよりは、丸ノコガイドを購入すればいいのです。
丸ノコガイドは、丸ノコ定規・ガイド定規・カッターガイドとも呼ばれ、
対象物の切断時に丸ノコの刃を沿わせることで直線を引きやすくしてくれます。
国内計測工具メーカーであるタジマやシンワ測定の製品が人気です。
基本的には定規で、特に複雑な構造がいらないために丸ノコガイドを自信で作成する方もいますが、やはりメーカー品の精度や機能は目を見張るものがあります。
丸ノコガイドの形状と適した使い方を確認して購入するようにしましょう。
タジマの軽量三角定規は機能が充実している
持ちやすい大きさと軽量マグネシウム製のタジマ製三角定規です。
90°だけでなく45°にも切り出づことができ、斜辺には勾配目盛りと直角の目盛りがついています。
1枚の木製の板などから直角三角形を切り出すときに便利に使えるはずです。
突き当て丸ノコ刃の位置を調整できる目盛りが内窓に付いており、捨て木を使う必要がありません。
100mm・91mm・90mmと丸ノコで多いサイズに適合しています。
詳細情報 | |
サイズ | 238 × 239 × 24 mm |
重さ | 206g |
種類 | 三角定規 |
丸鋸ガイド モバイル90-45マグネシウム
素材にピッタリ固定できるシンワの小型エルアングル
シンワ製のエルアングルタイプで、小型サイズと素材への固定性が特徴です。
フイットという商品名がつけられており、両面にスベリ止めゴムが配置されています。
不意・不本意なガイドの誤作動を予防してくれますし、板表面に傷をつける心配を軽減してくれます。
突き当ては220mmと長く、使用中に突き当てを握っても丸ノコのモーターと接触せずに済みます。
高さは9mmと比較的長く確保されているので、端に丸みがある板であってもガタ付きが起こりません。
詳細情報 | |
サイズ | 220 × 220 × 24 mm |
重さ | 250g |
種類 | エルアングル |
こうした丸ノコのガイド定規を用いることで、まっすぐ切るという目的は達成されるのではないでしょうか?
いかがでしたでしょうか?
この記事では丸ノコのレーザーについて解説致しましたが、お役に立てましたでしょうか?
みなさんの抱える問題やお悩みの解決の一助となれば幸いです
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システム開発課 Yoshida.K プロフィールはこちら
新卒で入社し、店舗での買取・販売スタッフ経験を経て現在は、アクトツールのマーケティング責任者として活躍中。多くのお客様との接客経験から得た工具に関する知識を活かして、ホームページの監修をメインに行っています。