シャーってどんな工具?特長や選び方を解説します!
- サルトくん 鴻巣店
2023.09.29 2023.09.27
工具のシャーってなんだ?と初めて聞く方はなるかもしれません!
シャーとは、高速に板金などを切断できる工具です。
大きな板金の大まかな切り出しや、材料を切り売りする際などによく使われます。
切断系の電動工具はさまざまな種類がありますが、実はスピードを重視したいなら単純で手軽に扱えるシャーがいちばん手っ取り早いんです!
今回は「シャーって何?」「他の工具とどう違うの?」と思う方に向けて、
とにかく素早く切断することに特化した電動工具「シャー」について解説します!
種類や用途、選び方なども紹介するので、ぜひ最後まで読んでみてください(^^)/
目次
シャーってどんな工具?
シャーとは、素早く板金などを切断できる電動工具です。
「シャーリングカット」という方法であるため、通称「シャー」と呼ばれています。
ハサミのような仕組みで上下の2枚の刃で金属をはさんで切断します。
全ての電動工具の中で切断速度が一番早いのが特長で、切りくずもほとんど発生しません。
板金加工などの業種では、なくてはならない存在です。
用途
大きな板金を大まかに切り出したりするような現場でよく登場します。
高速に切断できることから、スピードを重視する場面では他の工具よりも重宝されているのです。
しかし、シャーリングによる切断は材料の反り・ねじれが起こり、切断面にはバリやダレが発生します。
速度が早い反面、バリ・ダレには後処理が必要な点が他の切断工具と異なります。
このように、美しい切断面の仕上げることよりも、早く材料を切り出すことを目的としているのです。
操作方法
上下2つの刃の間に、材料を挟んで本体を動かすだけの簡単な操作です。
シャーを電源(またはバッテリー)とつなぎ、カットする材料の厚みに調整します。
材料と平行に、起動したシャーの先端を手前から奥に向かって材料に押し当てながら切断します。
ハサミを使うようにゆっくり本体を動かすと曲線にカットすることも可能です。
使用上の注意点
ケガや事故防止のため、以下のことに注意しましょう。
・刃先を調整するときは必ず電源を切る
・カット中はシャーの刃先へ手を近づけない
・進行方向には手を置かない
主要メーカー
シャーの主要メーカーは以下の通りです。
・マキタ
・ボッシュ
・日立
日本でシェアの多いマキタが人気で、種類も豊富に発売されています。
ニブラとの違い
シャーとよく似た工具のニブラとの大きな違いは用途です。
「真っすぐ切るならシャー」、「曲線に切るならニブラ」が適しています。
ニブラは切断中に自由に方向を変えられるためです。
ニブラは穴あけパンチのようなしくみで、材料がデコボコしていても切断ができます。
切断するという目的は同じですが、用途が異なるのです。
うまく使い分けられると、効率よく作業ができますね(^^)/
シャーの種類
シャーには電源や仕様によってタイプがあります。
電源
充電式
(引用:ハイコーキ)
取り回しの良さを重視するなら充電式です!
事前に充電が必要ですが、コードが邪魔にならず作業場所が限定されないため使いやすいでしょう。
たとえば、大きな材料を扱う場合は、材料を動かすよりも自分が動いた方が切断しやすいですよね。
身軽に動きながら素早く切断するには充電式がおすすめです。
コード式
同じ場所で、大量に切断する場合はコード式がおすすめです。
コードがあるので取り回しはよくありませんが、充電切れを気にせず作業に集中できます。
たとえば、移動せずに一定の場所で同じ作業をくり返す際や、そこまで材料が大きくなく、自分より材料を動かした方が切断しやすい場合はコード式を選ぶといいでしょう。
このように、自分が動くか、対象の材料を動かして切断するかによって充電式かコード式かを選びましょう。
タイプ別
シャー
(引用:モノタロウ)
「ハンドシャー」とも呼ばれ、一般的に多く使われるタイプです。
小さい刃が高速で振幅するためスピーディーな切断が可能です。
軽量タイプも多くパワフルで小回りも効くため、金バサミとは比べ物にならないほど速い速度で切断します。
このように、手軽に使えて需要も高いため各メーカーから販売されています。
ただし、反りやバリが発生しやすく、小さく切るほど切断箇所に歪みが生じるという点がデメリットです。
ストレートシャー
ストレートシャーはまっすぐキレイにカットしたい時に使います。
通常のシャーと切断の方法が少し異なり、3つの刃で切り抜き切り抜くため高精度な切断が可能です。
切り抜くことで切断くずは発生しますが、バリが出にくく使い方によっては穴あけもできます。
シャーの選び方
どんなシャーを選ぶかは「何を切断したいのか」で決まります。
切断したい素材の厚みや材質から考えてみましょう。
切断材の厚み
まずは、切りたい素材の厚みを確認しましょう。
もともとシャーは薄い素材を切断するために作られているため、
刃の間に挟みこめないような分厚い素材は切断できません。
たとえば、一般的なシャーでステンレスを切り出す場合、ハンドシャーで最大2.5mm、ストレートシャーで最大1.2mmまでが厚みの限度であることが多いです。
しかし、中にはそれ以上の厚みを切断できるものもあります。
商品によって切断できる厚みは異なるため、事前にチェックしておきましょう。
切断材の材質
切断できる材質の確認も必要です。
適していないものだと故障やケガの原因になることがあります。
シャーの使用に適している素材は、金板、軟銅板、アルミニウム板、黄銅板、ステンレス板、など板ものの素材です。
以上のように、切断する対象の厚みや材質を事前に確認して選びましょう。
まとめ
シャーは、大きな材料をざっくりと素早く切り出すのに適しています。
電動工具の中でも最速の切断スピードを誇り、使い方も簡単で迷いなく作業が進められます。
使用する材料を現場でサッと切り出したり、その場で早い仕事が可能です。
しかし、仕上がりは材料に反りや歪み、バリなどが生じやすいという特徴があるため、
精度良く美しく切り出したい場合はあまり向きません。
購入の際は切断する材料の厚みや材質、目的にシャーが適しているかを確認してくださいね。
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