【工具屋が解説】電動工具を安全に使用するためのガイドライン

工具に関する豆知識電動工具
ガイドライン安全電動工具
システム開発課  Yoshida.K
Yoshida.K
 

電動工具は作業効率が上がる魅力的な道具の一つです。
DIYで使用する際も便利で、女性でもあっという間に作業できるため人気が高まっています。

しかし、使い方を誤るとケガや事故につながる恐れがあります。
取り扱いには特に注意が必要です。

初めて触る方はしっかり説明書を読むか、取り扱い方法や注意点をよく知っている人と一緒に触ることをオススメします。

今回は、作業にあたって事前に準備しておくものや、注意点などを解説していきます。

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事前準備

どの電動工具を扱う場合も、基本的に準備することは同じです。

作業する前の事前準備には服装や身に着けるもの、作業スペースの確保、使う工具の点検があります。

それぞれ解説していきます。

服装・身に着けるもの

電動工具を使う際の服装のポイントは4つです。

・作業服を着る
・長い髪の毛は束ねる
・動きやすい靴を履く(安全靴がベスト)
・軍手は使用しない

まずは作業服を用意しましょう。

服が汚れるのを防ぐためだけではなく、安全に作業するための対策としても作業服は重要です。
DIYの場合も電動工具を使用するなら袖や裾の閉じているものを選びます。

フードやタオル、ネクタイやひもなどは、工具に巻き込まれてしまう恐れがあるので絶対に外しましょう。
ネクタイが巻き込まれて首がしまり、窒息した事例もあるのです。

長い髪の毛も巻き込まれる可能性があるので束ねておきましょう。

夏場も暑いからと言って軽装で作業するのは危険なのでNGです。

どうしても暑くて集中できないような場合は、空調服を着る手段もあります。

扇風機のようなファンが内蔵されており、空調機能のついた作業服のことです。
最近ではファンジャケットとも言われます。
暑くても、服を脱いで調節できないような現場からも人気を集めています。

冬は寒すぎると体が動きにくく、作業に支障が出る場合もあるので防寒性の高いものを選びましょう。

靴は動きやすく滑りにくい靴を履きましょう。安全靴が最適です。

DIYだからといって、サンダルなどで作業するのはNGです。
安全靴であれば、万が一作業場で釘を踏み抜きそうになった時にも安全です。

また、溶接や金属の研磨などの時には火花が散っても溶けにくい素材を選びましょう。

JIS規格の基準を満たした安全靴には、JISマークが記入されています。
JSAA規格というものもあるので、詳しく知りたい方はチェックしてみてください。

また、電動工具を使う時には基本的に軍手は厳禁です。

軍手のほつれた糸や、指先などのだぶつきが工具に巻き込まれてしまう恐れがあるためです。
作業にあった手袋を使いましょう。

作業スペースの確保

DIYの場合、自宅内で工具を広げておくのは危険です!
電動工具にはケガをする可能性が高いものがあります。

電動工具は刃物であることや、使用すると熱くなるものがほとんどです。
重い物も多いので触れて落としたりすると大変危険です。故障の原因にもなります。

また、電動工具を使用する際には騒音や振動が起こりやすく、木くずや粉じん(細かいゴミ)が出ます。
塗料など強い匂いが出る材料もあるので、自宅内での作業すると片付けも大変です。

自宅とは別に作業スペースがあった方がいいでしょう。

ただし、屋外に作業スペースを作ると季節や天候に左右されるため、おすすめできません。

多くのホームセンターでは、作業スペースを貸してくれるサービスがあります。
十分にスペースが取れない方は利用するといいでしょう。

電動工具の点検

電動工具は、使う前に必ず点検をしましょう。電動工具の火災事故は多いのです。

・コードやプラグに損傷はないか
・コネクターの破損はないか
・アースは確実にとってあるか
・操作スイッチ、手元スイッチの作動はよいか
・刃やビットなどに不具合がないか(刃こぼれ、錆びなど)
・保護部分に不具合がないか(刃のカバーのヒビ、割れなど)

以上のような項目で点検をして、問題がないことを確認します。

そしてすぐ作業に入るのではなく、次に試運転を行います。

実際に材料の切断や穴を開ける前に、使いたい材料をセットせず、1分程度動作をオンにします。
異常な音や発熱などがないか確認し、問題がなければ実際に作業に入りましょう。

数か月~半年に1度など、定期的な点検も忘れず行うのがベストです。

電動工具使用時の注意点

次に、電動工具を実際に使うときの注意点を確認しておきましょう。

電源を入れる時に気を付ける

電源を入れる瞬間が一番危険です。

・コードが損傷していて感電する。
・電動工具のスイッチがONになった状態でコンセントを差し込み、突然回り出しケガをする。
・素手でコンセントを差し込んでコンセントの露出部分に接触し感電する。

など、他にも多数の事故例があります。注意して下さい。

工具別の注意点

使用する工具によってさらに注意すべきポイントがあります。

キックバックを引き起こす工具

丸ノコ、ジグソー、グラインダーなどではキックバックを起こす危険があります。

キックバックとは、使用中に突然丸ノコなどの刃が作業者のほうに跳ね返る現象です。
ノコ刃が木材にはさまり回転の負荷に耐えられず、反動で進行方向と逆にバックしてしまうのです。

キックバックの原因としては以下のことがあげられます。

・無理に進行方向をまげてしまう
・極端に反った木材を切断する
木材の垂れ下がりにより刃を挟んでしまう
切れないチップソー(ノコ刃)を使って切断する

キックバック現象は、ヘタすると大けがになりかねません。
キックバックが原因で重症事故死亡事故に繋がった例も数多くあります。 

手袋を使用しないほうがいい工具

電動ドリル、丸ノコ、ボール盤など回転する工具は手袋を着用せず使用します。

基本は作業中のケガを防ぐために着用することが望まれますが、
ドリルなど回転する道具で作業をする場合は手袋は使用しない方がいいでしょう。

軍手や作業手袋の繊維が高速回転している部分に触れてしまうと巻き込まれます。
最悪の場合は、指の切断にまでなる事故です。

高速回転する工具では、労働安全衛生規則にも
「労働者に手袋を使用させてはならない」と定められています。

工具メーカーKTCの公式HPでも、工具の基礎知識として
電動ドリルを使用するときは、必ず手袋をはずして使用してください」 と記載されています。

定格時間を守る

定格時間とは、連続して使用できる最大の時間です。
機械が事故や故障を起こさずに、安全に使用できる基準の一つです。

電動工具の最低定格時間の基準は30分です。
定格時間が「30分」なら、使用した後は30分機械を休ませる必要があります。

具体的には「10分使って30分休ませたり」「30分使って30分休ませる」などはOK。
ただ、30分使用して10分だけ休ませるのはNGです。

定格時間について、さらに詳しく知りたい方はコチラの記事もご覧ください!
https://act-kougu.com/column/201908251721-7329/

使用後の注意点

回転する工具や熱を発する工具はすぐに触らない

やけどの危険があるので使用後すぐに触ってはいけません。
丸ノコやグラインダーなど高速回転が伴う工具では摩擦で刃が熱くなり、表面温度が100℃を超えることもあります。50℃以下になるまで2~3分かかります。安全のため10分程度は時間をおいた方がいいでしょう。

メンテナンスと保管

工具は適切に保管しないと破損や劣化の原因になります。

以下のような手順でメンテナンスし、しっかり保管しましょう。

1.ホコリや水分を拭き取る
2.サビを落とす
3.削った部分をオイルでコーティングする

まずは、やわらかい布で拭き、汚れを落とします。
ホコリや水分はサビの原因になります。

また、濡れた布やシンナー、ベンジンなど揮発性のあるものの使用は、変色の原因となるので避けた方がいいでしょう。

次に、パーツクリーナーなどを使ってサビを落とします。

クリーナーは工具の油分も奪ってしまうため、必ず最後に潤滑油を塗布します。

ビット部分にも機械用のオイルを塗ってサビを防ぎます。

ディスクグラインダーのような研削・研磨道具は本体への振動が大きいため、
ネジが緩みやすくなります。

ネジが緩んだまま使用すると危険なので、掃除のたびにネジの緩みがないか確認し、
必要があればドライバーなどでしっかり締めるようにしましょう。

サンダや丸のこは、のこ刃の状態をしっかり確認します。
のこ刃が摩耗していると切れ味が悪くなり作業効率が落ちるだけでなく、モーターに無理な負荷をかけてしまいます。

チップソーなどの切断工具のチップは摩耗しやすいので、定期的に欠けや割れがないかチェックしましょう。

多少の欠けや割れでも、見つかったらすぐに新品のチップに交換します。
そのままにしておくと作業中に破片が飛んだりして思わぬ事故につながる可能性があるので要注意です。

サビはついてしまってもある程度落とすことはできますが、手間や時間もそれなりにかかってしまいます。
長く放置するほど、メンテナンスにかかる時間や費用も倍増します。

サビや故障が起こる前に定期メンテナンスをしておくのが長持ちさせるポイントです。

電動工具の保管は直射日光が当たらない場所がベストです。
工具に直射日光が当たると、劣化や損傷の原因になります。

年間を通して温度が一定に保たれ、湿度が上がらない場所を選びます。

狭い場所につめ込むと取り出す際に落下して破損したりする場合もあります。
十分なスペースを用意しましょう。

必ずケースに入れて保管します。
ケースに入れることで異物が挟まって壊れる、サビが起きるなどを防ぎます。

また、保管の際に刃を下にすると歪むことがあるので、刃は上に向けます。

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その他の注意すべきこと

電動工具の使用する環境によっては、病気や障害が残るケースがあります。

DIYユーザーの場合は扱いに注意し、適切に使用すればそこまでのリスクはありません。
しかし、長く電動工具を使う環境にいる職人さんへのリスクは大きくなります。

塵肺(じん肺)

塵肺(じん肺)という病気を引き起こす危険性があります。

長い年月にわたり、作業中に出る粉じんを多量に吸い込むことで起こります

グラインダーなどの研磨作業に使う工具は、細かい金属粉じんが発生します。

塵肺(じん肺)にかかると元の健康な肺には戻せません。
塵肺(じん肺)が進行すると、肺胞が壊されて心臓に負担がかかります。

また、肺がんなどの合併症にかかる恐れもあります。

対策としては、粉じんの拡散を防止するために換気を十分にする、
粉じんを吸入しないように呼吸用保護具を使うなどの方法があります。

振動

長時間の振動工具の使用により、振動障害が発生する危険があります。

手指や腕にしびれ、冷え、こわばりなどが出ることがあり、症状が慢性化すると振動障害と診断されます。

チェーンソー、グラインダー、ドリルなどで強い振動を受け続けることが原因です。

対策としては、下記の方法があります。

・操作時間を管理する
振動や騒音ができる限り少なく軽量なものを選ぶ
・定期的に点検・整備する
・防振手袋などの保護具を使用する

 

騒音

騒音によって耳鳴りや聴覚障害が出る危険性があります。

騒音性難聴ともいわれ、慢性化してしまうと一生耳鳴りと付き合わなければいけません。

ディスクグラインダーや丸ノコ、インパクトドライバーなど複数で使用する現場では注意が必要です。

作業環境測定 において「6ヶ月以内ごとに1回、定期に等価騒音レベルを測定しなければならない」と定められています。

時間帯による規制基準値は、昼間60デシベル、朝・夕55デシベル、夜間50デシベルです

仕事上、大きな音は避けられない方は、耳栓など防音のために耳を保護する道具を活用しましょう。

DIYで騒音が気になる場合は、窓に防音カーテンを閉める、作業場所をマットレスなどで完全に囲うと軽減されます。

まとめ

電動工具は、労力や時間がかかる作業を助けてくれるとても魅力的な道具です。

作業効率も大幅にアップし強い味方となってくれます。
DIYのハードルも下がるので趣味も広がるでしょう。

取り扱いや作業環境に注意し、しっかり安全対策をとることで
使用中のリスクを最小限に抑えることができます。

使用中は常に慎重さと、注意が必要なことも忘れてはいけません!

メンテナンスも楽しみながら、工具に愛着をもって安全に使用しましょう。

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システム開発課  Yoshida.K プロフィールはこちら

新卒で入社し、店舗での買取・販売スタッフ経験を経て現在は、アクトツールのマーケティング責任者として活躍中。多くのお客様との接客経験から得た工具に関する知識を活かして、ホームページの監修をメインに行っています。

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