作業用手袋の種類・選び方・おすすめ【2022年版】
- サルトくん
2022.02.11 2023.03.21
「作業用手袋」とは具体的に軍手・ゴム手袋・革手袋の3つを指します。
防寒としての機能はもちろん、手指を守るためのツールとしても重宝されます。
工事現場では手や指の事故が非常に多いので、特に電動工具を使う際は作業用手袋を装着することが非常に大切です(^^)
また、朝礼や昼礼で施工管理の担当者から手袋の装着を指示されるケースも多いと思います。
その為作業用手袋を購入する方も多いですが、種類がとても多いので「どれがいいのか分からない…」と悩む方も多いのではないでしょうか?作業用手袋は作業内容に応じて適した種類があります。
例えば火花に強い手袋、通気性が良いものなど色々あるので作業内容に応じた手袋選びが非常に大切です。そこで今回は作業用手袋を選ぶ時のポイントと、アクトツールがおすすめする作業用手袋を紹介します。
どれも非常に簡単なので、ぜひ最後までご覧下さい(^^)
目次
作業用手袋の選び方は?
作業用手袋を選ぶ時は、まず「軍手」or「革・ゴム手袋」のどちらを選ぶかが大切!判断基準を表にまとめたので確認してみて下さいね。
特徴 | |
軍手 | ・吸汗性あり ・安価 |
軍手以外(革・ゴム手袋) | ・液体、異物も対応可 ・火花を取り扱う作業など様々なシーンで活用可能 |
軍手は吸汗性があり価格も安いという特徴があります。ただ、液体・異物を触る作業には向かないなど使用するシーンが限られることも事実。
一方革・ゴム手袋は価格が高くなりますが、液体や異物にも対応。軍手に比べて丈夫なので、火を使う作業など様々なシーンで活躍します。その為、作業内容によってどちらかを選ぶかが作業用手袋選びの入り口となります(^ ^)
一般的に、性能を重視する方は「革・ゴム手袋」を、使い捨てを前提に考えるのであれば「軍手」がおすすめです。また、一度の作業で手袋が使えなくなるほど汚くなるのであれば軍手を選ぶのもアリでしょう。
次章からは、軍手・ゴム手袋・革手袋の順番で選ぶ時のポイントを個別に解説します。
軍手
軍手を選ぶ時のポイントは、下記の3つです(^^)
–ゲージ
–素材
–編み方
どれも簡単なことなので、一つずつ見ていきましょう。
ゲージ
軍手を選ぶ際に大事なのが厚さです。厚手の手袋は丈夫ですが、その分細かい作業には向きません。逆に薄手の手袋であれば、細かい作業に向いていると言えます。
手袋の厚みを知る為には「ゲージ」が大切。ゲージとは、編み機の密度を数字で表すものです。
例えばAmazonを見ると、様々なゲージの軍手が販売されています。
ゲージ数が高ければその分「薄手」になります。逆にゲージ数が低ければ「厚手」です。
7〜13ゲージまでが一般的。
細かい作業をするのであればゲージ数が高いもの。物を運ぶだけなど細かい作業をしないのであれば、ゲージ数が低い作業用手袋をおすすめします。
素材
次は素材です。軍手には純綿・混紡・特紡の3つの素材があります。下記をご覧下さい(^ ^)
純綿 | ・綿100% ・吸汗性に優れており、肌に優しい ・キャンプ、バーベキュー向け |
混紡 | ・綿、ポリエステル、レーヨン、トクボーなど様々な繊維で編まれている ・手触りが柔らかい ・安価だが、あまり店頭で販売されていない |
特紡 | ・混紡と同じく様々な繊維で編まれている ・資源の無駄を無くした環境に優しい手袋 ・安価で、使い捨てにされることが多い |
機能・はめ心地を大事にする方は「純綿」がおすすめ。一方、価格や使い捨てることを前提に考えている方は価格が安い「特防」を選びましょう。
編み方
編み方にはシノ・2本編・3本編があります。他に5本編などもあり、数字が大きくなるほど使用する糸の本数が多くなり丈夫になります。
シノ | ・柔らかい感触で油脂を吸収しやすい |
2本編 | ・シノよりも強力で丈夫 |
3本編 | ・2本編よりも丈夫で、耐久性が強い |
そのため、耐久性を求める方は5本編など、数値が高い軍手を選ぶことが大切!
ゴム手袋
ゴム手袋を選ぶ時は、素材選びが最も大事です。下記から素材ごとに特徴や向いている作業をまとめたので、ご覧下さい。
素材
素材 | 特徴 |
天然ゴム | ・引っ掻きに強い ・運搬や建設作業向き |
ニトリルゴム | ・油、薬品に強い ・油類を取り扱う作業向き |
塩化ビニル | ・油、摩耗に強い ・農業、漁業や水産加工に強い |
ポリウレタン | ・摩耗に強く、伸縮性あり ・ガーデニング、ピッキングに強い |
油を使用する方はニトリルゴム・塩化ビニルタイプがおすすめ。一方天然ゴムは引っ掻き傷が多くなりがちな建設工事などで有用と言えます。
革手袋
革手袋を選ぶ際のポイントは加工方法・素材の2つです。
加工方法
革手袋を製造する際、色々な加工方法があります。加工方法によって、適した作業があるので下記をご覧下さい。
甲メリ | ・通気性が良い ・手の自由度が高く、屈曲性が良い |
内縫い | ・溶接、サンダーなど熱に強い ・縫い代が内側なので、引っかかりづらくレバー操作にも向いている |
背縫い | ・縫い代が手袋の外側にある ・手を入れた時違和感が無い |
当付 | ・耐久性が高い |
内綿 | ・吸汗性、保温性が高い ・防寒用としても使用可能 |
オイル加工 | ・ソフトなので手に馴染む ・撥水性も良い |
特に熱・火を使用する方は「内縫い」タイプがおすすめです。暑い時でも快適に使いたい方は「甲メリ」を、寒い時に使用したい方は保温性が高い「内綿」タイプをおすすめします(^^)
素材
次のポイントは、素材です。革手袋は牛・豚(羊)・合皮などの素材から製造されることが一般的です。
牛本革 | ・耐久性、耐熱性が良い ・溶接作業、重作業で重宝される |
牛床革 | ・ソフトで手にフィットする ・引き裂きに強く耐久性が良い ・建設現場から重機作業までオールマイティ |
豚・羊革 | ・薄手で、通気性と自由度が高い ・長時間の作業にも向いている |
合皮 | ・ソフトで手にフィットする ・滑りにくく、価格が安定している |
性能重視ならば牛革を、価格を重視するならば豚・羊革や合皮がおすすめですよ(^^)
作業用手袋のおすすめは?
ここからはおすすめの作業用手袋を軍手・ゴム手袋・革手袋の順番で1つずつ紹介します。
材質 | 綿100% |
ゲージ | 7ゲージ |
編み方 | 5本編 |
入数 | 12双 |
純綿でありながら、1双約90円なのでコスパが非常に良い軍手。品質&価格をどちらも追求しています。軍手に迷ったらこれで問題なしで、品質を抑えた混紡・特防型もあり価格重視ならばこちらもおすすめ。熱にも強く、幅広い作業におすすめ。
ショーワグローブ No313グリップ(ソフトタイプ) ブラック Lサイズ
材質 | 天然ゴム、ポリエステル、綿 |
ゲージ | 10ゲージ |
編み方 | シームレス(無縫製) |
入数 | 3双 |
形状が手の形に近い立体成型で、作業中に疲れづらいのが大きな特徴。基礎工事・外構工事から資材の運搬にも活躍しそうです。手のひら部分がゴムでコーティングされているので、資材などが滑ることも少なくなります。
エースグローブ 牛床革 中袖 フリーサイズ AG053Y グレー
材質 | 牛床革 |
編み方 | 外縫い |
入数 | 1双 |
とにかく安全を重視したい方は、牛床革のAG053Yがおすすめ。溶接作業中の火花も防ぐことができ、袖がロングタイプでケガから守ります。牛床革なので非常に厚く、とにかく強度第一の方に選んでいただきたい手袋です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は建設現場などで必須の作業用手袋を選ぶ際のポイントを紹介しました!参考になれば幸いです。
また、建設現場では必須のハーネス・安全靴についてまとめた記事もあるので、ぜひあわせてチェックしてみてくださいね(^^)
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